私と赤駒さんの間で一時「ロシア怖っ」という話がブーム(?)になった。
興味がわいたので個人的にその後も色々と調べてみたのだが、ロシア、というよりも旧ソ連と私の心の間に超えられない壁ができた。むりむり。まじむり。
しかし、いかな絶望があろうとも、ポジティブな御仁というのは、いつの時代にも存在する。
そしてあたかも絢爛舞踏のように、人類の決戦存在として燦然と輝くのだ。
以下、シベリア抑留者の方の体験談を抜粋します。
ナイーブな人は、読まずに回避してください。
反転。
「冬の夜に、さあっと無数のシラミが自分の体に這い寄ってくるのを感じると、思わず心がはずんだものだった。
それは隣に寝ている仲間が冷たくなってきた証拠だからね。シラミは人が死にかけると、体温がある方へ一斉に移動するんだ。あすの朝にはこの仲間の着ているものをいただけるな、とシラミたちを歓迎するような気持ちになったものだった。あいだに寝ている男が死ぬと、両隣りの仲間にその死人の持ちもの、靴や下着や腹まきや手袋なんかを分けあう権利があったからね」
(五木寛之著『大河の一滴』)
反転終了。
最強だよ!!
そんな絶望的な状況で、心はずみますか!?
前向きすぎる。
私には無理だ。
そしてイリヤ・レーピンの絵画を見ると、ますますかの北国との間に溝ができる。
特に「皇女ソフィア」は・・・なんかもうすげえ。
メメント・モリなど、まぬるいわ、と言わんばかりだ。
人間どんな状況でも、生きていくことができるんだ、と。
人間は「生きる」ことを、常に選択できるんだ、と。
ゲーテも言うてはる。
人間、どう生きたか、じゃなくて、どう生きるか、これしか問われていないと。
生きることだけ考えたらいい。
それだけでええ。
生き方なんぞ大事じゃねえ。
生きろ。
四の五の言わずに生きろ。
生きてる者の唯一絶対の義務じゃ。
滄浪之水清兮
可以濯吾纓
滄浪之水濁兮
可以濯吾足
それでええんじゃあああああああ。
例によって上司とサシで再度飲んだのですが、会社というものにより一層絶望した。
しかし、定年まで勤めあげようという上司は、こんな清濁併せ呑んで、家族を養ってきたんだと思うと、やっぱオッサンという生き物はすげえ。偉大だ。よくぞこの世界で、生き延びてきた。
私はオッサンを心から賛美します。
シベリア抑留から何故この話の流れに・・・。
興味がわいたので個人的にその後も色々と調べてみたのだが、ロシア、というよりも旧ソ連と私の心の間に超えられない壁ができた。むりむり。まじむり。
しかし、いかな絶望があろうとも、ポジティブな御仁というのは、いつの時代にも存在する。
そしてあたかも絢爛舞踏のように、人類の決戦存在として燦然と輝くのだ。
以下、シベリア抑留者の方の体験談を抜粋します。
ナイーブな人は、読まずに回避してください。
反転。
「冬の夜に、さあっと無数のシラミが自分の体に這い寄ってくるのを感じると、思わず心がはずんだものだった。
それは隣に寝ている仲間が冷たくなってきた証拠だからね。シラミは人が死にかけると、体温がある方へ一斉に移動するんだ。あすの朝にはこの仲間の着ているものをいただけるな、とシラミたちを歓迎するような気持ちになったものだった。あいだに寝ている男が死ぬと、両隣りの仲間にその死人の持ちもの、靴や下着や腹まきや手袋なんかを分けあう権利があったからね」
(五木寛之著『大河の一滴』)
反転終了。
最強だよ!!
そんな絶望的な状況で、心はずみますか!?
前向きすぎる。
私には無理だ。
そしてイリヤ・レーピンの絵画を見ると、ますますかの北国との間に溝ができる。
特に「皇女ソフィア」は・・・なんかもうすげえ。
メメント・モリなど、まぬるいわ、と言わんばかりだ。
人間どんな状況でも、生きていくことができるんだ、と。
人間は「生きる」ことを、常に選択できるんだ、と。
ゲーテも言うてはる。
人間、どう生きたか、じゃなくて、どう生きるか、これしか問われていないと。
生きることだけ考えたらいい。
それだけでええ。
生き方なんぞ大事じゃねえ。
生きろ。
四の五の言わずに生きろ。
生きてる者の唯一絶対の義務じゃ。
滄浪之水清兮
可以濯吾纓
滄浪之水濁兮
可以濯吾足
それでええんじゃあああああああ。
例によって上司とサシで再度飲んだのですが、会社というものにより一層絶望した。
しかし、定年まで勤めあげようという上司は、こんな清濁併せ呑んで、家族を養ってきたんだと思うと、やっぱオッサンという生き物はすげえ。偉大だ。よくぞこの世界で、生き延びてきた。
私はオッサンを心から賛美します。
シベリア抑留から何故この話の流れに・・・。
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COMMENT
おそロシア
プーチン伝説なんかはネットでも有名だけど、
あたしが今もっとも気になっているのは、だいぶ昔に聞いた
ロシアの姫(帝政ロシアの頃?)が習得すべき礼儀作法に
『牛の頭の丸焼きをいかに美しく食べられるか』がある。
という話。これってマジ?
ソースが分からないんだよね……検索かけても出てこないし。
マジなら「やっぱロシアぱねぇ怖え」って気もするし、でも
ロシアの感覚からしたら『(日本における)お頭つきの魚を
いかに綺麗に食べられるか』ていどの話かもしれない。
いや、でも、グロいよ……!!
ロシアと日本の国民性の違いを考える時、いつも頭に
浮かぶのは『森は生きている』かも。継子いじめの
描き方が東映版は『安寿と厨子王』スタイルで、ロシア版は
ヒロインめちゃくちゃメンタル強い。いびられているとすら
感じていないっぽいし。「また継母が無茶な要求してきたわ。
やれやれ、あの人にも困ったものね」くらいの余裕がある。
何故、大晦日の夜に「花を摘んでくるまで帰ってくるな」と
締め出されたのに余裕こいてられんの。ロシアの気候を
考えたら、もう「死ね」と言われたも同然じゃん……。
ロシアの娘さん強ぇ。
あたしが今もっとも気になっているのは、だいぶ昔に聞いた
ロシアの姫(帝政ロシアの頃?)が習得すべき礼儀作法に
『牛の頭の丸焼きをいかに美しく食べられるか』がある。
という話。これってマジ?
ソースが分からないんだよね……検索かけても出てこないし。
マジなら「やっぱロシアぱねぇ怖え」って気もするし、でも
ロシアの感覚からしたら『(日本における)お頭つきの魚を
いかに綺麗に食べられるか』ていどの話かもしれない。
いや、でも、グロいよ……!!
ロシアと日本の国民性の違いを考える時、いつも頭に
浮かぶのは『森は生きている』かも。継子いじめの
描き方が東映版は『安寿と厨子王』スタイルで、ロシア版は
ヒロインめちゃくちゃメンタル強い。いびられているとすら
感じていないっぽいし。「また継母が無茶な要求してきたわ。
やれやれ、あの人にも困ったものね」くらいの余裕がある。
何故、大晦日の夜に「花を摘んでくるまで帰ってくるな」と
締め出されたのに余裕こいてられんの。ロシアの気候を
考えたら、もう「死ね」と言われたも同然じゃん……。
ロシアの娘さん強ぇ。
どんだけ・・・
アラブの男は羊を一頭掻っ捌けたら一人前・・・みたいな!?あれと一緒か?ロシアの皇女まじパねぇ・・・!その話は初めて聞いたよ!
メンタルに強いヒロインは新しすぎるね。そういえば、花を摘んでこいて・・・極寒の国では未必の故意だね。死ね言ってるも同然だね。それなのに「まったくやれやれ」程度の嘆きでさっそうと雪道を歩むヒロイン、そういう生き方がしたい。
きっとそういう国民性だったら、日本人が「ひどい目にあった・・・」っていうのも、「なんで?」っていう程度なのかもね。
第一次世界大戦のとき、ロシア兵は武器も防寒具も持たせてもらえなかったくらいだしね。つか、それでどうやって戦争する気だったのか、純粋に疑問。
メンタルに強いヒロインは新しすぎるね。そういえば、花を摘んでこいて・・・極寒の国では未必の故意だね。死ね言ってるも同然だね。それなのに「まったくやれやれ」程度の嘆きでさっそうと雪道を歩むヒロイン、そういう生き方がしたい。
きっとそういう国民性だったら、日本人が「ひどい目にあった・・・」っていうのも、「なんで?」っていう程度なのかもね。
第一次世界大戦のとき、ロシア兵は武器も防寒具も持たせてもらえなかったくらいだしね。つか、それでどうやって戦争する気だったのか、純粋に疑問。