・・・・観てきました。
上映前に、やたらとスクリーンで結婚相談所のCMが流れており、いままさに「土曜の夜、たった一人で映画館に来ている自分」を鑑みると軽く死にたくなる気分でした。
うらむぜ「ツヴァイ」!!(←結婚相談所)
そして、映画が始まりました。
正直、わかりにくかった。
時系列が飛び飛びで、あまりの煩雑さにイライラしそうだった。
でも、最初の5分で変なスイッチが入ったようで・・・ずっと泣きっぱなしでした。
こんな人生あるの!?一人の人間が体験する、許容範囲を超えていないか!?
晩年のエディットがあまりにも老いた姿だったのだが、享年47歳。
あまりにも早すぎる死、そしてめまぐるしいほどの生。
映画は彼女が最後の舞台で、倒れるところから始まります。
そして彼女が物心を持った、戦時中のフランスからも物語が始まります。
この2つの時系列が交差しながら、次第に「最後の舞台」に近づき、彼女の最期の夜をとびこえて、再び彼女が舞台で歌うシーンになります。
飛んだり戻ったりまた戻って一気にすすんでまた戻って、といった彼女の「走馬灯」な人生は、私が想像できないものでした。この世にこんな人生を歩んだ人がいるのか、もしかしてこれと似たような体験をしている人が、地球の片隅にいまも生きているのか、衝撃的でした。
「神様、この人をありがとう」と感謝したくなるような恋。
無条件の愛情を注いでくれた親のような存在。
態度にこそ出さなかったけれど、たしかに愛してくれた親。
血のつながりよりも濃いものを共有した親友。
理解してくれる協力者。
彼女が記者に取材を受けたとき、ひたすら女性達ヘのアドバイスに「愛しなさい」と繰り返した意味を、彼女の人生に投影すると、言葉が出ない。
麻薬でボロボロになり、それでも生涯離さなかった十字架を胸元に光らせて、彼女は「歌わなければ、自分が信じられなくなる」と、震えつつ舞台に立った。
これを観た後、果たして自分は本当に自分の力を出し切ってでもまだ絶えないほどに人を愛したことがあるのか、いや、ないな、と思いました。
私がこれまで思っていた「愛する」ということは、多分、ちょっと違った。
心に残る映画でした。
上映前に、やたらとスクリーンで結婚相談所のCMが流れており、いままさに「土曜の夜、たった一人で映画館に来ている自分」を鑑みると軽く死にたくなる気分でした。
うらむぜ「ツヴァイ」!!(←結婚相談所)
そして、映画が始まりました。
正直、わかりにくかった。
時系列が飛び飛びで、あまりの煩雑さにイライラしそうだった。
でも、最初の5分で変なスイッチが入ったようで・・・ずっと泣きっぱなしでした。
こんな人生あるの!?一人の人間が体験する、許容範囲を超えていないか!?
晩年のエディットがあまりにも老いた姿だったのだが、享年47歳。
あまりにも早すぎる死、そしてめまぐるしいほどの生。
映画は彼女が最後の舞台で、倒れるところから始まります。
そして彼女が物心を持った、戦時中のフランスからも物語が始まります。
この2つの時系列が交差しながら、次第に「最後の舞台」に近づき、彼女の最期の夜をとびこえて、再び彼女が舞台で歌うシーンになります。
飛んだり戻ったりまた戻って一気にすすんでまた戻って、といった彼女の「走馬灯」な人生は、私が想像できないものでした。この世にこんな人生を歩んだ人がいるのか、もしかしてこれと似たような体験をしている人が、地球の片隅にいまも生きているのか、衝撃的でした。
「神様、この人をありがとう」と感謝したくなるような恋。
無条件の愛情を注いでくれた親のような存在。
態度にこそ出さなかったけれど、たしかに愛してくれた親。
血のつながりよりも濃いものを共有した親友。
理解してくれる協力者。
彼女が記者に取材を受けたとき、ひたすら女性達ヘのアドバイスに「愛しなさい」と繰り返した意味を、彼女の人生に投影すると、言葉が出ない。
麻薬でボロボロになり、それでも生涯離さなかった十字架を胸元に光らせて、彼女は「歌わなければ、自分が信じられなくなる」と、震えつつ舞台に立った。
これを観た後、果たして自分は本当に自分の力を出し切ってでもまだ絶えないほどに人を愛したことがあるのか、いや、ないな、と思いました。
私がこれまで思っていた「愛する」ということは、多分、ちょっと違った。
心に残る映画でした。
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