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今日も生き恥さらします。 明日も生き恥さらします。 真の武士 ―オタク― になるために・・・。
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免許の書き換えに行ってきました。
ペーパードライバーなのに金ですよ!あらまぁ。
「嘘ではないけれど、真実ではない」
免許の「優良」の文字を見つめながら、世の中の真理を垣間見ました。



薄桜鬼駆け足でレポいきます。
ネタバレ全開なので、楽しみをとっておきたい方は避難してください!





「このゲームはCEROはCっていっても別に大したことないんだよ。だけど、ただ一人だけ・・・ただ一人の男のためにC指定だから」

そう、念を押されてプレイしてみたのですが・・・

わかったよ!!!

こいつだね!!
こいつが戦犯なんだね!?


ということで原田シナリオです。

原田の夢は、好いた女と平穏に暮らすことだと知った主人公は「私がそばに居たら、原田さんのささやかな夢をダメにする」と純度100%のお節介を発揮します。だめだ、この主人公と相容れない!(感想)
鬼の自分がいるから、風間たちは襲ってくる、足手まといの自分がいるから新選組はだめになる、この世の全てが私のせいだ、ポストが赤いのも私のせいだ、とでも言いだしかねない速度で自己嫌悪に陥っていく主人公。いるよね、思春期にこういう子。放っておくと、そのうち人間の原罪までも己のせいと言い出しかねない。
そんな主人公を避ける素ぶりをみせる原田。ほらやっぱり原田さんも私を疎んじてる・・・もうここにはいられない・・・!真剣に悩んでいたわりには決意が遅いが、ある日、主人公は尾崎魂全開で夜中に新選組をあとにします。多分目の前にバイクがあったら盗んでるね。幕末にバイクがなくてよかったね。もうここにいられない、帰らない、と夜中に脱走を試みるも、お約束で原田に見つかる。
私がいると皆が不幸になる・・・!私さえいなければ・・・!と駄々をこねる主人公。本当にその自信はどっから来るんだ。
そして、落ち着け!とばかりに、いきなり主人公に接吻をかます原田。
お前こそ落ち着け。
「泣いてる女を黙らせる方法は、これしか知らない・・・」とのことですが、あっさり脱走をあきらめて、残ることにする主人公。
お前の決意はそんなに軽いんか。あんだけウダウダしてたのは何だったんだ。時間の無駄じゃねえか。

今回の助演男優賞は、鬼の不知火さんに決定です。
もうホンマおまえくどいくらい絡んでくるけど、友達いないんか!?
と思っていたら、本当に友達いなかった(注:親友が死んだらしい。しかも言葉の端々から察するに、死んだ親友ってのはどうも高杉晋作らしい。不知火がどうこうというよりも、高杉に「お前友だちは選べよ」とつっこみたい)。最後までおいしいところ丸かじりでひっぱりました。
途中、大親友の永倉とともに戦うか、主人公をとるかという選択肢になるのだが、物語上、ヒロインを選ぶ原田にがっかりだ。あげく、永倉はすっかり原田と行動をともにできると信じて疑わず、浮かれて飲んで酔っ払ってぶっ倒れているのに、その一つ屋根の下では主人公と原田が CERO・C の限界に挑戦していました
ひどいよ!!
お前らの血は何色だ!!

努力の甲斐あってか、エンディングでは男の子を授かっていました。
原田だけは羅刹になりませんでした。



待ってましたの斎藤シナリオ。

寡黙な斎藤の反則的かっこよさは他シナリオでも光っていました。
なので、羅刹となった彼が主人公の血を飲むときに、耳たぶを指定したのにはちょっとギョッとしました。おおおお。しかも血が止まっているのになおも執拗に口をつける斎藤に、ムッツリさんめ!!とコントローラーぶん投げる勢いで不意打ちに萌えました(そして5秒後に己の変態ぶりにテンション下がった・・・。こんなことではしゃいでどうする自分・・・)。
寡黙なので甘い台詞も甘いシーンも特筆するほどにはないのですが、斎藤というキャラだけで魅力十分でした。
でも全てのシナリオに共通なのは、羅刹と化したキャラに「自分の血をのませる/薬をのませる/我慢させる」という選択肢があり、我慢させるってアンタ、そもそも我慢できるんだったら何の問題もないだろ、なんだそりゃ、と心にしこりが残ります。まあ、もんどりうって倒れてもがいていた人を「突き放す」という選択肢を出したルビーパーティーほどではないが。(ネオアンジェリーク:ニクスシナリオ)
助演男優賞は、斎藤のためには風間すら裏切りかねないほどのナゾぶりを発揮した、本来は敵方である、鬼の天霧。どうも鬼勢力の主従関係がよくわからない・・・。何がしたいんだあの鬼トリオは・・・。

ここで気付いたのですが、てっきり永倉のシナリオがあると思っていたら・・・
ないんですね;
どうりで一度も新八の好感度があがらないと・・・。覚書に彼の名前がないと・・・。


そして土方シナリオ。
・・・・長い。長すぎる。
一番のメインなので仕方がないのですが、長い・・・。
そして長いシナリオのすえにおいしいところを風間がかさらっていったあの屈辱
「お前に名を授けよう。薄桜鬼、と・・・」(by風間)
ということで、このゲームは土方さんの名を冠していたわけです。
というか風間、なんなんだお前・・・。
しかもその命名にさしたる興味も覚えないのか、後々みんな割りとスルー
えー・・・・・もっとドラマティックに行こうよー・・・・
土方さんは、ビジュアルも声も生き様もあまりにもカッコよすぎ、完璧すぎる男はむしろ、過ぎたるは及ばざるが如しというか・・・。カッコよすぎるのも問題だと思った。
でもこのシナリオで一番萌えたのは大鳥だった、という時点で、私はひどく間違っていることは自覚しています。
そしていままで一番危惧をしていた、マッドサイエンティスト属性の父様と山南さんがついにこのシナリオでタッグを組んだ件。(多分これが唯一でしたよね・・・?あれ、違ったかな・・・?)
病気に病気の足し算はむしろ掛け算でした。
いつかこの二人が組むんじゃないかと思っていたが・・・ほら案の定!!




そして待ちに待った風間シナリオ。

あんだけ子供を産ませると、くどい程主張していた彼ですが、ぶっちゃけあれだけ一緒に行動しても、エンディングでやっとチューしたくらいです。ねえ大丈夫??それじゃ子供できないって知ってる??鬼の性教育事情にいささかの疑問が生じます。風間さん、おぼっちゃんの家柄らしいからなぁ・・・。それとも、鬼はチューで子供ができるのか。それならば、以前山南さんが千姫にチューしているのを見て超ブチ切れてた理由がわかりますが。(注:というか、鬼の姫に口移しで羅刹になる薬を飲ませていたことに切れた)。
風間さんは、主人公が貴重な女鬼だから(現在鬼の一族さんは、絶滅の危機に瀕しています。レッドブックに記載が必要とされる要保護生物です)、興味があってちょっかい出したが、むしろ主人公よりも新選組のやつらの方に興味がうつった、と、後に告白しています。これほどに女のプライドをズタズタにする激白を乙女ゲーで聞いたことがない。
最後の最後で「お前が気に入った」と言ってくれますが、その後はしばらく放置プレイの模様です。
でも、主人公のために船を手配してくれたり新選組の足跡をたどってくれたりと、いい人すぎる。こいう実は純でいい奴に限って、自己防衛本能からグレた素振りをみせるんだ。

しかし、一番感動したのはノーマルエンドでした。


やぶれた「誠」の旗を主人公がかき抱き、
浅黄色のダンダラを風にはためかせて並ぶ、新選組の隊員たちの後姿。
胸が熱くなるスチルでした。



薄桜鬼のプレイ感想を人に聞くと、賛否両論でわかれるんですが、なんだか分かった気がします。
うん・・・なんつうか、悪くはない、悪くはないんだけれど・・・ゲームとしては、まぁまぁできている方なんだけど・・・でもそれって(たとえば私だと)「エーデルブルーメ(同社作品)に比べたら」とかいうレベルだからなぁ。
いつも申しておりますが、ゲームはクソだと思う人にはクソ、良いと思う人には良い、という、個人の価値観主観で判断するものなので、断言は出来ません。評価は人それぞれだし。どの評価も間違ってはいないだろうし。

とにかくキャラのビジュアルは反則的にかっこいいし、乙女ゲーとしての甘さは期待しなければ、そこそこ行けると思います。
ただ、色んな人が「・・・びみょー・・・なところなんだよね、嫌いじゃないんだけどね・・・」といっていた意味がわかりました。

人様のご厚意でやらせていただいたのになんたる暴言・・・。(本当にすみません;)
私はそのうち地獄に落ちる気がする。
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 こめ
かなり面白い感想でした(´∀`)
内容に激しく同意です
たご 2009/10/29(Thu)14:24:40 編集
 ありがとうございました
同意していただけて心強いです。
本当に「男たちは分からず屋だな・・・」というゲームでした!
管理人。 2009/10/29(Thu)22:43:46 編集
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