- 11/28 [PR]
- 11/15 WEB拍手をありがとうございます
- 11/15 電波の詩/ジルオールプレイ記
- 11/14 うるおいのいちにち
- 11/10 失恋姫の詩/ジルオールプレイ記
- 11/07 宮廷浪漫上等の詩/ジルオールプレイ記
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ということでプレイレポが終わったので、滞っていたレスを失礼させていただきます。
いつも本当にありがとうございます。
全部ちゃんと読んで喜んだり踊ったり嬉しがったり叫んだり踊ったり、主に踊ったりしています。
一部は個人的メッセージなので記載しなかったりしていますが、ちゃんと全部拝読していますから!
メールもなかなかお返事できなくて恐縮です。
いただくとすごく嬉しいです。メールくれた方は速攻でお名前を覚えています。
なのにお返事が・・・すみません!
せめて出来る限りこの「レスです。」というカテゴリーで今後もちょろちょろお返事させてください。
というかもう、来てくださっただけでもありがたいのに、コメントまでしてくれるなんて
キミは天使?(アナキン・スカイウォーカー幼少のみぎりの殺し文句)
<ジルオール>
■お帰りなさい!ジルオールレポ、すっっごい面白かったです☆春雨さんのお笑いセンスはホントすごいです!
■やばい。手をつけてない乙ゲーが積まれてるのにジルオールしてみたくなりました。
■ジルオールのプレイ日記お疲れさまです!レルラの子供ってルルアンタなんですよね…。
■こんばんは春雨様!日記復活おめでとうございますvジルオール、すごいゲームのようですね…
■ジルオールプレイレポにお腹が捩れそうです。ものすごくプレイしてみたくなりました
■春雨さんがレポート書くとどのゲームも面白そうだなぁ。ジルオールも突っ込み満載ですね。やったことはないけど、レポートを楽しんでます。吟遊詩人はいっぺん絞めたほうがいいと思います。子供できたからって逃げんなよv
■ジル日記面白すぎます!もう買っちゃおうかNA!!本気で尊敬しています!
■プレイ記楽しく拝読しています。私はジルオールにはまだ手を出せていませんが何人かのキャラはわかります。中でも帝国宰相ベルゼーヴァ。身長179cmだそうです、彼。あの髪型込みでしょうか…
■元隠れファンです。春雨さんおかえり!ジルオールのプレイレポ楽しいです。欲しくなる♪
お楽しみいただけて本当によかった(T△T) 男泣き。
ネオロマ関係ないからちょとヒヤヒヤしていたのですが。皆さん懐広くて助かったー!
ありがとうございます!
さすがコーエー作だけあって、随所がツッコミどころ満載、なのにひどく泣かせやがるんです。まだまだ観ていないイベント、珠玉のシーンがあるそうなので、もう何周かしちゃいそうです。しかしベルゼーヴァ、あれ込みの身長かな…気になるな…そんな彼との仲は、ネモさまいわく「冷え切っているな」でした。熟年離婚間近の夫婦か俺たちは。レルラの設定も、人間とリルビー族との確執とか色々背景はあったものの、種別問わずに卑怯であることには変わりなく。男として駄目だろ。
ということで、結構おすすめのゲームです。貸して下さった同志に感謝です!!
<特別コーナー・Kさん>
■Kですが、そ、そそそんなエレガントな通り名を頂けるなんて・・・!勿体無くもとても嬉しいです・・・!普通に一回姐さんの日記を読んで、「そんな人日記に出てきたっけ・・・?」と暫く考え込んでから「・・・え?え?」もしかしてこれ私でいいんですかーっ?!!と赤面してしまいました(笑) 長文はほぼプリントの受け売りで、Web拍手の回数を数えながら要約しただけのものなんですが、姐さんが以前好きだと仰っていたもののトリビアを姐さんに伝えたいなぁと思って送信したので、その熱意をもし感じてくださったのなら嬉しいです。・・・すみません冷静ぶってますが姐さんの言う「お客様」の方に反応して頂いたの初めてなので、日記見たその日「☆}}?ki^+y~r#{#@ーーー!!!!」と浮かれ具合もいいところでした(恥/笑)姐さんに至っては「常連さん」と言って頂いてるのを見た時はホントに昇天し、この世に全く未練が無くなるところでした(笑)危ない危ない。友人に貸して貰ってる噂の鬼畜眼鏡をやるまでは死ねません(笑) それではまた長
****ここでいったん日付が変わってしまいます(春雨注)*****
■長文失礼しました…と昨日打とうとして失敗しましたorz 失敗ついでに一つ小話を。百万本のバラ、毎回授業の最後にロシア語で流されるんですが、同じ受講者の男子たちが結構口ずさんでるんですよー。ロシア語を選択する少数者(私もですが(笑)といえど、普通の男子は授業で流される歌をくちずさんだりはしないよなぁと思ってた私には中々衝撃的でした(笑)授業終わった後も口笛で音をとったりして(結構今風の男子なのに←偏見)名曲はいつの世も通じるのだなーと思いました(笑) 姐さんが以前日本の鎖国は良かったと言ってたのが気になって、選択教科で日本の歴史(鎖国~開国)をとってみたのですが、色々と知らないことがあって面白いです^^それでは今度こそ失礼しました!長文テキストで下書きまでしたのに一行足りなかったなんて!(笑)
もう最高です。というか赤字にさせていただいた部分、素でびっくり致しました。どんだけのパッションをウェブ拍手に託してくださったんだと。この方は以前『薔薇の君』という名称で噂になった方です。いつもいつも本当にありがとう。それとこれだけは本当に本当にどうしても伝えねばと思ったんだけど鬼畜眼鏡だけは本当にやらない方がいいよ!!;私、このとしで生まれて初めて本気でドン引きしたから!!やったのかって?聞かないで・・・・!(号泣)本当にアレは全てにドン引きだよ。やっとめぐり会ったピュアラブストーリーは、いきなり主人公が相手をネクタイで縛りだし、「・・・・え?」と、当方おいてけぼりムード。その選択肢、どういうこと!?と、パニックに陥ってあとはありえないスチルに胸が悪くなりました・・・ひいいいだめーーー!やっちゃだめーーー!!(涙)
<そのほか>
■おかえりなさい!とにかくお変わりなくてよかったです!そういえばこけまろくんは元気ですか?
その後のこけまろの受難は筆舌に耐え難いです。せっかく工夫をしていい具合の枝ぶりに調整した!と思った瞬間、うちの母にうっかり叩き落され、器が崩壊。苔も飛び散り、再起不能。かろうじて木の部分は無事だったので、器を変えて現在療養中です。私の粗忽さは母の遺伝とみた。
■いつも楽しく、元気になりに、こちらの日記を拝見に参上しています。ところで、春雨さまは「戦国バサラ」というゲームをご存知でしょうか?なんかもう色々どうしていいのかわからないゲームですが、是非とも春雨さまのプレイ感想を読んでみたいと思いました。これからも世間をばっさばっさと切り進んで生きてください!
戦国BASARAは2を購入しました。もう突っ込みどころというか、製作者側も全てをわかってあえて突っ込みどころ満載にしているのでかえって突っ込みづらいです。コーエーくらい隙だらけだと突っ込み甲斐があるんですが・・・。ちなみに「まつの章」のOPが個人的に最高傑作だと思っています。あれマジ最高!これからも当方オタク界の辻斬りとしてばっさり切り進んで生きて行きます!
■「無人島で云々」は遠藤淑子さんですね。大好きです。今は、そうかもと妙に納得します。独り暮らしの老人より、同居で無視される老人の方が自殺率が高いそうですね。昔は一方的にお年寄りをそんな目に、と怒りを感じていたのですが、身近でそんなえげつない真似をせずにはいられない程追い詰められる人の闇を見てしまい加害者と被害者って表面で語れないんだと反省しました。
遠藤さんの作品、私も大好きです。「スイートホーム」「シンシアリー」「天使ですよ」「パラダイス」「兄貴」「ヘブン」等等。意外だったのは、都会よりも地方の方が、老人の自殺率が格段に高かったこと。孤独も人を殺しますが、その真逆も、過ぎれば人を追い詰めます。常に優しく親切でいられたらいいのですが、人はそこまで善良で強い生き物ではないんですよね…。だからこそ、正しくあろう、親切であろうという「努力」が大事だと思います。生きている限り、常にその努力は続きます。心の闇をなかったことにするのではなく、向き合える勇気を持ち、受け入れて制御する作業は一生付きまとうと思います。闇が深い分、人間は驚くほど優しい生き物にもなりうることを、この目で見たことがあります。
うまくいえないけれど、人を責めるより受け入れられる人間になるのが、私の人生のテーマです。
まだまだ全然できなくて、許せないことばかりですが。反省・・・。
いつも本当にありがとうございます。
全部ちゃんと読んで喜んだり踊ったり嬉しがったり叫んだり踊ったり、主に踊ったりしています。
一部は個人的メッセージなので記載しなかったりしていますが、ちゃんと全部拝読していますから!
メールもなかなかお返事できなくて恐縮です。
いただくとすごく嬉しいです。メールくれた方は速攻でお名前を覚えています。
なのにお返事が・・・すみません!
せめて出来る限りこの「レスです。」というカテゴリーで今後もちょろちょろお返事させてください。
というかもう、来てくださっただけでもありがたいのに、コメントまでしてくれるなんて
キミは天使?(アナキン・スカイウォーカー幼少のみぎりの殺し文句)
<ジルオール>
■お帰りなさい!ジルオールレポ、すっっごい面白かったです☆春雨さんのお笑いセンスはホントすごいです!
■やばい。手をつけてない乙ゲーが積まれてるのにジルオールしてみたくなりました。
■ジルオールのプレイ日記お疲れさまです!レルラの子供ってルルアンタなんですよね…。
■こんばんは春雨様!日記復活おめでとうございますvジルオール、すごいゲームのようですね…
■ジルオールプレイレポにお腹が捩れそうです。ものすごくプレイしてみたくなりました
■春雨さんがレポート書くとどのゲームも面白そうだなぁ。ジルオールも突っ込み満載ですね。やったことはないけど、レポートを楽しんでます。吟遊詩人はいっぺん絞めたほうがいいと思います。子供できたからって逃げんなよv
■ジル日記面白すぎます!もう買っちゃおうかNA!!本気で尊敬しています!
■プレイ記楽しく拝読しています。私はジルオールにはまだ手を出せていませんが何人かのキャラはわかります。中でも帝国宰相ベルゼーヴァ。身長179cmだそうです、彼。あの髪型込みでしょうか…
■元隠れファンです。春雨さんおかえり!ジルオールのプレイレポ楽しいです。欲しくなる♪
お楽しみいただけて本当によかった(T△T) 男泣き。
ネオロマ関係ないからちょとヒヤヒヤしていたのですが。皆さん懐広くて助かったー!
ありがとうございます!
さすがコーエー作だけあって、随所がツッコミどころ満載、なのにひどく泣かせやがるんです。まだまだ観ていないイベント、珠玉のシーンがあるそうなので、もう何周かしちゃいそうです。しかしベルゼーヴァ、あれ込みの身長かな…気になるな…そんな彼との仲は、ネモさまいわく「冷え切っているな」でした。熟年離婚間近の夫婦か俺たちは。レルラの設定も、人間とリルビー族との確執とか色々背景はあったものの、種別問わずに卑怯であることには変わりなく。男として駄目だろ。
ということで、結構おすすめのゲームです。貸して下さった同志に感謝です!!
<特別コーナー・Kさん>
■Kですが、そ、そそそんなエレガントな通り名を頂けるなんて・・・!勿体無くもとても嬉しいです・・・!普通に一回姐さんの日記を読んで、「そんな人日記に出てきたっけ・・・?」と暫く考え込んでから「・・・え?え?」もしかしてこれ私でいいんですかーっ?!!と赤面してしまいました(笑) 長文はほぼプリントの受け売りで、Web拍手の回数を数えながら要約しただけのものなんですが、姐さんが以前好きだと仰っていたもののトリビアを姐さんに伝えたいなぁと思って送信したので、その熱意をもし感じてくださったのなら嬉しいです。・・・すみません冷静ぶってますが姐さんの言う「お客様」の方に反応して頂いたの初めてなので、日記見たその日「☆}}?ki^+y~r#{#@ーーー!!!!」と浮かれ具合もいいところでした(恥/笑)姐さんに至っては「常連さん」と言って頂いてるのを見た時はホントに昇天し、この世に全く未練が無くなるところでした(笑)危ない危ない。友人に貸して貰ってる噂の鬼畜眼鏡をやるまでは死ねません(笑) それではまた長
****ここでいったん日付が変わってしまいます(春雨注)*****
■長文失礼しました…と昨日打とうとして失敗しましたorz 失敗ついでに一つ小話を。百万本のバラ、毎回授業の最後にロシア語で流されるんですが、同じ受講者の男子たちが結構口ずさんでるんですよー。ロシア語を選択する少数者(私もですが(笑)といえど、普通の男子は授業で流される歌をくちずさんだりはしないよなぁと思ってた私には中々衝撃的でした(笑)授業終わった後も口笛で音をとったりして(結構今風の男子なのに←偏見)名曲はいつの世も通じるのだなーと思いました(笑) 姐さんが以前日本の鎖国は良かったと言ってたのが気になって、選択教科で日本の歴史(鎖国~開国)をとってみたのですが、色々と知らないことがあって面白いです^^それでは今度こそ失礼しました!長文テキストで下書きまでしたのに一行足りなかったなんて!(笑)
もう最高です。というか赤字にさせていただいた部分、素でびっくり致しました。どんだけのパッションをウェブ拍手に託してくださったんだと。この方は以前『薔薇の君』という名称で噂になった方です。いつもいつも本当にありがとう。それとこれだけは本当に本当にどうしても伝えねばと思ったんだけど鬼畜眼鏡だけは本当にやらない方がいいよ!!;私、このとしで生まれて初めて本気でドン引きしたから!!やったのかって?聞かないで・・・・!(号泣)本当にアレは全てにドン引きだよ。やっとめぐり会ったピュアラブストーリーは、いきなり主人公が相手をネクタイで縛りだし、「・・・・え?」と、当方おいてけぼりムード。その選択肢、どういうこと!?と、パニックに陥ってあとはありえないスチルに胸が悪くなりました・・・ひいいいだめーーー!やっちゃだめーーー!!(涙)
<そのほか>
■おかえりなさい!とにかくお変わりなくてよかったです!そういえばこけまろくんは元気ですか?
その後のこけまろの受難は筆舌に耐え難いです。せっかく工夫をしていい具合の枝ぶりに調整した!と思った瞬間、うちの母にうっかり叩き落され、器が崩壊。苔も飛び散り、再起不能。かろうじて木の部分は無事だったので、器を変えて現在療養中です。私の粗忽さは母の遺伝とみた。
■いつも楽しく、元気になりに、こちらの日記を拝見に参上しています。ところで、春雨さまは「戦国バサラ」というゲームをご存知でしょうか?なんかもう色々どうしていいのかわからないゲームですが、是非とも春雨さまのプレイ感想を読んでみたいと思いました。これからも世間をばっさばっさと切り進んで生きてください!
戦国BASARAは2を購入しました。もう突っ込みどころというか、製作者側も全てをわかってあえて突っ込みどころ満載にしているのでかえって突っ込みづらいです。コーエーくらい隙だらけだと突っ込み甲斐があるんですが・・・。ちなみに「まつの章」のOPが個人的に最高傑作だと思っています。あれマジ最高!これからも当方オタク界の辻斬りとしてばっさり切り進んで生きて行きます!
■「無人島で云々」は遠藤淑子さんですね。大好きです。今は、そうかもと妙に納得します。独り暮らしの老人より、同居で無視される老人の方が自殺率が高いそうですね。昔は一方的にお年寄りをそんな目に、と怒りを感じていたのですが、身近でそんなえげつない真似をせずにはいられない程追い詰められる人の闇を見てしまい加害者と被害者って表面で語れないんだと反省しました。
遠藤さんの作品、私も大好きです。「スイートホーム」「シンシアリー」「天使ですよ」「パラダイス」「兄貴」「ヘブン」等等。意外だったのは、都会よりも地方の方が、老人の自殺率が格段に高かったこと。孤独も人を殺しますが、その真逆も、過ぎれば人を追い詰めます。常に優しく親切でいられたらいいのですが、人はそこまで善良で強い生き物ではないんですよね…。だからこそ、正しくあろう、親切であろうという「努力」が大事だと思います。生きている限り、常にその努力は続きます。心の闇をなかったことにするのではなく、向き合える勇気を持ち、受け入れて制御する作業は一生付きまとうと思います。闇が深い分、人間は驚くほど優しい生き物にもなりうることを、この目で見たことがあります。
うまくいえないけれど、人を責めるより受け入れられる人間になるのが、私の人生のテーマです。
まだまだ全然できなくて、許せないことばかりですが。反省・・・。
PR
※ネタバレあり
※一部記憶があやふやですが、おおむね事実です
旅をするたびに仲間が増えていったぼくら。
中でも異色をはなったのはエルフ族のフェティ。
彼女がエルフ以外すべて下等生物、生きるに値しないと決め付けているえらく高飛車なエルフで、行く先々で嫌われまくっていた。
しかしハルサメは彼女の嫌味も、右から来たものを左へ受け流す、みたいにうまくかわしていた。
むしろハルサメに振り回されてキーキー怒っているのはいつもフェティだった。
この世のどこに驚きがあんのよ!アンタが心を動かしたことって何よ!と詰め寄ったフェティに、ハルサメがしれっと「初めてギルドの依頼を達成したときの感動が忘れられない」とコメントしていた。
え?郵便配達が?
その返答に、フェティよりも周りにいた初期メンバーのぼく達の方が驚きのあまり光速で振り返った。
そのせいだったのか・・・ハルサメがいつまでたても郵便配達しかしなかったのって・・・。
世界の謎が一つ解けた。
仲間にはならなかったけれど、顔見知りも多くなった。
中でも一番異色を放っていたのは、通称・電波・・・・と呼ばれる変な青年だ。
彼の正式な名前は忘れちゃった。エル・・・なんとか、っていったっけか。
だって、彼を街角で見かけるたびにハルサメが「電波だ!!」と妙に嬉しそうに駆け寄っていってしまうから。
ぼく達も何となく彼のことを「電波」と認識し、呼称するようになってしまったんだ。
たしかに彼はその通り名にふさわしく、出会った瞬間から電波だった。
「世界は終末をむかえている!!」と広場の真ん中で演説し、怒られているところをハルサメが助けたのがはじまり。
しかも彼は自称・救世主だった。
「世界の終末をとなえる自称救世主だよ!やべ!ワンツーフィニッシュだ!何かがそろったよ!」とハルサメの何かのツボをえらく刺激したらしく、以後、ハルサメは街で見かけるたびに彼に駆け寄っては面倒ごとに巻き込まれていた。
彼がヘソ出しスタイルなのもハルサメの笑いのツボを直撃したらしく、意味もなく床を叩いてひーひー笑い転げるハルサメに、ぼくら一同ときおりついていけなかった。彼女はいつも一人で楽しそうだ。極めつけに彼の衣装を「豪儀なふんどし!!」と笑い転げる彼女の口を塞ぐのに、ナッジという尊い犠牲を払ったことをぼくは忘れない・・・。なんでハルサメはときおりあんな風に壊れるんだろうか。
そんな彼が墓地の前で「ここには姉さんの墓がある。ぼくの大事な大事な姉さんの・・・」と話したときのハルサメのテンションは何故かボルテージ最高潮、「2回ゆった!!いま2回ゆった!!見事なシスコンぶり!ねえちょいとセラ、あんたも姉さん大好き対決してきなよぉ!」とまるで酔っ払いのようにけしかけて、一人でケヘケヘ笑っていた。真に受けたセラが何かを言おうとしたので、ぼくとヴァンが必死に羽交い絞めしたよ。やめてよ世界の危機にこんな下らない張り合い。
出会いと別れは、何も行きずりの人とだけではなかった。
ぼくらのパーティー唯一の良心、といってもいい、心優しいコーンス族のナッジ。
親友のかたきであるガルドランに、後一歩でトドメをさせる、というとき、彼はガルドランの命まではとらなかった。後ろでハルサメが「やっちゃえナッジ!!」って言ってたけど(←本当にそういう選択肢が出てた/管理人より注釈)。そんな優しい彼が、宿屋でハルサメだけに自分の境遇について話しているのを、ぼくは寝苦しい夜の合間に偶然聞いてしまった。ふたりはバルコニーで夜風に吹かれ、めずらしくナッジが心の全てをハルサメに話しているようだった。コーンス族の額にはえている角は、魔力を秘めているからといって人間達に狩られる運命なのだそうだ。「でもこれはぼく達の急所だから、取られたら死んでしまうんだ!!」めずらしく激昂するナッジ。それに対し、ハルサメは静かな声で、つぶやいた。「ふーん、ってことはそれ、人間で言うところのち○こ?」
時が止まった。
翌朝、ナッジがジラークが起こしたというコーンス族の反乱に加わるためにパーティーをはなれた。
他の面々は、まさか温厚なナッジが反乱に加わるなんて信じられない、と言ったけれど、昨日の一幕を見てしまったぼくだけが真相を知る。
あああああ。
失うものばかりが増えて行くぼくら。
そんな中、なんだか知らないけれどハルサメの義理の兄(ということに話を合わせた結果なってしまった)レムオンがリューガの乱というものを起こしてしまった。
宮廷は大騒ぎ、王妃エリスは処刑され、甥っ子であるゼネテスが処刑されかかってしまった。
ハルサメは彼を助けようと王宮に走る!
でも図ったようにティアナ王女が逃げ遅れていたので、成り行き上彼女を救出!
無事なところに避難させた後、「ゼネテスを助けて!」とティアナに懇願されるハルサメ!
「お前が言うなぁぁぁ!!!」と半分切れながら、ゼネテス救出にハルサメは走る!走る!!
でも間に合わない!!
それもこれもティアナのせいだぁぁぁ!!とやつあたり気味に叫ぶハルサメに、ゼネテスからの遺書が渡された。読んでみた。
ハルサメへのメッセージ・・・はそこそこで、後はみっしりティアナへのメッセージだった。
「割りにあわねええ!!なんか割りにあわねええ!だったら最初から私に宛てないでティアナ宛にしろよ!どっちが付け足しだよコンチクショウ!」悔しげなハルサメをよそに、ティアナ王女はゼネテスからの言葉でなんとか立ち直ったみたい。よかったね。
でもこのとき、あまりにも多くの血が流れすぎた。
おかげで闇に落ちたアトレイア王女が、闇の王女として覚醒してしまった!
うまくいえないけれど、とにかくシチ面倒くさいことになったんだ!
ダンジョンと化した街で、ぼくらはアトレイアの生み出した暗黒の怪物と対決した!
倒した!
そうしたらまた同じのが出てきてもう一回戦闘!!
倒した!
と思ったら今度は思いがけない再会があった。
「電波!?」
なんと、電波と呼んでいたあの青年が現れて、人々の命を次々と吸い取っていったんだ!!
ついに彼は本物の『神』になってしまった。
もう後は何がなにやら、「え?お前なんかいたっけ?」っていう敵が襲い掛かってきたのでなぎ倒し、逃げたアトレイアとシャリを追ってダンジョンに入れば、どさくさにまぎれて消えたはずのレムオンと死んだはずのゼネテスが、ハルサメに襲い掛かった。
ハルサメはものすごい勢いで切れていた。
死んでまで苦労をかけるなああ!くそ男がぁぁ!
ズバッ
彼女の一太刀、とセラの駄目押し、1ターンもかからなかった。
どうでも良いけれど、ハルサメはこういう時にまったく躊躇いなく敵を倒す。
この後も、アトレイア→一刀両断→電波・・・もとい神→一刀両断→シャリ→一刀両断と、戦闘はせわしなく続いた。若干、しつこい。
やっと終わりかと思ったら、「・・・生き残ってしまったんですね」と、後輩冒険者・ノエルが戦いを挑んできた。
あああああもおおおおお!とハルサメは戦った!
勝った!!
すると今度は竜王が!!
「一体、何回戦闘させる気じゃあああああ!!!!!」
ハルサメの怒りは大地を裂き、ついに地上最後の神・竜王をも倒してしまった。
そして戦闘が全て終わり、本当の本当に平和が訪れた。
幾多の困難もともに乗り越えてきたぼくたち。
でもこれ以上ハルサメについていくことは、誰にもできなかった。
一人で世界を旅することにした彼女を、口の悪い猫・ネモだけが見送った。
ネモ:「お前はひよっこだからな。忠告してやる。生水はのむな。たくさん食ってたくさん寝ろ。ヤバイと思ったらすぐ逃げろ」
ハルサメ:「ネモ・・・・」
ネモ:「たやすく他人を信じるな」
ハルサメ:「ネモ」
ネモ:「それから、それから・・・・」
ハルサメ:「ネモぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」
自宅の庭先でこんな展開を見せられたオルファウスが後に語っていわく、「本当に暑苦しかったです」。
ぼくが知っている冒険者ハルサメの詩はこれでおしまい。
次の冒険の旅では何が起こるのかな。
どんな出会いが待っているのかな。
それはもしかしたら、キミたちのほうがよく知っているかもしれないね!
Fin
*************************************************
・・・長かったですわ・・・特に最後の方の戦闘。
終わった!と思ったらまた新たな敵!倒した!と思ったら今度は身内から裏切りが!叩きのめした!と思ったら黒幕はこっちだった!やっつけた!と思ったらさらなる刺客が差し向けられた!・・・エンドレス。
特にジュサプブロスが戦闘にでしゃばってきた時には「呼んでねーよ!!」と瞬殺でした。
あの戦闘は未だによくわからない。必要だったのか・・・?;
そしてネモしか落とせなかったファーストプレイ。
・・・おかしいなあ・・・。
※一部記憶があやふやですが、おおむね事実です
旅をするたびに仲間が増えていったぼくら。
中でも異色をはなったのはエルフ族のフェティ。
彼女がエルフ以外すべて下等生物、生きるに値しないと決め付けているえらく高飛車なエルフで、行く先々で嫌われまくっていた。
しかしハルサメは彼女の嫌味も、右から来たものを左へ受け流す、みたいにうまくかわしていた。
むしろハルサメに振り回されてキーキー怒っているのはいつもフェティだった。
この世のどこに驚きがあんのよ!アンタが心を動かしたことって何よ!と詰め寄ったフェティに、ハルサメがしれっと「初めてギルドの依頼を達成したときの感動が忘れられない」とコメントしていた。
え?郵便配達が?
その返答に、フェティよりも周りにいた初期メンバーのぼく達の方が驚きのあまり光速で振り返った。
そのせいだったのか・・・ハルサメがいつまでたても郵便配達しかしなかったのって・・・。
世界の謎が一つ解けた。
仲間にはならなかったけれど、顔見知りも多くなった。
中でも一番異色を放っていたのは、通称・電波・・・・と呼ばれる変な青年だ。
彼の正式な名前は忘れちゃった。エル・・・なんとか、っていったっけか。
だって、彼を街角で見かけるたびにハルサメが「電波だ!!」と妙に嬉しそうに駆け寄っていってしまうから。
ぼく達も何となく彼のことを「電波」と認識し、呼称するようになってしまったんだ。
たしかに彼はその通り名にふさわしく、出会った瞬間から電波だった。
「世界は終末をむかえている!!」と広場の真ん中で演説し、怒られているところをハルサメが助けたのがはじまり。
しかも彼は自称・救世主だった。
「世界の終末をとなえる自称救世主だよ!やべ!ワンツーフィニッシュだ!何かがそろったよ!」とハルサメの何かのツボをえらく刺激したらしく、以後、ハルサメは街で見かけるたびに彼に駆け寄っては面倒ごとに巻き込まれていた。
彼がヘソ出しスタイルなのもハルサメの笑いのツボを直撃したらしく、意味もなく床を叩いてひーひー笑い転げるハルサメに、ぼくら一同ときおりついていけなかった。彼女はいつも一人で楽しそうだ。極めつけに彼の衣装を「豪儀なふんどし!!」と笑い転げる彼女の口を塞ぐのに、ナッジという尊い犠牲を払ったことをぼくは忘れない・・・。なんでハルサメはときおりあんな風に壊れるんだろうか。
そんな彼が墓地の前で「ここには姉さんの墓がある。ぼくの大事な大事な姉さんの・・・」と話したときのハルサメのテンションは何故かボルテージ最高潮、「2回ゆった!!いま2回ゆった!!見事なシスコンぶり!ねえちょいとセラ、あんたも姉さん大好き対決してきなよぉ!」とまるで酔っ払いのようにけしかけて、一人でケヘケヘ笑っていた。真に受けたセラが何かを言おうとしたので、ぼくとヴァンが必死に羽交い絞めしたよ。やめてよ世界の危機にこんな下らない張り合い。
出会いと別れは、何も行きずりの人とだけではなかった。
ぼくらのパーティー唯一の良心、といってもいい、心優しいコーンス族のナッジ。
親友のかたきであるガルドランに、後一歩でトドメをさせる、というとき、彼はガルドランの命まではとらなかった。後ろでハルサメが「やっちゃえナッジ!!」って言ってたけど(←本当にそういう選択肢が出てた/管理人より注釈)。そんな優しい彼が、宿屋でハルサメだけに自分の境遇について話しているのを、ぼくは寝苦しい夜の合間に偶然聞いてしまった。ふたりはバルコニーで夜風に吹かれ、めずらしくナッジが心の全てをハルサメに話しているようだった。コーンス族の額にはえている角は、魔力を秘めているからといって人間達に狩られる運命なのだそうだ。「でもこれはぼく達の急所だから、取られたら死んでしまうんだ!!」めずらしく激昂するナッジ。それに対し、ハルサメは静かな声で、つぶやいた。「ふーん、ってことはそれ、人間で言うところのち○こ?」
時が止まった。
翌朝、ナッジがジラークが起こしたというコーンス族の反乱に加わるためにパーティーをはなれた。
他の面々は、まさか温厚なナッジが反乱に加わるなんて信じられない、と言ったけれど、昨日の一幕を見てしまったぼくだけが真相を知る。
あああああ。
失うものばかりが増えて行くぼくら。
そんな中、なんだか知らないけれどハルサメの義理の兄(ということに話を合わせた結果なってしまった)レムオンがリューガの乱というものを起こしてしまった。
宮廷は大騒ぎ、王妃エリスは処刑され、甥っ子であるゼネテスが処刑されかかってしまった。
ハルサメは彼を助けようと王宮に走る!
でも図ったようにティアナ王女が逃げ遅れていたので、成り行き上彼女を救出!
無事なところに避難させた後、「ゼネテスを助けて!」とティアナに懇願されるハルサメ!
「お前が言うなぁぁぁ!!!」と半分切れながら、ゼネテス救出にハルサメは走る!走る!!
でも間に合わない!!
それもこれもティアナのせいだぁぁぁ!!とやつあたり気味に叫ぶハルサメに、ゼネテスからの遺書が渡された。読んでみた。
ハルサメへのメッセージ・・・はそこそこで、後はみっしりティアナへのメッセージだった。
「割りにあわねええ!!なんか割りにあわねええ!だったら最初から私に宛てないでティアナ宛にしろよ!どっちが付け足しだよコンチクショウ!」悔しげなハルサメをよそに、ティアナ王女はゼネテスからの言葉でなんとか立ち直ったみたい。よかったね。
でもこのとき、あまりにも多くの血が流れすぎた。
おかげで闇に落ちたアトレイア王女が、闇の王女として覚醒してしまった!
うまくいえないけれど、とにかくシチ面倒くさいことになったんだ!
ダンジョンと化した街で、ぼくらはアトレイアの生み出した暗黒の怪物と対決した!
倒した!
そうしたらまた同じのが出てきてもう一回戦闘!!
倒した!
と思ったら今度は思いがけない再会があった。
「電波!?」
なんと、電波と呼んでいたあの青年が現れて、人々の命を次々と吸い取っていったんだ!!
ついに彼は本物の『神』になってしまった。
もう後は何がなにやら、「え?お前なんかいたっけ?」っていう敵が襲い掛かってきたのでなぎ倒し、逃げたアトレイアとシャリを追ってダンジョンに入れば、どさくさにまぎれて消えたはずのレムオンと死んだはずのゼネテスが、ハルサメに襲い掛かった。
ハルサメはものすごい勢いで切れていた。
死んでまで苦労をかけるなああ!くそ男がぁぁ!
ズバッ
彼女の一太刀、とセラの駄目押し、1ターンもかからなかった。
どうでも良いけれど、ハルサメはこういう時にまったく躊躇いなく敵を倒す。
この後も、アトレイア→一刀両断→電波・・・もとい神→一刀両断→シャリ→一刀両断と、戦闘はせわしなく続いた。若干、しつこい。
やっと終わりかと思ったら、「・・・生き残ってしまったんですね」と、後輩冒険者・ノエルが戦いを挑んできた。
あああああもおおおおお!とハルサメは戦った!
勝った!!
すると今度は竜王が!!
「一体、何回戦闘させる気じゃあああああ!!!!!」
ハルサメの怒りは大地を裂き、ついに地上最後の神・竜王をも倒してしまった。
そして戦闘が全て終わり、本当の本当に平和が訪れた。
幾多の困難もともに乗り越えてきたぼくたち。
でもこれ以上ハルサメについていくことは、誰にもできなかった。
一人で世界を旅することにした彼女を、口の悪い猫・ネモだけが見送った。
ネモ:「お前はひよっこだからな。忠告してやる。生水はのむな。たくさん食ってたくさん寝ろ。ヤバイと思ったらすぐ逃げろ」
ハルサメ:「ネモ・・・・」
ネモ:「たやすく他人を信じるな」
ハルサメ:「ネモ」
ネモ:「それから、それから・・・・」
ハルサメ:「ネモぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」
自宅の庭先でこんな展開を見せられたオルファウスが後に語っていわく、「本当に暑苦しかったです」。
ぼくが知っている冒険者ハルサメの詩はこれでおしまい。
次の冒険の旅では何が起こるのかな。
どんな出会いが待っているのかな。
それはもしかしたら、キミたちのほうがよく知っているかもしれないね!
Fin
*************************************************
・・・長かったですわ・・・特に最後の方の戦闘。
終わった!と思ったらまた新たな敵!倒した!と思ったら今度は身内から裏切りが!叩きのめした!と思ったら黒幕はこっちだった!やっつけた!と思ったらさらなる刺客が差し向けられた!・・・エンドレス。
特にジュサプブロスが戦闘にでしゃばってきた時には「呼んでねーよ!!」と瞬殺でした。
あの戦闘は未だによくわからない。必要だったのか・・・?;
そしてネモしか落とせなかったファーストプレイ。
・・・おかしいなあ・・・。
今日はお休みをもらえたので、一日自分の好きなことをしようと思った。
まず朝起きて、地元で有名な神社にお参りに行きました。
精進潔斎のつもりで、朝ごはんは食べない状態で。
携帯電話は家に置いたまま。
今日は何となく、誰ともつながりたくない気分だった。
まずは、「厄除け」のお礼参り。とある方の厄除けを、ここにお参りに来たのはいつだったか。
すごく最近だったような気がしたけれど。
それと、大事な友達がオメデタなので、安産の祈願。
この神社は、どちらかというと縁結び系で有名な神社。「幸せを祈れる人にめぐり合わせてくれてありがとう、あの人たちとあわせてくれてありがとう」と最後にしっかりお礼をしてくる。
その昔、大好きな友達と来年のクラス替えでは一緒のクラスになれますように、とここの神社にお祈りしたらかなったことを思い出した。あの頃の自分の考え付く、精一杯のお願いが、それだったことを思い出して、笑いたくなるような、泣きたくなるような、ただひたすら懐かしい気持ちになる。
帰りに安産お守りを買ったら、巫女さんが「よくお参りなされました。健やかな御子が生まれますように」と言ってくれた。友人の代わりにありがたく拝聴する。
でももしかしたらお守りもらっても、最近の人は気持ち悪がるものかなぁ、ドン引きされたらどうしよう、と思う反面、彼女だったらきっと好意だけをくみとってくれるよね、と、やっぱり送ることにした。
お参りが終わったので、街角のパン屋さんで焼きたてのパンをイートインで堪能。
お店の片隅で、誰の目も時間も気にせず好きなだけ食べて、好きなだけボーっとする。
その足で、続・三丁目の夕日を観に行く。
こういう感覚がわかる事が幸せだと思った。
別にドラマティックでも何でもない、垢抜けた洗練さも流行も関係ない、ただ「ALWAYS」そこにある、変わらないちっぽけな素朴なもの。
こういうのを、馬鹿にしたりするような育ち方をしなくて、本当に良かった。
観終わって、外に出たらまだ日が高くて明るかった。
それだけでなんだかすごく恵まれている気分になる。
電車に乗ると、ちょうど学校が終わるころあいなのだろう、制服姿が目立つ。
電車にゆられながら、観た映画のことを反芻したり、友達に書く手紙の文面を考えたり、いろいろなことを考えたりした。
昨日読んだ本の中で、主人公が「無人島で一人になるのは怖くないけど、集団の中で孤独でいることってたまらない」と言っていたのを思い出して、色々考えたりした。本の中では、「みんな、そうなんだよ」と言われて主人公は救われていたけれど、私はまだ納得がいかなくて救われた気分になれなくて、取り残されたような気分を引きずる。
最寄り駅で降りて、好きな作家さんの文庫を買う。
この人の本を読むと、人間が好きになれる気がするのでお気に入り。
眠る前に布団の中で読もうと思う。
そして駅前の郵便局で切手を買う。
友人にさっそく安産お守りを送ろうと思い、また職場でお世話になった方々に、欠礼ハガキを出そうと思って。
今日はちょっと、あまりに自分が幸せだったので書き留めてみました。
まず朝起きて、地元で有名な神社にお参りに行きました。
精進潔斎のつもりで、朝ごはんは食べない状態で。
携帯電話は家に置いたまま。
今日は何となく、誰ともつながりたくない気分だった。
まずは、「厄除け」のお礼参り。とある方の厄除けを、ここにお参りに来たのはいつだったか。
すごく最近だったような気がしたけれど。
それと、大事な友達がオメデタなので、安産の祈願。
この神社は、どちらかというと縁結び系で有名な神社。「幸せを祈れる人にめぐり合わせてくれてありがとう、あの人たちとあわせてくれてありがとう」と最後にしっかりお礼をしてくる。
その昔、大好きな友達と来年のクラス替えでは一緒のクラスになれますように、とここの神社にお祈りしたらかなったことを思い出した。あの頃の自分の考え付く、精一杯のお願いが、それだったことを思い出して、笑いたくなるような、泣きたくなるような、ただひたすら懐かしい気持ちになる。
帰りに安産お守りを買ったら、巫女さんが「よくお参りなされました。健やかな御子が生まれますように」と言ってくれた。友人の代わりにありがたく拝聴する。
でももしかしたらお守りもらっても、最近の人は気持ち悪がるものかなぁ、ドン引きされたらどうしよう、と思う反面、彼女だったらきっと好意だけをくみとってくれるよね、と、やっぱり送ることにした。
お参りが終わったので、街角のパン屋さんで焼きたてのパンをイートインで堪能。
お店の片隅で、誰の目も時間も気にせず好きなだけ食べて、好きなだけボーっとする。
その足で、続・三丁目の夕日を観に行く。
こういう感覚がわかる事が幸せだと思った。
別にドラマティックでも何でもない、垢抜けた洗練さも流行も関係ない、ただ「ALWAYS」そこにある、変わらないちっぽけな素朴なもの。
こういうのを、馬鹿にしたりするような育ち方をしなくて、本当に良かった。
観終わって、外に出たらまだ日が高くて明るかった。
それだけでなんだかすごく恵まれている気分になる。
電車に乗ると、ちょうど学校が終わるころあいなのだろう、制服姿が目立つ。
電車にゆられながら、観た映画のことを反芻したり、友達に書く手紙の文面を考えたり、いろいろなことを考えたりした。
昨日読んだ本の中で、主人公が「無人島で一人になるのは怖くないけど、集団の中で孤独でいることってたまらない」と言っていたのを思い出して、色々考えたりした。本の中では、「みんな、そうなんだよ」と言われて主人公は救われていたけれど、私はまだ納得がいかなくて救われた気分になれなくて、取り残されたような気分を引きずる。
最寄り駅で降りて、好きな作家さんの文庫を買う。
この人の本を読むと、人間が好きになれる気がするのでお気に入り。
眠る前に布団の中で読もうと思う。
そして駅前の郵便局で切手を買う。
友人にさっそく安産お守りを送ろうと思い、また職場でお世話になった方々に、欠礼ハガキを出そうと思って。
今日はちょっと、あまりに自分が幸せだったので書き留めてみました。
※ネタバレあり。
※実質プレイ記ですが、話の流れ(歴史区分)が一部前後している部分もあります。
今日も竜殺しにてノーブル伯な冒険者・ハルサメに振り回されているレルラ=ロントンです。
彼女いわく「面倒くさい」宮廷恋愛模様だけれど、色々と変化があったようです。
っていうかついに死人が出たというから笑えない。
ティアナ王女に焦がれて焦がれてどうしようもなくなったタルテュバは、ついに闇に落ちてしまった。
シャリという謎の少年に利用され、モンスターと化したタルテュバを、案の定、ためらいゼロで瞬殺したハルサメ。ブラボー。
だけどタルテュバ今際の際の台詞が「あばよ」だったのには、ぼくら一同あまりの衝撃に言葉が出なかった。
この失恋騒動のあと、ハルサメが「ほらぁ!手近なところで済ませようとするからこういうことになるんだよ!職場結婚だけは絶対にやめておけって、私の死んだ母ちゃんが言ってたよ!」って説教してまわっていた。
ハルサメのお母さん、ちゃんとミイスの村にご生存中だというのに、彼女は時々つまらない嘘をつく。
そんなある日、お城から帰ってきたハルサメは顔面蒼白でぼくにこう言った。
「やばい・・・アトレイア王女が壊れた」
壊れたってなにさ?人はモノじゃないんだから、いくら失恋したからって壊れやしないよ大丈夫!と、ぼくは人生の先輩として自信満々にアドバイスしたものだけれど・・・。
「だって、何度話しかけても『フフ・・・』しか言わなくなった」
それは壊れたね。確実に。
アトレイア王女は、先代の王様の遺児。王位継承権は、従妹のティアナ王女に次いで二番目だ。
先代の王妃が無理心中にまきこんだせいで視力を失っているのを、シャリにそそのかされる形でハルサメがその目に光を取り戻してあげた。取り戻したとたんに、目の前で好きな男がよりによってティアナ王女に駆け寄ってモンスター(※タルテュバ)から守っている姿だったもんだから、彼女にしてみれば「ちくしょーーー!目なんか見えるんじゃなかったーーー!!」ということらしい。ハルサメ、責任重大。
もう、旅に出たい・・・とハルサメがいうので、僕らは喜んで賛同した。
この街で変なことに巻き込まれるのはやめようよ!
やっぱり冒険者は冒険してこそだね!ということで、旅に出たとたん、彼女をかばって伝説の勇者ネメアが時空のひずみに吹き飛ばされた。
もうハルサメは何もしないでじっとしてたほうが良いよ。
どうすんのハルサメ・・・とぼくらが呆然と問うと、ちょっと引きつった笑いを浮かべてハルサメは親指をつきたてた。
「大丈夫大丈夫!っつーか彼ってば、ディンガルの皇帝になっちゃっていきなり戦争始めてたし、これで戦争なくなるよ世界平和だよ!」
それにはぼくもナッジも仰天して「だめだよ!助けに行こうよ!」と抗議したけどものの見事にスルーされました。そろそろハルサメについていけない。
ハルサメの楽観主義にはなれたつもりだけれど、それゆえに彼女も手痛い目にあうことがあった。
宿屋でくつろいでいたら、いきなり部屋に変な男たちが乱入。
「ハルサメどの!!エステル様がさらわれました!」
またかよ、とたしかにぼく達も思った。
前回はエステルを助けられず、そんなぼくらに失望した彼女がぼくらのパーティーを抜けたのはついこの間のことだった。
途中は省くけれど、なんとか今度はエステルを見つけることができたんだ空飛ぶ空中都市で。え?はしょりすぎ?そのとき、助けに現れたハルサメを見た瞬間のエステルは忘れられない。ぼくらを見限って出て行ったはずの彼女だけれど、ハルサメを見つけたとたんに「ハルサメ!ハルサメ!!ハルサメ!!!」と夢中で駆け寄ってきた。
ハルサメは何も言わずに彼女にうなずいてあげてた。
でも空飛ぶ空中都市は、制御システムが壊れたため(※ハルサメが暴れたせい)地上に落下しかかっているときだった。脱出も間に合わない。
するとエステルが「ぼくが制御するから、皆は逃げて」と軽く言った。その場にはぼく達のほかに、とらえられていた火や水の巫女たちがいたのだけれど、彼女らもだまってエステルに託していた。
やがて空中都市は砂漠に落下。無事に逃げおおせたぼく達が、ある日、猫屋敷のネモという猫(の姿をした魔人)に世間話がてらエステルの事を聞いたら「・・・・死んだよ」。
ええええええ!?
微塵も覚悟していなかったせいか、ハルサメの驚きようは半端なかった。
考えてみたら、たしかにあの状況で都市とともに砂漠に墜落したエステルが助かるはずもなかった。
何も知らずにぼく達は、彼女にお別れの言葉さえ言えなかった。
罰があたったんだ、とハルサメはその場にうずくまって、ぼくらを困らせた。
立ち直るのにちょっと時間がかかったよ。
そういえば、アンギルタンを戦場で討ち取ったゼネテスも、こんな風に背中で泣いてたっけ。
小さいころにアンギルタンのとっつぁんに肩車をしてもらったことがあるんだぜ・・・とゼネテスが酒を傾けていた姿が、ハルサメとかぶる。
無鉄砲で、後先考えずにつっぱしるハルサメ。
つっぱしった挙句にドラゴンを倒し、風の巫女エアさまを倒し、たハルサメ。
あるとき、ネメアが謎の魔人と戦っているときに不吉な予言をされ、「嘘だと思うならエアに聞いてみろ!あの巫女は千里眼でなんでも知っているからな!」という会話がなされたときに、ギクッ!と身をこわばらせ、全力で目をそらしていたハルサメ。「やべー・・・・エアはもういないです私が倒しましたとか言えねー」とぶつぶつ言っていたハルサメ。
それでも、こんな風に、大切な人同士が争ったり散っていくのを、望んでいたわけじゃないのに、運命は変な風に彼女を運び始めた。
そして壊れたから放置していたアトレイア姫がとんでもないことになっていくその瞬間まで、ぼく達は世界中の人々と出会いや別れを繰り返していた・・・。
さて、次は誰の歌を歌おうか?
吟遊詩人の奏でるハープにのせて、この世界の終末と、それを救ったオッチョコチョイの勇者ハルサメの詩、次がいよいよラストです。
では、次回、レルラ=ロントンの奏でるジルオール・インフィニット最終章
電波の詩 でお会いしましょう!
※実質プレイ記ですが、話の流れ(歴史区分)が一部前後している部分もあります。
今日も竜殺しにてノーブル伯な冒険者・ハルサメに振り回されているレルラ=ロントンです。
彼女いわく「面倒くさい」宮廷恋愛模様だけれど、色々と変化があったようです。
っていうかついに死人が出たというから笑えない。
ティアナ王女に焦がれて焦がれてどうしようもなくなったタルテュバは、ついに闇に落ちてしまった。
シャリという謎の少年に利用され、モンスターと化したタルテュバを、案の定、ためらいゼロで瞬殺したハルサメ。ブラボー。
だけどタルテュバ今際の際の台詞が「あばよ」だったのには、ぼくら一同あまりの衝撃に言葉が出なかった。
この失恋騒動のあと、ハルサメが「ほらぁ!手近なところで済ませようとするからこういうことになるんだよ!職場結婚だけは絶対にやめておけって、私の死んだ母ちゃんが言ってたよ!」って説教してまわっていた。
ハルサメのお母さん、ちゃんとミイスの村にご生存中だというのに、彼女は時々つまらない嘘をつく。
そんなある日、お城から帰ってきたハルサメは顔面蒼白でぼくにこう言った。
「やばい・・・アトレイア王女が壊れた」
壊れたってなにさ?人はモノじゃないんだから、いくら失恋したからって壊れやしないよ大丈夫!と、ぼくは人生の先輩として自信満々にアドバイスしたものだけれど・・・。
「だって、何度話しかけても『フフ・・・』しか言わなくなった」
それは壊れたね。確実に。
アトレイア王女は、先代の王様の遺児。王位継承権は、従妹のティアナ王女に次いで二番目だ。
先代の王妃が無理心中にまきこんだせいで視力を失っているのを、シャリにそそのかされる形でハルサメがその目に光を取り戻してあげた。取り戻したとたんに、目の前で好きな男がよりによってティアナ王女に駆け寄ってモンスター(※タルテュバ)から守っている姿だったもんだから、彼女にしてみれば「ちくしょーーー!目なんか見えるんじゃなかったーーー!!」ということらしい。ハルサメ、責任重大。
もう、旅に出たい・・・とハルサメがいうので、僕らは喜んで賛同した。
この街で変なことに巻き込まれるのはやめようよ!
やっぱり冒険者は冒険してこそだね!ということで、旅に出たとたん、彼女をかばって伝説の勇者ネメアが時空のひずみに吹き飛ばされた。
もうハルサメは何もしないでじっとしてたほうが良いよ。
どうすんのハルサメ・・・とぼくらが呆然と問うと、ちょっと引きつった笑いを浮かべてハルサメは親指をつきたてた。
「大丈夫大丈夫!っつーか彼ってば、ディンガルの皇帝になっちゃっていきなり戦争始めてたし、これで戦争なくなるよ世界平和だよ!」
それにはぼくもナッジも仰天して「だめだよ!助けに行こうよ!」と抗議したけどものの見事にスルーされました。そろそろハルサメについていけない。
ハルサメの楽観主義にはなれたつもりだけれど、それゆえに彼女も手痛い目にあうことがあった。
宿屋でくつろいでいたら、いきなり部屋に変な男たちが乱入。
「ハルサメどの!!エステル様がさらわれました!」
またかよ、とたしかにぼく達も思った。
前回はエステルを助けられず、そんなぼくらに失望した彼女がぼくらのパーティーを抜けたのはついこの間のことだった。
途中は省くけれど、なんとか今度はエステルを見つけることができたんだ空飛ぶ空中都市で。え?はしょりすぎ?そのとき、助けに現れたハルサメを見た瞬間のエステルは忘れられない。ぼくらを見限って出て行ったはずの彼女だけれど、ハルサメを見つけたとたんに「ハルサメ!ハルサメ!!ハルサメ!!!」と夢中で駆け寄ってきた。
ハルサメは何も言わずに彼女にうなずいてあげてた。
でも空飛ぶ空中都市は、制御システムが壊れたため(※ハルサメが暴れたせい)地上に落下しかかっているときだった。脱出も間に合わない。
するとエステルが「ぼくが制御するから、皆は逃げて」と軽く言った。その場にはぼく達のほかに、とらえられていた火や水の巫女たちがいたのだけれど、彼女らもだまってエステルに託していた。
やがて空中都市は砂漠に落下。無事に逃げおおせたぼく達が、ある日、猫屋敷のネモという猫(の姿をした魔人)に世間話がてらエステルの事を聞いたら「・・・・死んだよ」。
ええええええ!?
微塵も覚悟していなかったせいか、ハルサメの驚きようは半端なかった。
考えてみたら、たしかにあの状況で都市とともに砂漠に墜落したエステルが助かるはずもなかった。
何も知らずにぼく達は、彼女にお別れの言葉さえ言えなかった。
罰があたったんだ、とハルサメはその場にうずくまって、ぼくらを困らせた。
立ち直るのにちょっと時間がかかったよ。
そういえば、アンギルタンを戦場で討ち取ったゼネテスも、こんな風に背中で泣いてたっけ。
小さいころにアンギルタンのとっつぁんに肩車をしてもらったことがあるんだぜ・・・とゼネテスが酒を傾けていた姿が、ハルサメとかぶる。
無鉄砲で、後先考えずにつっぱしるハルサメ。
つっぱしった挙句にドラゴンを倒し、風の巫女エアさまを倒し、たハルサメ。
あるとき、ネメアが謎の魔人と戦っているときに不吉な予言をされ、「嘘だと思うならエアに聞いてみろ!あの巫女は千里眼でなんでも知っているからな!」という会話がなされたときに、ギクッ!と身をこわばらせ、全力で目をそらしていたハルサメ。「やべー・・・・エアはもういないです私が倒しましたとか言えねー」とぶつぶつ言っていたハルサメ。
それでも、こんな風に、大切な人同士が争ったり散っていくのを、望んでいたわけじゃないのに、運命は変な風に彼女を運び始めた。
そして壊れたから放置していたアトレイア姫がとんでもないことになっていくその瞬間まで、ぼく達は世界中の人々と出会いや別れを繰り返していた・・・。
さて、次は誰の歌を歌おうか?
吟遊詩人の奏でるハープにのせて、この世界の終末と、それを救ったオッチョコチョイの勇者ハルサメの詩、次がいよいよラストです。
では、次回、レルラ=ロントンの奏でるジルオール・インフィニット最終章
電波の詩 でお会いしましょう!
※ネタバレあり
やあ!見た目は子供、頭脳は大人!名探偵コナ・・・じゃなくて、みんなのレルラ=ロントンだよ!
今日はぼくの愛すべき冒険仲間ハルサメのシンデレラストーリー・・・っていうか桃太郎伝説を披露するよ!
彼女がいきなりドラゴンを打ち倒して「竜殺し」と呼ばれたことは前回うたったから判るよね?
ドラゴンを倒した次の瞬間、世界中で彼女の顔を見ると人々が「竜殺し」と呼び出したんだ。悪事千里を走るって本当なんだね。そのあっという間の広がりぶりに、ハルサメはよくおののいて悲鳴を上げていたもんさ。「ひいいいいっ!ウルカーンの親父まで知ってる!!」と叫び、「アキュリュースでも噂になっとるうう!」と震えていたよ。意外にビビリなんだよね。でも本当にすごいあっという間だったよ。誰がばらしてたのかな。ぼくじゃないよ。まさか・・・セラ?寡黙そうに見えてじつはおしゃべり大好き??
そんなハルサメが鼻歌交じりに例によって郵便配達の途中、人に襲われている貴族を見つけたんだ。
ハルサメは困った人がいるとすかさず割って入ってお節介をしまくっていたけど、この時は、当の貴族が「あっち行ってろ」的対応だったにもかかわらず、ハルサメは一歩も引かなかった。「だって!もしかしたらあの美形が仲間に加わるかもしんないじゃん!いつどこで、どんなフラグが立つかわかんないのよ人生は!」言うなり割って入って、敵を瞬殺。あれはすごい勢いだった。
そのお貴族様はレムオンといって、ロストール王国の大貴族なんだ。
軽くクーデターにあったのを返り討ちにし、ハルサメに「いいから俺に話をあわせてついてこい」と無理やりに王城へ。くどいくらい「とにかく全て俺に話を合わせろ」と言われたハルサメはかるくオッケーとか言ってヘラヘラついて行ったんだけれど、さすがに雌狐とよばれるエリス王妃の前に連れて行かれたときは「やっべーなんか変なことに巻き込まれたわー」とボソボソぼやいてた。気付くの遅いよ。
ぼくらはさすがに謁見の間まではいけなくて、外で待ってたんだけど、全てが終わって彼女が出てきたときはなぜかホッとした。もし危険な目にあっていたらどうしようと、ぼくだけじゃなくてセラもナッジもすごく心配してたんだから。
そんなぼくらの心配をよそに、相変わらずヘラヘラと笑っているハルサメに、いったいどこまで話をあわせたのさ?と尋ねたら「やー・・・なんか気がついたらレムオンの腹違いの妹にさせられてて、ノーブル伯なる称号をゲットしたよ」
話あわせすぎーーーー!!!
途中で引き返すわけには行かなかったの!?
とにかく 気がついたら・・・なんか・・・ と繰り返すハルサメに、ぼくらは言葉もなかった。
で、しばらくはこのお貴族サマごっこに付き合うかーと、ロストールを拠点に行動していたぼくらだった。
ハルサメはちゃっかりティアナ王女とも仲良くなり、忘れ去られていたもう一人の王女・アトレイア王女とも仲良くなっていた。ま、誰とでも仲良くなれるところだけがとりえのハルサメだからね。いつもスラム街で飲んだくれてたゼネテスが実は同じくロストールの貴族だと知ったのもこの頃だったかな。いやー世間てせまいね!と呵呵大笑していたハルサメなんだけど、この頃ちょっとうかない顔をすることが多くなった。
やっぱりお貴族サマなんて向いていないのかな?気まま冒険者暮らしが懐かしくなったのかな?
心配するぼくに、彼女は言ったんだ。
「何もかもが・・・面倒くさい」
本当に真摯な一言だった。慰める言葉も出ないほどに。
どうしたの?と聞いてみると、彼女は宮廷のことを色々と話してくれた。
「レムオンっているじゃん。私の義理のアニキ」
「うん」
「あいつさーティアナ王女が好きらしいんだ」
「へー」
「でもティアナはゼネテスが好きらしいんだ」
「おー」
「でもってゼネテスはエリス王妃が好きらしいんだ」
「わー」
「そんなゼネテスを、アトレイア王女も好きらしくてね」
「・・・うわ・・・・」
「さらにタルテュバっていうへっぽこ貴族がティアナを物凄く好きらしくてね」
「あぁあ・・・・・」
「そんな中、レムオン・ゼネテス・ティアナ・私・タルテュバ・アトレイアが一同に会してしまってね」
「ずいぶん面倒くさいフラグがたったね」
「で、お約束どおりその場で皆が一気に失恋する大騒ぎになってさー」
「うわっ面倒くさっ!」
「だべ!?」
ハルサメは力強く強調した。
だべ、って、ハルサメの出身どこ?それどこの方言?
「マジで面倒くさいべ!?なんだってそんなせまい人間関係の中でグダグダやってんだよ、あいつら顔もソコソコいけてるし金持ちだし身分もあるんだからもっと他にどうとでもなるだろ!?なんでわざわざ面倒くさい展開を選ぶか!?」
一応、切ない王宮での恋物語、ぼくら吟遊詩人が喜んで詩にたくすべきシーンだというのに、ハルサメの感想といったら「面倒くさい」の一言だよ。まあたしかに面倒くさいけれどね。
そんなんだから年齢=彼氏イナイ歴なんだよハルサメ。
聞いてるだけでげっそりしてしまったぼくに、ハルサメは「さらに!」と後日談を教えてくれた。
「レムオンの義兄貴にさ~『ティアナが好きなんだろ~言っちゃえYO!』って冷やかしまくったら逆ギレされてさ。『ああそうだ!お前の言うとおりだ。幼い時からずっとずっとティアナが好きだった!』と絶叫された」
何でそんな修学旅行の中学生みたいな会話してんの。
貴族ってそんなお気楽でいの?
「散々やつあたりした後で『すまん・・・貴様にはつい甘えてしまう・・・お前に見放されたら、俺は・・・』とか超意味ありげ攻撃きたよ。もうマジで面倒くさい」
人の切ない心の機微を面倒くさいの一言で片付けられても・・・。
ぼくとしては精一杯の慰めのつもりで、こう言ってあげた。
「でも判るよハルサメ。ぼくも色々面倒くさくて身ごもったカミさんほったらかして旅に出てるしね」
「いや、お前のはちょっと駄目だろ。お前はどこぞの子育てゲーム(DEAR MY SUN!)の旦那か」
つくづくぼくと彼女の価値観は交わらないみたいだね。
それでも旅は続いた。
仲間も増えた。
あるとき、ぼくらのパーティーは、ハルサメ・ぼく(リルビー族)・デルガドのおっさん(ドワーフ族)・ナッジ(コーンス族)の4人だった時に「人間率ひくーーーー!」とハルサメが絶叫してた。
その前は、ハルサメ・ぼく・デルガド・イオンズの面子に対して「おっさんくさっ!」と非常に無礼な発言をしていた彼女だ。ていうかぼくもオッサンの範疇なことにショックをおぼえ、三日三晩枕が涙で濡れたけれど。
そんな彼女も、イズキヤルを倒したときは、物すごい勢いで泣いていたよ・・・。
ドラゴンを倒したときも、風の巫女を倒したときも、まったく躊躇のなかった彼女だけど、魔獣を倒すときには涙腺が壊れたんじゃないのかってくらいわあわあ泣き崩れてた。
判断基準おかしくない?
でも、ぼくもちょっと切なかった。
イズキヤル、安らかに眠ってね。人間と過ごした、楽しくて幸せな気持ちといっしょに、母なるティラに帰ってね。その優しい記憶が君のお母さんを癒し、次に生まれてくる君の妹や弟たちは、きっと、ちょっとずつ優しくなって生まれてくるよ。そうしていつか優しくなった君たち魔獣と、ぼくらでまた仲良く追いかけっこやかくれんぼをしよう。
約束だよ・・・。
ちなみにこの後、ハルサメは冒険で、次々にティラの娘たち(イズキヤルの姉妹)を血祭りに上げた。
その数ざっと7匹(ティラの娘A~G)。
ハルサメは本当に血も涙もない。
彼女いわく「面倒くせー」の一言だった宮廷恋愛模様が、やがて世界を巻き込む大事件に発展するなんて、このときはぼくもハルサメも、微塵も感じていなかった。
ただ猫屋敷にいたネモっていう派手な猫の暴言に一喜一憂しているだけの日々は終わり、ぼく達はとんでもない歴史の扉を明けてしまったんだ!
今日の詩はこれでおしまい。
次はいよいよクライマックス!
失恋姫の詩で、ぼくと握手!
*************************
有音さんをはじめ、根強きジルオールファンの皆さん、最初に謝っておきますごめんなさい・・・。
も、本当に駄目プレイヤーで・・・名作ゲームを汚している!
イズキヤルのイベントは泣いたねー・・・。その後イオンズのおっさんが「仲間に入れてくれ」って言ってきたとき、直前までは「これ以上おっさん率あがるとむっさいからやだなー」とか言ってたのに「ああ!いいとも!もちろんだ!ともにイズキヤルの思い出話で酒酌み交わそうぜ!!」と泣きながら仲間に加えていた始末。
イズキヤルの妹や弟が優しくなって生まれてくるといいな。本当に。
そう、私がやっているのは「ジルオール」でも「インフィニット」の方なんですが・・・。
いやあ、本当に皆さんに愛されてる名作中の名作なんだなあと思いました。
現在2周目で、主人公男にしてみました。
目標はハーレムです。
美人双子とか美人海賊とかはべらせたい!!もうオッサンはお腹いっぱいだ!!
このゲーム、ファザコンやらブラコンやらシスコン(特にセラ!!とエルファス!!お前ら病気だ)等、その重度さは笑えないキャラが多すぎるので、レルラのように「子供なんて持ちたくないねっ」と肉親の情を一蹴するくらいでバランス取れてる気がするけれど、中間という選択肢がもののみごとにそぎ落とされてる。
この辺がコーエー。
色々とウェブ拍手ありがとうございます。
プレイレポが終わったらちょこちょこお返事させていただくつもりです。
っていうかウェブ拍手に投稿するために、文字制限を計算して下書き(?)までしていたなんて、どこまでも私の心をとらえて放さないお客さんがいてびっくりした。どんだけーーーー!!
やあ!見た目は子供、頭脳は大人!名探偵
今日はぼくの愛すべき冒険仲間ハルサメのシンデレラストーリー・・・っていうか桃太郎伝説を披露するよ!
彼女がいきなりドラゴンを打ち倒して「竜殺し」と呼ばれたことは前回うたったから判るよね?
ドラゴンを倒した次の瞬間、世界中で彼女の顔を見ると人々が「竜殺し」と呼び出したんだ。悪事千里を走るって本当なんだね。そのあっという間の広がりぶりに、ハルサメはよくおののいて悲鳴を上げていたもんさ。「ひいいいいっ!ウルカーンの親父まで知ってる!!」と叫び、「アキュリュースでも噂になっとるうう!」と震えていたよ。意外にビビリなんだよね。でも本当にすごいあっという間だったよ。誰がばらしてたのかな。ぼくじゃないよ。まさか・・・セラ?寡黙そうに見えてじつはおしゃべり大好き??
そんなハルサメが鼻歌交じりに例によって郵便配達の途中、人に襲われている貴族を見つけたんだ。
ハルサメは困った人がいるとすかさず割って入ってお節介をしまくっていたけど、この時は、当の貴族が「あっち行ってろ」的対応だったにもかかわらず、ハルサメは一歩も引かなかった。「だって!もしかしたらあの美形が仲間に加わるかもしんないじゃん!いつどこで、どんなフラグが立つかわかんないのよ人生は!」言うなり割って入って、敵を瞬殺。あれはすごい勢いだった。
そのお貴族様はレムオンといって、ロストール王国の大貴族なんだ。
軽くクーデターにあったのを返り討ちにし、ハルサメに「いいから俺に話をあわせてついてこい」と無理やりに王城へ。くどいくらい「とにかく全て俺に話を合わせろ」と言われたハルサメはかるくオッケーとか言ってヘラヘラついて行ったんだけれど、さすがに雌狐とよばれるエリス王妃の前に連れて行かれたときは「やっべーなんか変なことに巻き込まれたわー」とボソボソぼやいてた。気付くの遅いよ。
ぼくらはさすがに謁見の間まではいけなくて、外で待ってたんだけど、全てが終わって彼女が出てきたときはなぜかホッとした。もし危険な目にあっていたらどうしようと、ぼくだけじゃなくてセラもナッジもすごく心配してたんだから。
そんなぼくらの心配をよそに、相変わらずヘラヘラと笑っているハルサメに、いったいどこまで話をあわせたのさ?と尋ねたら「やー・・・なんか気がついたらレムオンの腹違いの妹にさせられてて、ノーブル伯なる称号をゲットしたよ」
話あわせすぎーーーー!!!
途中で引き返すわけには行かなかったの!?
とにかく 気がついたら・・・なんか・・・ と繰り返すハルサメに、ぼくらは言葉もなかった。
で、しばらくはこのお貴族サマごっこに付き合うかーと、ロストールを拠点に行動していたぼくらだった。
ハルサメはちゃっかりティアナ王女とも仲良くなり、忘れ去られていたもう一人の王女・アトレイア王女とも仲良くなっていた。ま、誰とでも仲良くなれるところだけがとりえのハルサメだからね。いつもスラム街で飲んだくれてたゼネテスが実は同じくロストールの貴族だと知ったのもこの頃だったかな。いやー世間てせまいね!と呵呵大笑していたハルサメなんだけど、この頃ちょっとうかない顔をすることが多くなった。
やっぱりお貴族サマなんて向いていないのかな?気まま冒険者暮らしが懐かしくなったのかな?
心配するぼくに、彼女は言ったんだ。
「何もかもが・・・面倒くさい」
本当に真摯な一言だった。慰める言葉も出ないほどに。
どうしたの?と聞いてみると、彼女は宮廷のことを色々と話してくれた。
「レムオンっているじゃん。私の義理のアニキ」
「うん」
「あいつさーティアナ王女が好きらしいんだ」
「へー」
「でもティアナはゼネテスが好きらしいんだ」
「おー」
「でもってゼネテスはエリス王妃が好きらしいんだ」
「わー」
「そんなゼネテスを、アトレイア王女も好きらしくてね」
「・・・うわ・・・・」
「さらにタルテュバっていうへっぽこ貴族がティアナを物凄く好きらしくてね」
「あぁあ・・・・・」
「そんな中、レムオン・ゼネテス・ティアナ・私・タルテュバ・アトレイアが一同に会してしまってね」
「ずいぶん面倒くさいフラグがたったね」
「で、お約束どおりその場で皆が一気に失恋する大騒ぎになってさー」
「うわっ面倒くさっ!」
「だべ!?」
ハルサメは力強く強調した。
だべ、って、ハルサメの出身どこ?それどこの方言?
「マジで面倒くさいべ!?なんだってそんなせまい人間関係の中でグダグダやってんだよ、あいつら顔もソコソコいけてるし金持ちだし身分もあるんだからもっと他にどうとでもなるだろ!?なんでわざわざ面倒くさい展開を選ぶか!?」
一応、切ない王宮での恋物語、ぼくら吟遊詩人が喜んで詩にたくすべきシーンだというのに、ハルサメの感想といったら「面倒くさい」の一言だよ。まあたしかに面倒くさいけれどね。
そんなんだから年齢=彼氏イナイ歴なんだよハルサメ。
聞いてるだけでげっそりしてしまったぼくに、ハルサメは「さらに!」と後日談を教えてくれた。
「レムオンの義兄貴にさ~『ティアナが好きなんだろ~言っちゃえYO!』って冷やかしまくったら逆ギレされてさ。『ああそうだ!お前の言うとおりだ。幼い時からずっとずっとティアナが好きだった!』と絶叫された」
何でそんな修学旅行の中学生みたいな会話してんの。
貴族ってそんなお気楽でいの?
「散々やつあたりした後で『すまん・・・貴様にはつい甘えてしまう・・・お前に見放されたら、俺は・・・』とか超意味ありげ攻撃きたよ。もうマジで面倒くさい」
人の切ない心の機微を面倒くさいの一言で片付けられても・・・。
ぼくとしては精一杯の慰めのつもりで、こう言ってあげた。
「でも判るよハルサメ。ぼくも色々面倒くさくて身ごもったカミさんほったらかして旅に出てるしね」
「いや、お前のはちょっと駄目だろ。お前はどこぞの子育てゲーム(DEAR MY SUN!)の旦那か」
つくづくぼくと彼女の価値観は交わらないみたいだね。
それでも旅は続いた。
仲間も増えた。
あるとき、ぼくらのパーティーは、ハルサメ・ぼく(リルビー族)・デルガドのおっさん(ドワーフ族)・ナッジ(コーンス族)の4人だった時に「人間率ひくーーーー!」とハルサメが絶叫してた。
その前は、ハルサメ・ぼく・デルガド・イオンズの面子に対して「おっさんくさっ!」と非常に無礼な発言をしていた彼女だ。ていうかぼくもオッサンの範疇なことにショックをおぼえ、三日三晩枕が涙で濡れたけれど。
そんな彼女も、イズキヤルを倒したときは、物すごい勢いで泣いていたよ・・・。
ドラゴンを倒したときも、風の巫女を倒したときも、まったく躊躇のなかった彼女だけど、魔獣を倒すときには涙腺が壊れたんじゃないのかってくらいわあわあ泣き崩れてた。
判断基準おかしくない?
でも、ぼくもちょっと切なかった。
イズキヤル、安らかに眠ってね。人間と過ごした、楽しくて幸せな気持ちといっしょに、母なるティラに帰ってね。その優しい記憶が君のお母さんを癒し、次に生まれてくる君の妹や弟たちは、きっと、ちょっとずつ優しくなって生まれてくるよ。そうしていつか優しくなった君たち魔獣と、ぼくらでまた仲良く追いかけっこやかくれんぼをしよう。
約束だよ・・・。
ちなみにこの後、ハルサメは冒険で、次々にティラの娘たち(イズキヤルの姉妹)を血祭りに上げた。
その数ざっと7匹(ティラの娘A~G)。
ハルサメは本当に血も涙もない。
彼女いわく「面倒くせー」の一言だった宮廷恋愛模様が、やがて世界を巻き込む大事件に発展するなんて、このときはぼくもハルサメも、微塵も感じていなかった。
ただ猫屋敷にいたネモっていう派手な猫の暴言に一喜一憂しているだけの日々は終わり、ぼく達はとんでもない歴史の扉を明けてしまったんだ!
今日の詩はこれでおしまい。
次はいよいよクライマックス!
失恋姫の詩で、ぼくと握手!
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有音さんをはじめ、根強きジルオールファンの皆さん、最初に謝っておきますごめんなさい・・・。
も、本当に駄目プレイヤーで・・・名作ゲームを汚している!
イズキヤルのイベントは泣いたねー・・・。その後イオンズのおっさんが「仲間に入れてくれ」って言ってきたとき、直前までは「これ以上おっさん率あがるとむっさいからやだなー」とか言ってたのに「ああ!いいとも!もちろんだ!ともにイズキヤルの思い出話で酒酌み交わそうぜ!!」と泣きながら仲間に加えていた始末。
イズキヤルの妹や弟が優しくなって生まれてくるといいな。本当に。
そう、私がやっているのは「ジルオール」でも「インフィニット」の方なんですが・・・。
いやあ、本当に皆さんに愛されてる名作中の名作なんだなあと思いました。
現在2周目で、主人公男にしてみました。
目標はハーレムです。
美人双子とか美人海賊とかはべらせたい!!もうオッサンはお腹いっぱいだ!!
このゲーム、ファザコンやらブラコンやらシスコン(特にセラ!!とエルファス!!お前ら病気だ)等、その重度さは笑えないキャラが多すぎるので、レルラのように「子供なんて持ちたくないねっ」と肉親の情を一蹴するくらいでバランス取れてる気がするけれど、中間という選択肢がもののみごとにそぎ落とされてる。
この辺がコーエー。
色々とウェブ拍手ありがとうございます。
プレイレポが終わったらちょこちょこお返事させていただくつもりです。
っていうかウェブ拍手に投稿するために、文字制限を計算して下書き(?)までしていたなんて、どこまでも私の心をとらえて放さないお客さんがいてびっくりした。どんだけーーーー!!