忍者ブログ
今日も生き恥さらします。 明日も生き恥さらします。 真の武士 ―オタク― になるために・・・。
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

甥っ子、姪っ子自慢というのは多々あれど、ここはあえて従姉のこども(ハトコ)自慢をさせていただく。
というか私の甥っ子はもうすでに20代後半なので(自分とそんなに歳が変わらないので)かわいいもクソもない。


3連休の2日目、寝ていたら親に叩き起こされ、親戚の家に行くことに3分前(勝手に)決まったので行くよ、と告げられる。突然過ぎる。こころの準備ゼロ。
ちなみにその家には、従姉が離婚をして子供二人を連れて帰ってきている。
その子供のうちの一人は、人見知り大爆発だった春太(仮)だ。
 参照:旧日記http://diary1.fc2.com/cgi-sys/ed.cgi/rain-drop/?Y=2007&M=7&D=30
もう私のことなんてわすれてるんだろうなぁ・・・。

春太の弟の夏太(仮)2歳は、2歳児にしては驚異の語彙力で、大人とふつうに会話をし、モノを知らない大人(私)に、こんこんと車の種類について説明をしてくれた。
え、2歳ってここまでしゃべるの?と周囲に聞くと、いや、この子は本当に特別なんだ、とのこと。

そして、夏太と遊んで待つことしばし、少年野球の練習から帰ってきた春太と、3年ぶりくらいに再会・・・

で・・・でかっ!!∑(-△ー;)
記憶よりはるかにでかくなっている。あたりまえだけど。
幼児特有のカン高い声で、ちっちゃな声で話していたあの日の彼はいない。
あり得ないくらいに日焼けした男の子が、そこにはいました。

「わたしのこと、覚えてる?」と聞くと、だまって首をかしげる春太。
従姉が、「この子、いまでもしゃべんないの。野球チームに入れたのも、声をだす練習させたかったのに、全然。監督にもアイサツしないから、もう諦められてるの」と、疲れた表情で言っていた。

・・・いや、普通に考えて、見たこともない知らない大人がなれなれしく突然話しかけてきたら、子供はみんなこういう反応するんじゃね?
なんでそんなに深刻に受け取るのだろう・・・と、従姉の疲れた顔の方が、私にとって不安だった。


まぁたしかに人見知りは相変わらず激しい様子で、目も合わせずに部屋の隅にいって、だまって新聞を読みはじめる春太。小学2年生にしては渋い行動パターンだ・・・。

夏太(2歳)がせがむので一緒に遊びながらも、春太が気になって仕方がない私。
こちらには無関心の春太。
大人たちはみんな夏太に夢中、母親である従姉でさえ、「夏太だったらもう一人くらい産みたい」とか言っている。
あまりにも皆が夏太夏太なので、私だけでも春太と遊ぼう、と、春太のところへ。
新聞のスポーツ面を広げていたので「お、どこのチームが好き?」と軽いジャブ。しかし返事は無言。
「ロッテ?」無言。
「ヤクルト?」無言。
「じゃー・・・阪神?」無。
「難しいなぁ・・・じゃあ、ジャイアンツとかどう?」
ここでやっと反応あり。
「・・・嫌いじゃないけど」

よっしゃ(心の声)


「嫌いじゃないってことは、好きなチームは他ね?まさか・・・横浜?」
今度はハッキリ首を振る。
「じゃー・・・楽天?」「・・・楽天は二番目」

二番目かぁ、そうかぁ!!(内心ガッツポーズ)

「一番はどこ?」「・・・・・そふとばんく」


そうかそうか!!!(心の中でロッキーのポーズ)


そこからは、一気でした。普通に喋る。
っていうか普通じゃね?この子、全然、普通じゃね?
周りが心配し過ぎなんじゃね?
何度も何度も「しゃべらない子なの、かわってるの、病気なの」ってくどいくらいに念を押されてたけど、やっぱり私から見て、何が?どこが?と、疑問符の嵐。

ぷいっと部屋から出て行ったので、しつこくかまいすぎたかな、と、夏太と遊んでいると・・・戻ってきた春太が、私に向かって、何か紙きれをぽいっと投げつけてきた。

ん?ゴミか?

私が拾うと、もそっと「徒競争で、1位だった」とすれ違い際に告げてくる春太。
良く見ると、1位と書かれたミニ表彰状。
ああ、宝物を見せてくれたのね・・・・って、これ、昨日、まさにお義母さまの息子さん(5歳)がやってたよ!!!その行動パターン!!
宝物を、わざと興味ないそぶりで、無造作にぽいっと見せてくれるの!
照れ隠しなんだよね!!見せびらかしたいのを、そっけなくふるまうのよね!
でも、大切なものを見せてくれるのは、仲良くしようとしてくれてるからなんだよね!
俄然テンションが上がる。
「すごいじゃん!!1番だったの?足早いんだ?」
「・・・・ギリギリで抜かせなかったよ」
「まじで!すげっ!!」
「リレーの選手にもなった」
「超すげえ!!」
いちいち過剰反応する大人を、じゃっかん引き気味ではあるが相手をしてくれる春太。

春太と私が盛り上がっているのを、夏太がぽかんと見ていた。

その後、春太に根ほり葉ほり質問し、「クラスに好きな女の子はいるのか?」を聞きだし、どうも白組で髪は長くもなく短くもない、彼曰く「フツー」の女の子であることまで探りだしました!(あきらかにやり過ぎ)

夕食のとき、「もう、春太、超かわいい!!!」と、ぎゅーっと抱きしめたら、彼はものすごい真顔「・・・酔ってるの?」と聞いてきました。

グッサー!!(心のダメージ)

従姉が「・・・春雨ちゃんは、ふだんから酔ってるテンションだからね」と教えてあげていました。

そ・・・そんなこと・・・・あるけどさぁぁぁ。
子供って真摯に直球の質問してくるわねー!
でもそこがかわいー!と、さらにテンションあがった。


夕飯のあと、母親にべったりとだっこされている弟を見ている春太をさらに後ろから見ている図式の私(気持ち悪いですよ!)

よっしゃ、お前もだ!と、思いっきり抱きあげて振りまわしてりくすぐったり、二人で大はしゃぎしました。
鴨居に手をつけさせて「よし!ケンスイだ!!」と大暴れ。
最後は風船による大バレー大会、参加できずにオロオロする夏太、完全放置。
ごめんな!今日は春太の日なんだ!!私テキに!
ベイビーはあっちでママと遊んでな☆

さんざん遊びまわったあと、抱っこしたまま子供部屋に春太を連行。
素直に抱っこされたままの彼を見て、小学2年生って、男の子は照れたりするからもうこうして抱っこなんてされないよなぁ・・・と思ったものの、こどもからしたら5歳も7歳も変わらないかもな・・・とも思った。


翌朝、私の部屋に、野球のフォームを着た春太が「じゃーん☆」と言って見せに(起こしに)来てくれました。

こんなに、のびのびと子供らしくて元気で普通の子なのに。
なんで母親も、祖父母も、この子を「異常だ」と心配するのか。
可愛すぎる。なにもかもが、素直な子供の反応すぎる。
裏を読まなくても、素直に意思疎通ができる。
そして優しい。
びっくりするくらい、素直に優しい子だ。

持参した任天堂DSの「ともだちコレクション」で、「春太の分身作ってあげる!名前は?」と聞いたら、けっこう迷った揚句に、母親の姓を名乗っていた。親が離婚して、転校して、苗字も変わったのを、1年経ってもまだ抵抗あるのに、そんなの、ふだんは誰にも言わないのだろう。
学校でね、結婚していないとこどもは産まれないんだって言われた、と意味深な発言をしていた。
シングルマザーの母親について、クラスメイトが何か言うのだろう。
(たぶん実際には彼らの親が子供に言っているのが伝わってるんだろうけど)

ばっかだなあ、人間が生れている以上、生物学的にチチオヤもハハオヤも絶対絶対いるんだよ。
ただ一緒に暮らしてるかどうかの違いだけだよ!

って、言ってあげたかったけれど、それは彼が自分で大きくなって納得してから覚えればいいことなので、だまっていがぐり頭をガシガシに撫でてみた。
けっこう頭をなでると、このくらいの歳の子って嫌がるけど(それを承知でやる私も大人げないが)、春太はずっとされるがままだった。

こんなに可愛くて素直で優しいのに・・・と、従姉に文句を言ったら、ものすごく疲れた顔で「・・・そう、だから私には春太がわからないの・・・」と言われてしまった。

何はともあれ、春太よりもまず従姉が心にお休みが必要なんじゃないかな、と思った。

とにかく春太は可愛かった!!(結論)

PR
COMMENT
name
title
text
color   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
mail
URL
pass
secret
TRACKBACK
TrackbackURL:
PREV ←  HOME  → NEXT
Copyright (C) 2024 生き恥。 All Rights Reserved.
Photo by 戦場に猫 Template Design by kaie
忍者ブログ [PR]