- 11/26 [PR]
- 08/17 ひろしま。帰省編。
- 05/18 バナナワニ園、最高。後篇
- 05/16 バナナワニ園、最高。前篇
- 01/31 北関東征伐!~栃木編~
- 12/27 伊香保よいとこ一度はおいで
Title list of 旅!!
父方の田舎への帰省を終えて、帰ってきました。
痴呆が始まったおばあちゃんに「お前が今度うちに来る嫁か!」と勘違いされ、いろいろと迫害されました。
バーチャルな嫁いびりを、独身のうちに体験できるとは、まことに得難い夏でした。
ひどすぎる。
親戚の家に顔を出すたびに「ヨメじゃ」と不機嫌に紹介されるので「違います、ハルオ(仮・父の名)の娘です・・・」と訂正して回るはめに。
ドロボウ猫と紹介されなかったことに感謝すればいいの?
春雨家のお墓は、一人一個支給という無駄きわまりない作りなので、全部のお墓参りをしようとしたらとんだトライアルレースでした。
くわえて、親せき回りの間も、私一人が家系図を理解していないので「え?今の人は結局だれ?」と質問攻めにし、辟易したらしき伯父に「あとで図に書いて説明しちゃる」とぶっきらぼうに突き放されました。
事前におしえてくれ。インサイダー取引要請。
むかし、酪農をやっていたころの名残。
幼少のころ、ここにずらりと並ぶ牛の群れにおびえ、糞をかけられては泣きまどった覚えが。
私の「牛乳嫌い」はここから派生します。
いまはもう、廃墟。
父がぽつりと、「わしの学費を稼いでくれていたところじゃ」とつぶやいていました。
・・・で、このトラクターで365日、その酪農農場に犬を連れていっていたため、犬はトラックの助手席からはなれなくなり、もう二度と行くことはないのにこの助手席から下りようとしません。
家に入れても庭につないでも吠えて暴れて嫌がるので、ここが彼女の家になりました。
それからも分かるように、ものすごいガンコでガンコの塊の犬なので、私のような「知らない人」が近寄ると吠えてファイティングポーズを取ります。
超かわいくねー。
たまにこの実家に帰省する私の従姉も、いまだに覚えてもらえず吠えられるそうです。
っていうか田舎の神社ってときどきひどい扱いうけてるよね。
注連縄がぼろぼろで、首の皮一枚・・・ならぬ、ヒモ一本でつながってます。
直そうよ。
広島のお盆では、こういう「紙灯篭」をお墓のわきに差します。
コンビニにもガンガン置いてあり、カルチャーショック。
お墓のわきにキラキラと輝くこれらにびびり、「何これ!?」と父に質問したところ「え?これって広島だけなのか?新潟にもあるだろ?」と。いや、知らないけど…少なくとも私は生れて初めて見た。
父いわく、「新潟のローソクの方がびっくりした」。
たしかに新潟のローソクは時々常識をうたがいたくなるほどデッカイのがある。
凶器に見える。
(下手すると大人ひとり分に匹敵する巨大ローソクとかある。盆というかお祭り用だけど)
そして・・・約15年ぶりに再会した従兄が、立派なアイドルオタクになっていました。血は争えねーーー!!
テレビで秋葉ダンスをするオタクの群れを見ながらぽつり。
「わしのほうが(ダンスの)切れがええ」
とんだ発言に腰を抜かし、「え?まじで?兄ちゃんそっち系なの??」と質問攻めにしました。
AKBやモー娘。ではないらしい・・・何のおっかけなのかは明かしてくれないので、「『べりーこーぼー』(棒読み)とか?」と尋ねたところ、「『ベリーズ工房』じゃけえね」と優しく訂正してくれたあと、でもそれも違う、とのこと。
結局なんだかわからないままである。
「やだーーー!!!親戚からヌルオタが出るのなんてやだーー!」
「ヌルオタ言われた!なんでじゃ!春雨もコスプレしよるって叔父さん(私の父)が言うとったで」
親父ーーー!!(怒)
「だけん、『わしの従妹どんだけじゃ!』って思ってた」
「してないしてない!!(学生のころしか!)」
「2次元には興味ないけぇ」
「どうせアイドル路線だったらアイマスとかで『トカチ』に転んでよーー!」
「なんでじゃ!!」
そのあと「2次元と3次元萌えの格差」について、夜中の1時くらいまで酒片手に語り合いました。
15年ぶりの従兄との会話がこれって・・・。
誰も我らの話についてこれず、伯母がこまったように首をかしげていました。
毛利の城跡とか見てくれば?と広島観光をすすめてくれながらも。「でも毛利っつっても緑の恰好で丸い輪っかは持ってないからな」と釘を刺されました。
分かっとるわーーー!(怒)
最後の方はケンカっぽくなりましたが、さすがに向こうは8つも年上なので手加減してくれました。
こどものころは年が離れすぎてぜんぜん遊んでくれなかったのに、大人になってまさかこんなに盛り上がれるとは。
オタクって万国共通の文化ですね(間違ってる)。
次は宮島編。
バナナワニっていうくらいだからバナナとワニだろと思いきや、予想だにしない生き物たちとの触れ合い!
レッサ―パンダ、やる気 無っ!!!
びっくりしたわ!!
食虫植物がぶら下がる室内に、まるでこの可愛さで相殺しろといわんばかりに、無意味に配置されていた小鳥が、まんまと可愛かった。
でも、なぜここに彼(彼女)がいるのか、まったく分からない。
とんだ伏兵。
しょうじき、こんなに亀が可愛いとは思わなかった・・・・・!
しかも御年 100歳。ゾウガメさん。超でかい。
たぶん人間の幼子(5~6歳くらい)に匹敵。重さは約200kg。KONISHIKI☆
特別に触らせていただいたのですが(飼育員の兄さんが「いーよー」と気軽過ぎる許可をくれた)、手を伸ばすと、巨体(200kg)をのっそりと動かして首を伸ばして目を細めた。
~~~~っああああもうめっちゃ可愛い!!
たぶん、私の前世は、この子に会ったことがあるんだと思う。
すごく心が通じた気が(一方的に)した。
手前2頭。仲良くおなじポーズ。
っていうか右のワニは切れていいと思う。重そう。
もう、オエって吐きそうなほどウッジャウジャとワニがひしめき合っていました。
なるほど、さすがバナナワニ園。
使われることが、ありませんように。
バナナワニ園、最高に楽しかったです!
いや、本当に予想外に!!
ここに一人の群馬県民がいる。
彼は言う。
「北関東の勢力図を確かめに行く」
以下、彼の言。
(一個人の発言なので、決して「事実」ではありません。念のため)
北関東は栃木・群馬・茨城の三すくみだった。
パワーバランスとしては、栃木と群馬はよきライバルで、茨城を弟分とし、かわいがり時に小馬鹿にしながらも(その姿勢はU字工事のネタがそれを反映している)北関東のアイデンティティを確立してきた。ところが、最近南関東で異変がある。どうも埼玉が北関東に入りたがっているらしい。ゆゆしき事態である。埼玉が100万都市・おおみや(さいたまの誤。2/9修正)を引っさげて北関東に殴りこみに来たら、栃木・群馬・茨城をおしのけて堂々の首座につくのは明白。それはわれらの本意ではない。
普段はよきライバルとして、ときに憎き敵として対峙していたが、そんなことをしている時代は終わった。俺は群馬県民として、いま、北関東を周遊することが急務だと思う。
俺に付いてきてくれるか・・・?
やだよ、と即答しました。
ぶっちゃけ知るかよ、と。
そんなよくわからん勢力図があったなんて、たった今、初めて聞いたよ。
ということで、埼玉県民・東京都民を加え、気が付いたら関東勢ばっかりでアタシ一人すごい肩身が狭いんだけど?っていうかこの中で一番関係なくね?と思いつつも参戦してきました。
任務その1。 「栃木を知る!」
隊長(群馬県民)いわく、まず栃木だ!ということで、攻略第1回目は栃木。理由として彼の言を借りれば「群馬はお前たちにはまだ早い!先にいいところ見ちゃったら、栃木も茨城も行きたくなくなっちゃうだろ!大人の配慮ってやつだ!わからん奴め!」だそうだ。
あまりに威圧的な言葉に気色ばんだ一同、そこまで敵視しなくてもいいんじゃないの?となだめると「上毛かるたを知らないやつらに何がわかる!!」と一喝が返ってきて、車中ムダに険悪ムード。(※上毛かるた・・・群馬県民オリジナルのかるた)
なんだか群馬だけが追いつめられてる印象がありますけれど・・・?
なぜそこまで必死になるんだ。
「栃木県民は、自分たちで立てたギョウザのモニュメントを県民自ら壊すような、郷土愛の乏しいやつらだ!」(ローカルニュース)と、隊長はさらに熱弁していました。
多分こいつは栃木県民よりも栃木を愛してるんじゃあ・・・?そんな疑惑がぬぐえない。
まずは宇都宮。といえば・・・
隊長:「ウタンだ」
一同:「ウタン!?」
ウタンとは、宇都宮短期大学の略だそうだ。
興味がなかったので全員スルー。
少なからず矜持を傷つけられた隊長、「と・・・・栃木はレモン牛乳とか飲んでいればいいのだ!」と謎発言。
車中ではその後、群馬は首相を3人も出した、日本を支えた、泣いた、笑った、感動した・・・!という群馬エピソードを腹いっぱい聞かされましたが、無事に目的の1件目へ到着。
■餃子の正嗣
http://www.ucatv.ne.jp/ishop/masashi/
宇都宮餃子は、われらの「餃子」の概念では計れない。
この美味しさを一皿210円で惜しげもなくふるまって、許されるのだろうか。
お店は11:30からでしたが、われらが困っていると、お店の人がご厚意であけてくれました(到着11:00)ありがとうございます!皆さまはお店の方におご迷惑をおかけしないでくださいね★(←お前が言うな)人情がにじみ出る味、なるほど、美味しさの理由がわかりました!
水餃子も美味しかった!!餃子がもっともっと大好きになりました!
■洋菓子店Queen
http://www.queen-web.net/
行けばわかる、ビビる!!
なぜこの店が銀座の一等地にないのか、本気で理解できない。
洋菓子は食を超えた文化だ、と、実力でわからせてくれるお店。
併設のカフェ(入口が超わかりにくい!)では、良心的にもほどがあるお値段で一級品を堪能できる。
採算取れますか?あんな豪華で美味しくて安価って・・・解けない謎です。
個人的にここのバウムクーヘンは、本場のドイツで食ったものよりもはるかに美味かった。
■いちごの里
http://www.itigo.co.jp/
苺って、こんなに、美味しかったっけ?
とちおとめ、いちご狩。
新鮮さという贅沢、プライスレス。
同じように見えても、何個かにひとつ「奇跡の苺」がある。
甘く濃厚かつ、さわやかで、舌の上から口いっぱいに甘みが広がる。
私はあまり果物を食べる習慣がないのですが、それでもこのもぎたての苺のおいしさはわかりました。
ちなみに隊長はここの苺農場の「いちご会員」だそうです。
お前、本当はそうとう栃木が好きなんだろ・・・?
■佐野厄除け大師
テレビで有名なあの・・・!ということで行きましたが・・・・。
隊長が「あまり過大な期待はしない方がいい」というので、でたよ、また栃木バッシングでしょ!と思ったら・・・
初めて彼の言うことが的を射ていた、と思いました。
それよりも、すぐ近くにおまんじゅう屋さんがあるのですが、ここの店頭でエンドレスでながしている「みそまんじゅうの歌」は、本気で脳内無限ループです、洗脳だよアレ!!本当に頭から離れない!!
ぜったいにわざとだよ、あれをエンドレスで流せば絶対に気になるに決まってるもん!
「絶対に動画サイトとかで誰かがアップしてるよあれは!」「聞き逃すはずがないもんな!」ということで、帰宅後調べたら、本当にありました・・・。
http://www.youtube.com/watch?v=Sbrsc5TuGRM
ただし、本当に脳内無限ループします。危険です!!
うたっている人のやる気のない歌い方がマジで最高。
(※ちなみに歌詞中「インチキおじさん」と聞こえるのは、正しくは「林吉―りんきち―おじさん」だそうです)
みそみそみそみそ味噌まんじゅう♪
■佐野アウトレット
広すぎて迷子になりかけました。
こちらで一日を過ごす方もいるとのこと、納得。
今度の3月ごろ、7周年のイベントがあるみたいです。
■お夕飯
ということで、予定していた「いもフライ」のお店が休業、行こうとした佐野ラーメンのお店が4件立て続けに売り切れにより本日閉店、夕飯難民と化したわれらは、佐野のもうひとつの名物「耳うどん」にいどみました。
耳うどんって?うどんの生地を耳のような形にした食べ物・・・へえ・・・なぜわざわざ?厄除けの意味ですか、耳を食べてしまえば、悪口も気こえなくなり、平穏に過ごせると、ほうほう・・・・それはぜひとも食さねば・・・
って、超・耳!!(画面上部にご注目)
味は普通のおうどんでした。ホウトウともちょっと違う。
もりだくさんの栃木ツアー。
隊長いわく「今日はこのくらいで勘弁しといてやらぁ!」。
どこまでも素直に栃木をほめない。
途中、「あ、俺の実家、ここから左に曲がってすぐ。農家」と言われました。
栃木との県境に住んでいたらしい。道理で、栃木のことにやたらと詳しいかと。
北関東のひとつ、栃木。
日光を始め、こんなにも見どころもりだくさん、本当に素敵な土地だということはよくわかったのですが、帰りの車中「今日の印象、みそまんじゅうの一人勝ちだよな・・・」ということになりました。
みそまんじゅう最強。
味は普通のおまんじゅうで、みそ風味?くらいな感じでしたが(←つい買ってしまった)
楽しい一日でした。
途中で男性陣が「ゼロヨン(※400mのタイムを車で競う。良い子はマネすんな)とか・・・やってみたくなる道だよなぁ」と不穏なことを言うので、「妊婦乗せてんだから絶対やめろ!!」と羽交い絞めにする一幕もありましたが、ぜひまた北関東偵察第二弾いきたいね・・・・と閉めようとした別れ際
「次回は千葉の漁港で美味い寿司くおうぜ」
いきなり北関東じゃなくなってる・・・!
この時期、榛名湖では、あまりの美しさに誰もが声を失うというイルミネーション(最終日には花火まで上がる)が行われていたのですが、現地の人が一様に表情を曇らせ「・・・ほんとーーーに寒いですよ」と言うので行く気をそがれました。
観光地なのに観光に不必要な力を入れない・・・
老舗観光地の自然体がたまらなく渋い。
美しき景色
美味なる食事
幻と呼ばれた黄金の湯
アロママッサージの奇跡
さまざまにお伝えしたいことがあったのですが、
なにもかも、全て褪せてしまう衝撃のものを見つけてしまいました。
伊香保の地にあった、大誤算。
怖ぇぇよ!!
感動も一気に吹きとびました。
雨風にさらされて、妙なところだけサビたゆえの奇跡。
有名な露天風呂へ通じる道端に、彼は今日もひっそりとたたずんでいることでしょう。
会いに行ってあげてください。