岩手・宮城の方々、大丈夫ですか・・・
知人とも連絡が取れてなくて不安・・・。
無事を祈ることしかできないのってもどかしい・・・。
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ニャンまげに飛びつこう!前編。
さて、江戸村です。
これが噂のニャンまげです。
ウェブ拍手のメッセージで「ひこにゃんと混同してました;」という方がいらっしゃったので、あー確かに紛らわしいかもと、妙に納得しました。
こちらが元祖(?)ニャンまげです。
こいつに会うために、栃木県までやってきましたよスペーシア(電車名)に乗って!!
江戸村、入村料「4,500円」。
高っ。
ディズニーランド並ですが、午後14時以降、入村料がお安くなります。ワンポイントアドバイスです。
入り口にあるニャンまげグッズのお店で、私のテンションは急上昇。
全部買い占める勢いでした。
ニャンまげというブランドはここまで経済効果が・・・
一番買おうか買うまいか悩んだ挙句、断腸の思いで諦めたのはTシャツ。
ああでもまじで欲しかった・・・
ああん、ニャンまげ最高・・・・イカス・・・・(悶え)
外ではさすがに着られず、かといって室内で着ても、宅急便がきてもこの格好じゃドアを開けられない。
無類のニャンまげ好きでも、世間で生きてこそ人間なので、あきらめる。
ちなみに周囲に「お土産、ニャンまげの(ニャンまげ限定)なにがいいですか?」と聞いたら全員「食べ物で」と即答。
ストラップとかだめですか?と聞くと「ニャンまげは気持ち悪いから形で残るものでよこすな」、と、全員が全員言うのです。
ものすごいショックでした。
え、普通の人にとって、ニャンまげって「きもい」の!?
まじで!?
こんなにたまらなく可愛いのに!?
世間との価値観の相違で、本当に蒼白になって悩んだ。
それどころかこれまでの私のお土産に相当周囲は迷惑していたらしくて(ある意味、いらないものの押し付けばかりで困惑していたらしい)、もう二度と人にお土産は買ってこない・・・・ごめんなさい・・・と、残業中の会社で半べそをかいて先輩に飲みに連れて行ってもらうという非常にマヌケなできごとがあったので(実話)
もう他人様にお土産なんて買わない!!
このニャンまげはぜええんぶ私のものだ!!
(間違ったポジティブシンキング)
おおはしゃぎで買い物をし、14時になるのを待って、入村。
いや、どケチと言わないで・・・だって、私はニャンまげに幾らでも大枚をはたけますが、同行者(ニャンまげに対する興味はゼロ。ただ私に付き合ってここまで連れてきてくださった)には強いられません。私がお出ししようかと申し出たら「後輩にニャンまげをおごってもらうなど、末代までの恥だからいい」と男らしく拒絶されました。
なぜ皆ニャンまげに冷たく当たるんだ・・・。
中は江戸時代の街並みを再現し、駕籠や、旅籠やがありました。
何気なく旅籠やに入ると、番台さんが江戸時代の人になりきって色々と案内をしてくれました。
番台:「今朝早く、水戸黄門さまがお発ちになりましたよー」
春雨:「へーそうですかー」
興味なさげに生返事をし、室内のあらゆる細工に見入る私たち。
番台:「この先にはあらゆる館がございまして、映画館もあります」
春雨:「はあ・・・そうですか・・・・」
番台:「見学中に、ニャンまげという巨大な白猫が隣に座るかもしれませんが・・・」
春雨:「ニャンまげ!?」(光速で振り返る)
番台:「・・・・・(ちょっと言葉を探す風)えぇ、でも、危害はくわえませんのでだいじょ・・・」
春雨:「私、ニャンまげに会うためだけに日光に来たんですけど!!」
番台:「・・・・。」
番台さん、けっこう素で困っていました。
私があまりにも必死に「会えますか!?どこにいますか!?」とすがったところ、番台さんはこそっと手元の何かを確認し、「ニャンまげは・・・3時くらいにならないと会えませんよ」と教えてくれました。
ありがとう!!!番台さん!!
番台さんの案内で、花魁ショーを堪能し、ドキドキしながら「ニャンまげが良く出没するらしい」という橋のたもとでスタンバイ。
3時15分前。
どきどき・・・
どきどき・・・・
しかし、待てど暮らせどニャンまげは出現せず。
30分以上待ちぼうけをして、いや、私はいい、しかし同行者の時間まで無駄にしてしまって、申し訳ない。
もういいです、他を見ましょう、と申し出ると、だってせっかくここまで来たのに?と心配してくれる同行者。ますます申し訳なくなり、もうマジで泣きそうな顔で、いいんです・・・と力なく立ち上がる私。
あっちの奥のほうにニャンまげ劇場があって、エンドレスでニャンまげの映画を流しているので、それを観て満足します・・・。
そして映画館。
無駄にクオリティの高いCGに、たまげる。
SUGEEEEEEEEEEEEEEE!!!!!
まじすげえええ!!
絶対NHKの大河ドラマよりも高予算だろこれええええええ!!!
高い入村料の意味をここで知る。
興奮し、奥にいってみましょう!とさらに奥に進むと・・・・
そこは・・・・・
混沌(カオス)だった・・・・・
!?
磔・・・・図解!?
この奥には、当時の牢屋、拷問場などを再現した一帯があり、私が親なら絶対に子供に見せたくない、妙にリアルさを追及してしまった背筋が凍るものの陳列オンパレード。
江戸村・・・・?(問いかけるように)
それらはあまりにもエグイので、写真は撮りましたが(撮ったんだ・・・)掲載は自粛します。
吉良の屋敷があったので、討ち入りじゃー!と中に入ると、やっぱりところどころえぐさも残しつつ、江戸時代の事件を蝋人形で再現していました。
島原の乱!!
天草四郎時貞!!
お犬様でござる!!
殿中でござる!!
討ち入りでござる・・・・
東武ワールドスクウェアといい、ここといい、無駄に精巧すぎる!!
テンションあがっておおはしゃぎする私を、同行者は「本当にニャンまげはいいの?」と気遣ってくれます。
いいんです、しょせん、叶わぬゆめだったんです・・・
ニャンまげにあえなくても、こんなに楽しいんですもの・・・・来てよかったです・・・・
そう言いながら、他の箇所をまわろう、と例の橋にさしかかったとき・・・・
同行者が叫びました。
「あ!!いるよ!!!」
え?何がですか?
「ニャンまげがいる!!!!!」
・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
えっ!?どこどこどこ!?
指で示された遙か前方。
しかし私には見えない。
見えないけれど、そちらの方向にニャンまげがいるというのなら・・・・
俺は迷わず走る!!!
ということで、同行者を振り切って全力疾走(陸上部に所属していたこともあった無駄な脚力)する私
はたしてそこにニャンまげは・・・・・
いた!!!!!
・・・・・だが。
ニャンまげは・・・・・・・・
死にそうでした。
次回、衝撃の最終回へつづく!!