神戸から刺客が来た。
真理さんの双子のお姉さん(うたのこっティーノ)が上京なさる、というのでじゃあご一緒に夕飯食べますか?の会が催された。人生で「双子さんと一堂に会するの、生れてはじめて!」という貴重な瞬間でした。若い美人姉妹をはべらせ、ご満悦なところに、チョイチョイ彼女らがかぶせてくる萌えトークが、ことごとく私の脳裏で「…あの子だ…あの子とおんなじだ…!」と、とある人物とのシンクロ率を見出す。会話の最中、よっぽど電話しようかと思ったが、初対面の人がいる目の前で、他人に電話するのもどうよ?と、ここはオトナ気取りでぐっと我慢した。この時は。
そしてこの姉妹の会話を聞いていて、つくづく自分の想像力は貧困だった、と、猛省した。
「マルセルのあの長い靴下を丸めてロール靴下にして、くるぶしまで下げたい!」
「そしてランディの耳元で『あれ、いま聖地で流行ってるんですよ!知らないのランディ様だけですよ』って嘘を教えたい」
「ジュリアスの服の裾をばっとまくってギュッて絞って『茶斤絞り!』ってやりたい!」
「春雨さんは、やりたいと思ったことありませんか!?」
・・・・・考えたことがなかった。
そう告げると、「えー!春雨さんは優しいですね!」と姉妹が言うので「いや、だってランディとか、あのままですでに完成形だと思ってるから。息をしてるだけで、何もせずとも『ランディのくせに息してやんの』って、愛でるから、(あえて何かをどうこうしようとは)考えなかった」と告げると、姉妹は一様に口をつぐんだ後で「・・・・・春雨さんのそれ、一番ひどいです」と評されました。春雨が極悪なのは仕様です。
その後も爆笑トークをしていたら、店員さんに「お楽しみのところ、大変申し訳ないのですが・・・」と、時間制限を告げられた。お楽しみのところて!!なに、聞いてたの、我らの会話!
その後、ミスドでさらに話題が広がり、マイネリーベの話題になった時、一つの転機が訪れた。
私の中で、マイネリーベはむしろ「なかったこと」になっており、評価が1mmも変わらないのをみてとるや、マイネリーベ大好きっ子の真理さんが、「マイネリーベの評価を1mmでも上げたい!」と熱く語りだした。
ここで再び脳裏に浮かぶのは、世界でたったひとりだ。
そう言えば、私の身近で、マイネを満喫し、財前と景時を愛する、四国出身(姉妹も四国出身)の女の子がいたよ・・・!
そう申告すると、「紹介してください!!!!」と、真理さんが食いついた。
ものすごい食いつきぶりに、私の決心もついた。
時計を見る。
ギリギリ電話をかけても許される時間かな・・・?
勢いで「よし、じゃあ今から電話する!」と、かけた先は・・・・
すずはち嬢。
自慢じゃないが、すず嬢とは相当仲がいい自負はあるが、実は(連絡以外で)電話をかけるのは人生初である。
本来、私は電話をかけない。なぜ?と言われるくらい、電話をかけない。習性がないのだ。
たぶん、エジソンが電話を発明したのを未だに信じていないのだと思う。
当然、つきあいが長いのに初めて私から電話がかかってきたことに驚いたすず嬢は、電話に出た開口一番「・・・何があったん?」ものすごい恐る恐るでした。
なにか事件が起こったと思ったらしい。
まじごめん。
いきさつを語ると、快く応じてくれ、双子の「マイネでは誰が本命ですか?」の質問に「エド」と応じるすず嬢、とたん「エドが好きなんて、すごいいい人だ!!その人、すごくいい人だ!!」と、すず嬢の評価うなぎのぼり。
この場を借りて謝る、まじすずちゃんゴメン。
その後、さまざまな話題が湧き水のようにあふれ出る中、会話はなぜか、守護聖の話に。
以前私がブログで、守護聖はパンツをはいてる!と主張したのを見たうたのこっティーノは、守護聖、ていうかジュリアスさまは強い人、絶対ノーパンでいらっしゃる、でもそのことに春雨が気付いていない、守護聖がノーパンだという事実に気付いた時、春雨が傷ついたらどうしよう、今のうちに本当のことを教えてあげなきゃ・・・!
そんな、いらん情けをかけ、うたのこっティーノは必死に私に『優しさ』を見せました。
・・・30余年生きてきて、こんな無駄な情けをかけられたのは初めてです。
まるで、サンタはいないのに、いると信じているこの人に、いかに傷付けずに真実を教えてあげようか・・・そんな気遣いを、ジュリアスのパンツにめっちゃかけられました。
そしてこの話題は、最後までひっぱりました。
ジュリアスはノーパンである、むしろその可能性を考慮しない春雨に疑問が生じる、そう熱弁するうたのこっティーノに「なぜジュリ様のパンツに情けをかけられなアカンのや!!」とキレ気味の春雨、腹を抱えて笑う双子、私も笑う、3人で爆笑、不思議な時間が流れた。
楽しくて、興味深く、全部メモをとりたいくらい楽しい時間だった。
そもそも、こんな不思議な時間を共有できた原因が、拙作だったと知り、それがなければこうして3人で会うこともなかったんだ、と思うと感慨深い。・・・・あとで、もう一度その拙作をデータベースから探し出して、更新しておこう。それが縁で、出会えたのだから。
私も、仕事が辛くて何度も泣いたが、頑張ってるのは当然、私だけではない。
もっと頑張って、笑い話にできるまで頑張った、年下の子が、いまも頑張ってる。
明日への活力をいただき、お別れとなりました。
真理ちゃん、せっかく超近所なんだから、今度絶対ご飯行こうね。
うたのこっティーノ、また関東に来た時は、一緒にご飯しようね。
世界の片隅で、私が「あの子が一人で泣いたりしませんように、今日も元気でいられますように、人に愛されますように」と祈る対象が、また一人増えた。
そんなわけで、逆に私がお礼を言いたい。電話してきてくれてありがとう!お三方の楽しい時間のおすそ分けをありがとう!
最初、どなたにお電話されているのかしらん?と思ったのですが、それがまさかのすずはち嬢とは。
VIPだらけやないけ!と、興奮のあまり発狂しそうでした。ぜひ、お会いしてマイネのエドの肌がどこからどこまで黒いのかお話をしたいものです。
むずむず。
うたのこは携帯のまえで全裸待機をするそうです。
春雨さん、姉妹そろっておせわになりました。
今思うと、会話の五割がパンツのはなしだったような気がしてなりません。
たぶん、コーエーはネオロマンスファンにそんなことのぞんでなかっただろうなと述懐しました。
今度会うときはぜひ、テニスやヘタリアのパンツの話をしましょうね。
■すず嬢
「突撃!となりの晩ごはん」に出ていたころのヨネスケだって、私ほどに迷惑じゃなかろうと思うよ。まじごめん。双子いわく「エドとルーイで迷うなんて、絶対いい人!すべてを受け止めてくれる人だと思う!」と大絶賛でした。奇しくも証明されてる。次は耐久カラオケ大会で会おうな!もしくはコートで会おう!(by六角)
■真理あんどうたのこッティーノ
とりあえずティーノは服着るように(命令)
会話の五割はパンツだったね。後半は守護聖ドッジボール大会~誰の顔面にぶつけてやるか、顔面セーフの限界に挑戦!オリヴィエは点数表めくる係~だったような。ヘタリアの話はゼロだったね、惜しいことした!
柳生の件で、二人に真顔で説教されたこと、一生忘れない(真顔)また遊ぼうね!