うちの母ほど無神経なイキモノを、私はいまだかつて見たことがありません。
私が送った花束を「花が気に入らないから」と、あっさり他の人に横流しする、それを臆面もなく「あれ、カーネーション嫌いだから○○さんにあげてきちゃった」と本人に言ってくる、まさに無神経の国から無神経を宣伝にきた無神経の代表です。
さすがに切れました。
3回もやられたから。
なので、「今年はもう母の日なんてしないから。アンタにあげるくらいだったらヤナギさん(仮称・近所のおばさん)にあげるから」と釘を刺しておきました。
というか、ヤナギさんは小さいころから私を可愛がってくれたおばちゃんで、昨年、旦那さんを病で亡くされて以来、一人暮らしが寂しいといってよくウチに遊びに来てくれる人です。
お子さんはことごとく息子さんだけで、「春雨ちゃんみたいな娘が欲しかったわー」と言ってくれる優しい人です。
本気でうちの無神経母なんかよりもよっぽど「お母さん!」と呼びたい人なので、予告どおりヤナギさんのお花を買ってきました。仏前にもかざれるように、と、白を基調にした花かご。
・・・・しかしそれだと母が僻んですねてえらく面倒くさいので、奴の好きな大きい白百合「カサブランカ」(1本2,000円もしやがる驚異の花)で花束も作ってもらい、いざ帰宅。
家に帰ると、母がちょうどヤナギさんを家に招いてご飯を食べているときでした。
今朝、「今日は夕飯にヤナギさん呼ぶよ」と言われていたけれど、間に合うかちょっと不安だった。
もしヤナギさんが帰った後だったら、ご自宅を訪ねるつもりだったので、こりゃあちょうどいいぜ!とほくそえむ。
しかし花束を二つも抱えていてかさばって重かったので、玄関で「おかーさーん!;」と母の救援を呼ぶ。
母はカサブランカを非常に喜び、「なによぅ、今年はなしだって言ってたじゃん!」と言いつつも、若干うれしそうでした。
そしてお客人であるヤナギさんに「ほら、ウチの娘はこんなのくれるのよ!」とみっともなく自慢しに走って居間へ。
奥から花束を見せびらかされたらしきヤナギさんが「あら春雨ちゃん、私だっているのよー」と冗談交じりにからかってきたので、急いで靴を脱いで「ヤナギさんにも勿論ありますよ。はい、母の日です」と花かごを渡したとたん・・・
「・・・・え?」
とものすごい真顔で聞き返されました。
「・・・え?なんで?」
「・・・え?なんでって・・・母の日・・・」
「え・・・え?え、本当に?」
「はい」
「本当に?これ、私の?」
「・・・はい・・・そうですよ?」
あまりにもヤナギさんに何度も聞かれるので、なんだかこちらも不安にかられる。
本当に心底不思議そうに聞かれるものだから、妙に不安になってしまった。
「本当に?なんで?」
「なんでって・・・だって今日は世界中のお母さんに『ありがとう』の日ですよ?」
言ったとたん・・・・
ヤ・・・ヤナギさんが泣いたー Σ(0△0;
「よそ様の娘さんにお花もらえるなんて・・・!」
「なんで泣くんですかー!!;」
「やだもーーーー嫁にもらったより嬉しいわーーー!」
「えええええ!?」
そんな、お嫁さんからもらったものもちゃんと喜んであげてくださいよっ;
でも正直、母の花束の方が3倍も高かったので、そんなに喜んでくれるなら、もっといいお花をあげればよかった・・・・と罪悪感がハンパない。
そんなに喜ばれると心苦しいってば;
「もうっお父さんの仏前に報告しなきゃっ」
「いや、あの、本当になんかすみません・・・」
恐縮する私に、ヤナギさんは三つ指ついて頭を下げたもんだからこっちがパニックですよ!!
「ひいいやめてくださいー!」
「ありがとうね春雨ちゃん」
「いえ、あの、本当に、『いつもお母さんありがとう』です」(←意味不明)
こんなに罪悪感のわいた後味の悪い母の日はないですよ・・・
ごめんなさい・・・
駅前の出来合いの花かごだったから、そんなに高くなかったのーーー!!
ごめんなさい、ほんっとごめんなさい!!!;
みなさんは、大切な人には、ちゃんと出し惜しみせず、きちんとしたお花を差し上げてください・・・
本当・・・
値段はプライスレスとはいえ、あんな泣いてもらうと本当に自分が悪いことした気になる。
本気で。
だってさー旦那さん亡くして、初めて迎える一人っきりの母の日なんてさー・・・
息子さん夫婦は地方にいるからなかなか会えないっていつも言ってたしさー・・
私にできることなんてこんなちっぽけなことだけじゃんかー・・・
いやでも、本当に、もっといいお花をあげれば、私ももっと晴れやかな気持ちでいられたのにサー・・・
なんで変なところで面倒くさがって適当に決めたんだ俺の馬鹿!!
今日は最高にダメ人間でした俺!!
来年はもうちょっとヤナギさんに誠意みせとけ俺!
いくらお金は関係ないと言ってもあれじゃあんまりだ。
戒めとして記す。
来年の俺!もうちょっとちゃんとしてろ!
私が送った花束を「花が気に入らないから」と、あっさり他の人に横流しする、それを臆面もなく「あれ、カーネーション嫌いだから○○さんにあげてきちゃった」と本人に言ってくる、まさに無神経の国から無神経を宣伝にきた無神経の代表です。
さすがに切れました。
3回もやられたから。
なので、「今年はもう母の日なんてしないから。アンタにあげるくらいだったらヤナギさん(仮称・近所のおばさん)にあげるから」と釘を刺しておきました。
というか、ヤナギさんは小さいころから私を可愛がってくれたおばちゃんで、昨年、旦那さんを病で亡くされて以来、一人暮らしが寂しいといってよくウチに遊びに来てくれる人です。
お子さんはことごとく息子さんだけで、「春雨ちゃんみたいな娘が欲しかったわー」と言ってくれる優しい人です。
本気でうちの無神経母なんかよりもよっぽど「お母さん!」と呼びたい人なので、予告どおりヤナギさんのお花を買ってきました。仏前にもかざれるように、と、白を基調にした花かご。
・・・・しかしそれだと母が僻んですねてえらく面倒くさいので、奴の好きな大きい白百合「カサブランカ」(1本2,000円もしやがる驚異の花)で花束も作ってもらい、いざ帰宅。
家に帰ると、母がちょうどヤナギさんを家に招いてご飯を食べているときでした。
今朝、「今日は夕飯にヤナギさん呼ぶよ」と言われていたけれど、間に合うかちょっと不安だった。
もしヤナギさんが帰った後だったら、ご自宅を訪ねるつもりだったので、こりゃあちょうどいいぜ!とほくそえむ。
しかし花束を二つも抱えていてかさばって重かったので、玄関で「おかーさーん!;」と母の救援を呼ぶ。
母はカサブランカを非常に喜び、「なによぅ、今年はなしだって言ってたじゃん!」と言いつつも、若干うれしそうでした。
そしてお客人であるヤナギさんに「ほら、ウチの娘はこんなのくれるのよ!」とみっともなく自慢しに走って居間へ。
奥から花束を見せびらかされたらしきヤナギさんが「あら春雨ちゃん、私だっているのよー」と冗談交じりにからかってきたので、急いで靴を脱いで「ヤナギさんにも勿論ありますよ。はい、母の日です」と花かごを渡したとたん・・・
「・・・・え?」
とものすごい真顔で聞き返されました。
「・・・え?なんで?」
「・・・え?なんでって・・・母の日・・・」
「え・・・え?え、本当に?」
「はい」
「本当に?これ、私の?」
「・・・はい・・・そうですよ?」
あまりにもヤナギさんに何度も聞かれるので、なんだかこちらも不安にかられる。
本当に心底不思議そうに聞かれるものだから、妙に不安になってしまった。
「本当に?なんで?」
「なんでって・・・だって今日は世界中のお母さんに『ありがとう』の日ですよ?」
言ったとたん・・・・
ヤ・・・ヤナギさんが泣いたー Σ(0△0;
「よそ様の娘さんにお花もらえるなんて・・・!」
「なんで泣くんですかー!!;」
「やだもーーーー嫁にもらったより嬉しいわーーー!」
「えええええ!?」
そんな、お嫁さんからもらったものもちゃんと喜んであげてくださいよっ;
でも正直、母の花束の方が3倍も高かったので、そんなに喜んでくれるなら、もっといいお花をあげればよかった・・・・と罪悪感がハンパない。
そんなに喜ばれると心苦しいってば;
「もうっお父さんの仏前に報告しなきゃっ」
「いや、あの、本当になんかすみません・・・」
恐縮する私に、ヤナギさんは三つ指ついて頭を下げたもんだからこっちがパニックですよ!!
「ひいいやめてくださいー!」
「ありがとうね春雨ちゃん」
「いえ、あの、本当に、『いつもお母さんありがとう』です」(←意味不明)
こんなに罪悪感のわいた後味の悪い母の日はないですよ・・・
ごめんなさい・・・
駅前の出来合いの花かごだったから、そんなに高くなかったのーーー!!
ごめんなさい、ほんっとごめんなさい!!!;
みなさんは、大切な人には、ちゃんと出し惜しみせず、きちんとしたお花を差し上げてください・・・
本当・・・
値段はプライスレスとはいえ、あんな泣いてもらうと本当に自分が悪いことした気になる。
本気で。
だってさー旦那さん亡くして、初めて迎える一人っきりの母の日なんてさー・・・
息子さん夫婦は地方にいるからなかなか会えないっていつも言ってたしさー・・
私にできることなんてこんなちっぽけなことだけじゃんかー・・・
いやでも、本当に、もっといいお花をあげれば、私ももっと晴れやかな気持ちでいられたのにサー・・・
なんで変なところで面倒くさがって適当に決めたんだ俺の馬鹿!!
今日は最高にダメ人間でした俺!!
来年はもうちょっとヤナギさんに誠意みせとけ俺!
いくらお金は関係ないと言ってもあれじゃあんまりだ。
戒めとして記す。
来年の俺!もうちょっとちゃんとしてろ!
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