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今日も生き恥さらします。 明日も生き恥さらします。 真の武士 ―オタク― になるために・・・。
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今日はお休みをもらえたので、一日自分の好きなことをしようと思った。

まず朝起きて、地元で有名な神社にお参りに行きました。
精進潔斎のつもりで、朝ごはんは食べない状態で。
携帯電話は家に置いたまま。
今日は何となく、誰ともつながりたくない気分だった。

まずは、「厄除け」のお礼参り。とある方の厄除けを、ここにお参りに来たのはいつだったか。
すごく最近だったような気がしたけれど。
それと、大事な友達がオメデタなので、安産の祈願。
この神社は、どちらかというと縁結び系で有名な神社。「幸せを祈れる人にめぐり合わせてくれてありがとう、あの人たちとあわせてくれてありがとう」と最後にしっかりお礼をしてくる。
その昔、大好きな友達と来年のクラス替えでは一緒のクラスになれますように、とここの神社にお祈りしたらかなったことを思い出した。あの頃の自分の考え付く、精一杯のお願いが、それだったことを思い出して、笑いたくなるような、泣きたくなるような、ただひたすら懐かしい気持ちになる。

帰りに安産お守りを買ったら、巫女さんが「よくお参りなされました。健やかな御子が生まれますように」と言ってくれた。友人の代わりにありがたく拝聴する。
でももしかしたらお守りもらっても、最近の人は気持ち悪がるものかなぁ、ドン引きされたらどうしよう、と思う反面、彼女だったらきっと好意だけをくみとってくれるよね、と、やっぱり送ることにした。

お参りが終わったので、街角のパン屋さんで焼きたてのパンをイートインで堪能。
お店の片隅で、誰の目も時間も気にせず好きなだけ食べて、好きなだけボーっとする。

その足で、続・三丁目の夕日を観に行く。

こういう感覚がわかる事が幸せだと思った。
別にドラマティックでも何でもない、垢抜けた洗練さも流行も関係ない、ただ「ALWAYS」そこにある、変わらないちっぽけな素朴なもの。
こういうのを、馬鹿にしたりするような育ち方をしなくて、本当に良かった。


観終わって、外に出たらまだ日が高くて明るかった。
それだけでなんだかすごく恵まれている気分になる。
電車に乗ると、ちょうど学校が終わるころあいなのだろう、制服姿が目立つ。
電車にゆられながら、観た映画のことを反芻したり、友達に書く手紙の文面を考えたり、いろいろなことを考えたりした。

昨日読んだ本の中で、主人公が「無人島で一人になるのは怖くないけど、集団の中で孤独でいることってたまらない」と言っていたのを思い出して、色々考えたりした。本の中では、「みんな、そうなんだよ」と言われて主人公は救われていたけれど、私はまだ納得がいかなくて救われた気分になれなくて、取り残されたような気分を引きずる。

最寄り駅で降りて、好きな作家さんの文庫を買う。
この人の本を読むと、人間が好きになれる気がするのでお気に入り。
眠る前に布団の中で読もうと思う。

そして駅前の郵便局で切手を買う。
友人にさっそく安産お守りを送ろうと思い、また職場でお世話になった方々に、欠礼ハガキを出そうと思って。




今日はちょっと、あまりに自分が幸せだったので書き留めてみました。
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