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今日も生き恥さらします。 明日も生き恥さらします。 真の武士 ―オタク― になるために・・・。
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※ネタバレあり



ぼくはレルラ=ロントン。ごらんの通り、リルビー族だよ。
え?本名はクリスピーだろって?いやだなあ、レルラ=ロントンは魂の名前だよ。
尊敬する詩聖レルラと楽聖ロントンからとったお気に入りの名前なんだ。
え?羽柴秀吉と同じセンスだって?誰それ?
ぼくは見た目が人間の子供にそっくりだから、よく誤解されるけどこれでも三十路。
冒険者歴20年のベテランだ。
まっ、カミさんに子供が出来たって聞いてあわてて飛び出して放浪を続けているのは、ぼくと君だけの内緒だよ!(注:この設定マジ。どうかと思うぞコーエー・・・)

そんなぼくは、世界中のきれいなものを探しに、駆け出しの冒険者・ハルサメと世界中を旅をしている。彼女は失踪したお兄さんと、そのお兄さんの失踪に関わっているアーギルなんとか、っていう魔人を探しているんだって。ぼくは彼女と一緒だと、世界中のきれいなものが見られると思って、旅に同行させてもらってるんだ。
ちなみにハルサメは、無限のソウルを持つ、不思議な女の子だ。
一度、伝説の勇者・ネメアに会ったとき「いい目をしているな」と褒められていた逸材だよ。
ちなみにそのとき、ネメアが立ち去った後で「けっ、ナンパかよ」とか吐き捨ててたハルサメもある意味勇者だと思ったけどね。

一緒に旅をしていて、ハルサメの破天荒ぶりにはぼくら旅のお供もへとへとだよ。
彼女はビビリなのか、ギルドで仕事の依頼を受けるとき、絶対にお手紙配達以外のことをしようとしない。
世界の端から端まで、手紙配達以上の仕事をしようとしなかった。
たしかに呪われる品を届けたり、足手まといの一般市民の護衛とか、ましてやモンスター倒してこいなんて、初心者の彼女には荷が重すぎたんだろうね。でも手紙だけをひたすら運ぶって、それ冒険者じゃなくて郵便やさんの仕事だよハルサメ。
彼女のすごいところは、この手紙配達だけをひたすら何百回もこなしてついにレベルが50まで達したことだね。おかしいよ。はっきり言って間違ってる。
そうしたら行く先々で「お前があの有名な冒険者ハルサメか!」と大絶賛。どういう意味で有名なのか、ものすごい嫌な予感がするんだけど。ある宿屋では「高名なハルサメさんをお泊めできて鼻が高い」とか言われてた。明らかに褒め殺しって言うか嫌味だよそれ。

ハルサメはおかげで世界中のあちこちにたくさんの知り合いが出来た。
見かける人たち全員に声をかけて回る彼女はとってもいい人だなあ、と思ったけれど、ある日、風の神殿で眠ってたドラゴンをたたき起こし、「小さきものよ」って呼ばれただけで「何様だ!!」逆ギレいきなり抜刀して襲い掛かったときは、ぼくら一行も肝を冷やした。
そりゃあドラゴンから見たらぼくたちなんてちっちゃいし、本当の事を言って何が悪いんだよハルサメ。
しかも人の家に踏み込んで話しかけたのは君のほうだよ、ドラゴン・・・もとい、翔王は正しいよ、って止める間もなく一撃で倒しちゃったよこの娘
郵便配達だけでドラゴンを倒せるようになるなんて、ある意味伝説だよハルサメ!ぼくが吟遊詩人として語り継ぎたいのはまさにこんな伝説・・・・なワケあるかあああああ!!!ちょっとハルサメぇぇぇぇ!!!

当然、風の神殿の巫女さんは仰天、「おのれ!なんということを・・・!」と超怒って襲いかかって来た・・・・のにまた倒しちゃうのハルサメ!?
君これじゃ押し込み強盗だよ!?やめようよ!!
誰がどう見ても、悪いの100%キミだよハルサメぇぇぇ!!!
ちょっ・・・ねえ!誰かハルサメを止めようよ!そうだ、セラ!いつも冷静な君だったら、ハルサメを止められるよね!?
・・・・って、なんで妖刀かまえてスタンバっちゃってるの!?
ちょっ・・・やめなよ、本当にそれって・・・ねえ、ナッジ!優しい君なら止めてくれるよね・・・・
って、いきなりユナイトスペル級の攻撃魔法!?



わ・・・・わーーーーー!!!!!(涙)







・・・・・・・



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




暗転






・・・・・ってな事があったりしてね。
うん、結局、風の巫女エアさまをぶち倒しちゃった。
何かその後も色々あったんだけど、思い出したくない。


巫女で思い出したけれど、彼女はやたらと巫女さんがらみの事件に巻き込まれる。
この前も、地の巫女さんにものすごい熱烈アタックを食らっていてびっくりした。
女同士だって事を忘れてるんじゃないの?なにあの熱々モード!
一応ハルサメの傍らには、男前なセラとか、ぼくとかいるのにまるで無視!?
地の巫女さんはハルサメに押して押して押しまくってモーションをかけたんだけど、彼女ったら微塵もなびく気配がないどころか、地の巫女が誘拐されたとき、助けなかったしね。

いや、ハルサメのために弁護をするなら、助けなかったというよりも、助けられなかったんだ。
彼女が風の巫女を倒してしまうと、自動的に地の巫女も助けられない仕組みになっていたらしくて、彼女は本当は泣きながら地の巫女を探して、敵を根絶やしにしたダンジョン(それはもう、猫の子1匹生き延びるものはなかった)を、3日3晩さまよって、あきらめきれずに何度もダンジョンに通っていたんだ。
だって、彼女はウスウス知っていたから。
地の巫女が、実はぼくらの仲間だったエステルの正体なんだって。
エステルと呼び合うこの水晶がある限り、って、本当に泣きながらダンジョンを探し回ってたんだ。
エステルがくれたこの水晶が、エステルの首飾りと呼び合うんだからって。

でも、世の中って残酷だね。
結局エステルは探し出せず、彼女は探索をあきらめてまた旅に出ていたよ。
いつかどこかでエステルに再会できるように・・・って。
そうして旅に出て・・・・旅に出て・・・・旅に出まくって、不思議なことに彼女は決して宿屋に泊まろうとしなかった
ぼくもセラもナッジも、気力体力使い果たしてお金だってたっぷりあるのに決して宿屋に寄ろうとしないハルサメ。
ぼくが抗議すると、「だって!!宿屋に泊まると超怒られる気がするんだもん!」とわけのわからないことを言っていた。怒られるって、だれに???なんで???意味がわかんないぼくたちに、お得意の逆ギレで「やかましい!野宿上等!!ベッドの上でなきゃ眠れないとかいう惰弱者はうちのパーティーに必要なしっ!!」と断言してた。どういう集団だよこれ。冒険という名の荒修行?

さすがに限界があり、やがて泊まった宿屋で、ぼくはハルサメが恐れていた理由を知った。

カフィンという別のパーティーの人が現れて、ハルサメに「エステルは私たちが助けたから」と告げていた。「彼女、あなたのパーティー抜けるって。とても憔悴しきっていたけれど、アナタが助けに来てくれなかったことが一番こたえたみたい。彼女、私たちのパーティーに入るって。私、大賛成したわ」。
カフィンはハルサメとも顔なじみで、だからこそ言葉に容赦がなく、ハルサメは話の間中ずっとそっぽ向いてカフィンを見ようともしてなかった。
ハルサメだって頑張ってたんだよー・・・・ただちょっと無謀だっただけで。
でもカフィンの口からエステルの様子を聴いた彼女は、結構本気でへこんでた。
ドラゴンを倒したときは「あははっやっちまった!」となぜか爆笑(今思うと笑えない)していた彼女が、エステルのことを思いながらうつむいてる後姿は、やっぱり可哀相だったよ。

その後も彼女はめきめきとレベルを上げて、気がつくと軽くレベル60を超え始めていたんだけど、彼女の武勇伝はまだまだこんなんじゃ終わらない。

次は、平民に過ぎなかった彼女が、郵便配達の途中でいきなり他国の筆頭貴族にのぼりつめたという、なりあがり伝説ここにきわまれりストーリーと、詩人が奏でるにふさわしい恋物語がこの王侯貴族のせまい世界で展開するんだけど・・・
ぼくのこの歌、つづきを聞きたい?
え、本当?
それじゃあ・・・
次までのお楽しみにね!

ぼくの歌を聞いてくれてありがとう!







****************************


・・・ということで。

ジルオールやっと1周目クリアしましたよ。
睡眠時間削って削って身も心もボロボロになりながらやりましたよ。
本当にいそがしかったんだって!本当!
でもって忙しくてもゲームだけは絶対に意地でもやってたんだって!
ほとんど攻略予備知識をもたないでやったもんだから、ラスボスがレベル40代で倒せるというこのゲーム、最終的にヒロインさまレベル76ですからね。途中で出てきた中ボスっつうか、かーなーり強いはずの敵キャラをたったの1ターンで倒したときには、このゲームを貸して下さった赤駒さんも軽く引いてましたよ。どういうことだ。あげくに風の巫女まで倒しちゃうし・・・あああ。
エステル探して半分泣きながらウロウロして、結局赤駒さんに電話で「たすけてええええ」と泣きついてたよこの馬鹿。で、救出失敗したあと、宿屋に泊まるとカフィンに怒られるイベントが自動発生すると聞き、ギリギリまで逃げ回って宿屋に近寄りませんでした。後半、観念して泊まったら・・・やっぱ超怒られたぁぁ!あげくカフィンに「私ノエルのパーティーでよかった!アンタみたいな薄情ものと一緒に旅なんてできないものね!」と捨てゼリフはかれて、布団の上でのた打ち回ったよ・・・だって!だってぇぇ!!!
このレポ、ほぼ99.9%私のプレイまんまのレポです。とにかくまじで郵便配達やさんだった私。

プレイしていない方には一部判りにくかったかもしれませんが、プレイしたことのある方なら、この冒険者ハルサメがどんだけ無軌道でとんでもない道を歩んだか、想像に難くないと思われます。


ということで、ちょっとゴブサタしていました。
ただいま。
色々と身辺整理がつきましたので、ぼちぼちとネット復帰です。
復帰一発目がこれ。無軌道というかフリーダム!
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