はたして。ニャンまげはいた。
しかし、もう、めっちゃ死にそうでした。
動きが緩慢すぎて、覇気がない。
もうマジで死にそう。
追いついた同行者も、その様子を見て爆笑してました。
「死にそうじゃん!めっちゃ死にそうじゃん!!」
「ニャンまげ、なんであんなに死にそうなの!?」
子供達に囲まれ、ゆ・・・・・・っくりと動くニャンまげ。
本当にゆ・・・・・・っくり、右手を挙げて、ゆ・・・・・・・・・・・・っくり下げて、ゆ・・・・・・・・(以下略)
ニャンまげ、瀕死の図。
もうダメ、死にそう!!
誇張、一切なし!!
リアル死にそう!!
同行者がメガネの奥の瞳を光らせて言いました。
「そういえば聞いたことがある・・・ああいう着ぐるみの中って、30分が限度なんだって。30分も中に入ってると、もう死にそうになるんだって」
「!?じゃ・・・じゃあニャンまげは・・・・!」
「ミッキーとかは、最新のハイテク着ぐるみだ(※中に冷却機械を内蔵している)からいいけど・・・ニャンまげはどう見ても・・・」
「・・・・・。」
「低予算っぽいもんね」
「ニャンまげーーーーー!!!(涙)」
ニャンまげ、ゆ・・・・・っくりと手を振るの図。
ニャンまげは頑張っていた。
そりゃあもう、頑張っていた。
死にそうに緩慢な動きで、ちびっ子に囲まれていた。
とあるお客さんは「ニャンまげ、いいにおーい!柔軟材のにおいがする!!」と絶叫。
ニャンまげは、緩慢な動きでゆ・・・・・っくり手を左右に振っていた。
否定、の意味らしい。
しかしその動きがあまりに緩慢であるがゆえに、隙を与えた。
そのお客さんは何度も何度も「絶対これ柔軟材のにおいだよー!うちと一緒。ソフ○ンでしょう!」と、柔軟材まで特定し、絶叫。
ゆるやかに否定するニャンまげ。
一生懸命、それでも力なく、背中をタオルでごしごし洗うジェスチャーをし、「柔軟材とかじゃなくてお風呂はいってます」アピール。
気付かないお客さん。
「絶対ソ○ランだよーーー!」と、トドメの一言をさしていずこかへ去っていった。
あとには、力なくたたずむニャンまげと、大爆笑する我々、そして数名のお子様達が残された・・・
とんだテロ行為だ。
私の中でこれは以後「ソフラ○テロ事件」と認識される。
お子様達のあと、ニャンまげとついに2ショット写真を撮ってもらうことに!!
隣に立つと、なるほど、ふんわりいい香りがしましたが、もう舞い上がって舞い上がってそれどころじゃねえ!
ここぞとばかりにニャンまげに触れる。
春雨:「あーーっ!ニャンまげ肉球があるー!」
ニャンまげは力なく、私に掴まれた左手を見ていました。
春雨:「あははは、肉球、肉球!!ふにふにーーー!」
ニャンまげは、されるがままでした。
もう、押されても触られても、ニャンまげ完全に無抵抗。
生物としての防衛本能も働かない様子、何をされてもされるがまま。
このニャンまげをみて、飛びつこうなんて気はみじんも起きませんでした。
リアル死にそうなんだってば!
それでも一通りお客様と交流を決行するニャンまげ。
子供達が次々と「ねーニャンまげーしゃべってー」「にゃあとかゆってぇ」無邪気な要求をします。
それをお父さんお母さんが「いいの!ニャンまげはしゃべれない事になってるの!」と、フォローという名のトドメをさしていく。ニャンまげは本当にただたたずみ、ゆ・・・・・・っくりと子供達をながめるだけ。
見ているこっちは爆笑のしすぎで死にそう。
やがてひとり・・・・ふたり・・・・とニャンまげから離れていき・・・・
ニャンまげは、ゆ・・・・・・・っくりと、歩き出しました。
先輩:「つけるぞ!!」
春雨:「えええええ!?;」
その号令に、我々は尾行を開始。
ニャンまげは、ゆ・・・・・っくり、でもどこか嬉しそうに歩きました。
そして、我々は、ニャンまげを狙っているのがわれわれだけではないことを知りました。
ふと、見ると。
一眼レフカメラ(見るからに高そう)をかかげて後をつけている、3人組の女性達が!
我々と目が合うと、にっこり笑ってくれました。
ああ、同志だ。
その後、ニャンまげの住みか(従業員出入り口)を突き止めようとする我々の不穏なオーラに気付いたか、ニャンまげが立ち止まり、ゆ・・・・・っくり振り返りました。
お姉さんたちは「ニャンまげ!!写真もう1枚!」「もう一回こっち向いて!」とニャンまげを引き止めて撮影大会。
ニャンまげは緩慢な動きでゆ・・・・・・っくりと応じてくれます。
しかし、近くで一眼レフをかまえていたお姉さんが、ぼそっそつぶやきました。
「多分、ニャンまげは内心、(帰りたいのに帰らせてくれない我々に)死ねって思ってるよね」
大爆笑。
泣くほど笑いました。
ニャンまげにはかわいそうだが、君に会うためにここまできた以上、きっちりと幸せを満喫させてくれ!
春雨:「ニャンまげーーー!こっちむいてぇぇぇ!」
ニャンまげ、ありがとう!!
ニャンまげに会うことができた。
飛びつけなくても、いい。
会えた。それだけでもう十分。
私の10年越しの夢がかなった!!
同行者に何度も何度もお礼を言うと、「(春雨が)見てて楽しそうなのは十分伝わったからもういいよ」と言ってくれました。大好きだ!ニャンまげの次の次くらいに!(←恩知らず)
そして日光江戸村、5時に閉園。
太鼓がどんつくどんつく叩かれ(はよ帰れの意)、門にさしかかると・・・・
ずらっと一列に、お侍さんが!
思わずびくっと身をこわばらせる我らに、「本日は、ありがとうございましたぁぁぁぁ!!」と声をそろえてご挨拶を。
ありがたいけどかなりびびる。
あ、どうも・・・と頭を下げていた我々の眼に、うつったものは・・・!
ニャンまげ!!!
ニャンまげ、お見送りの図。
ありがとうニャンまげ!!
ありがとう江戸村!!
そして世界中の子供達に、おめでとう!!(エヴァンゲリオン最終回)
こうして私の世界一幸福な日光旅行は幕を閉じました。
この先誰と行っても、何回行っても、「あの時も日光に来たなぁ」と思い出す「あの時」は、絶対に今回の旅だと確信があります。
一生忘れない。
本当に幸せな旅行でした。
しかし、もう、めっちゃ死にそうでした。
動きが緩慢すぎて、覇気がない。
もうマジで死にそう。
追いついた同行者も、その様子を見て爆笑してました。
「死にそうじゃん!めっちゃ死にそうじゃん!!」
「ニャンまげ、なんであんなに死にそうなの!?」
子供達に囲まれ、ゆ・・・・・・っくりと動くニャンまげ。
本当にゆ・・・・・・っくり、右手を挙げて、ゆ・・・・・・・・・・・・っくり下げて、ゆ・・・・・・・・(以下略)
ニャンまげ、瀕死の図。
もうダメ、死にそう!!
誇張、一切なし!!
リアル死にそう!!
同行者がメガネの奥の瞳を光らせて言いました。
「そういえば聞いたことがある・・・ああいう着ぐるみの中って、30分が限度なんだって。30分も中に入ってると、もう死にそうになるんだって」
「!?じゃ・・・じゃあニャンまげは・・・・!」
「ミッキーとかは、最新のハイテク着ぐるみだ(※中に冷却機械を内蔵している)からいいけど・・・ニャンまげはどう見ても・・・」
「・・・・・。」
「低予算っぽいもんね」
「ニャンまげーーーーー!!!(涙)」
ニャンまげ、ゆ・・・・・っくりと手を振るの図。
ニャンまげは頑張っていた。
そりゃあもう、頑張っていた。
死にそうに緩慢な動きで、ちびっ子に囲まれていた。
とあるお客さんは「ニャンまげ、いいにおーい!柔軟材のにおいがする!!」と絶叫。
ニャンまげは、緩慢な動きでゆ・・・・・っくり手を左右に振っていた。
否定、の意味らしい。
しかしその動きがあまりに緩慢であるがゆえに、隙を与えた。
そのお客さんは何度も何度も「絶対これ柔軟材のにおいだよー!うちと一緒。ソフ○ンでしょう!」と、柔軟材まで特定し、絶叫。
ゆるやかに否定するニャンまげ。
一生懸命、それでも力なく、背中をタオルでごしごし洗うジェスチャーをし、「柔軟材とかじゃなくてお風呂はいってます」アピール。
気付かないお客さん。
「絶対ソ○ランだよーーー!」と、トドメの一言をさしていずこかへ去っていった。
あとには、力なくたたずむニャンまげと、大爆笑する我々、そして数名のお子様達が残された・・・
とんだテロ行為だ。
私の中でこれは以後「ソフラ○テロ事件」と認識される。
お子様達のあと、ニャンまげとついに2ショット写真を撮ってもらうことに!!
隣に立つと、なるほど、ふんわりいい香りがしましたが、もう舞い上がって舞い上がってそれどころじゃねえ!
ここぞとばかりにニャンまげに触れる。
春雨:「あーーっ!ニャンまげ肉球があるー!」
ニャンまげは力なく、私に掴まれた左手を見ていました。
春雨:「あははは、肉球、肉球!!ふにふにーーー!」
ニャンまげは、されるがままでした。
もう、押されても触られても、ニャンまげ完全に無抵抗。
生物としての防衛本能も働かない様子、何をされてもされるがまま。
このニャンまげをみて、飛びつこうなんて気はみじんも起きませんでした。
リアル死にそうなんだってば!
それでも一通りお客様と交流を決行するニャンまげ。
子供達が次々と「ねーニャンまげーしゃべってー」「にゃあとかゆってぇ」無邪気な要求をします。
それをお父さんお母さんが「いいの!ニャンまげはしゃべれない事になってるの!」と、フォローという名のトドメをさしていく。ニャンまげは本当にただたたずみ、ゆ・・・・・・っくりと子供達をながめるだけ。
見ているこっちは爆笑のしすぎで死にそう。
やがてひとり・・・・ふたり・・・・とニャンまげから離れていき・・・・
ニャンまげは、ゆ・・・・・・・っくりと、歩き出しました。
先輩:「つけるぞ!!」
春雨:「えええええ!?;」
その号令に、我々は尾行を開始。
ニャンまげは、ゆ・・・・・っくり、でもどこか嬉しそうに歩きました。
そして、我々は、ニャンまげを狙っているのがわれわれだけではないことを知りました。
ふと、見ると。
一眼レフカメラ(見るからに高そう)をかかげて後をつけている、3人組の女性達が!
我々と目が合うと、にっこり笑ってくれました。
ああ、同志だ。
その後、ニャンまげの住みか(従業員出入り口)を突き止めようとする我々の不穏なオーラに気付いたか、ニャンまげが立ち止まり、ゆ・・・・・っくり振り返りました。
お姉さんたちは「ニャンまげ!!写真もう1枚!」「もう一回こっち向いて!」とニャンまげを引き止めて撮影大会。
ニャンまげは緩慢な動きでゆ・・・・・・っくりと応じてくれます。
しかし、近くで一眼レフをかまえていたお姉さんが、ぼそっそつぶやきました。
「多分、ニャンまげは内心、(帰りたいのに帰らせてくれない我々に)死ねって思ってるよね」
大爆笑。
泣くほど笑いました。
ニャンまげにはかわいそうだが、君に会うためにここまできた以上、きっちりと幸せを満喫させてくれ!
春雨:「ニャンまげーーー!こっちむいてぇぇぇ!」
ニャンまげ、ありがとう!!
ニャンまげに会うことができた。
飛びつけなくても、いい。
会えた。それだけでもう十分。
私の10年越しの夢がかなった!!
同行者に何度も何度もお礼を言うと、「(春雨が)見てて楽しそうなのは十分伝わったからもういいよ」と言ってくれました。大好きだ!ニャンまげの次の次くらいに!(←恩知らず)
そして日光江戸村、5時に閉園。
太鼓がどんつくどんつく叩かれ(はよ帰れの意)、門にさしかかると・・・・
ずらっと一列に、お侍さんが!
思わずびくっと身をこわばらせる我らに、「本日は、ありがとうございましたぁぁぁぁ!!」と声をそろえてご挨拶を。
ありがたいけどかなりびびる。
あ、どうも・・・と頭を下げていた我々の眼に、うつったものは・・・!
ニャンまげ!!!
ニャンまげ、お見送りの図。
ありがとうニャンまげ!!
ありがとう江戸村!!
そして世界中の子供達に、おめでとう!!(エヴァンゲリオン最終回)
こうして私の世界一幸福な日光旅行は幕を閉じました。
この先誰と行っても、何回行っても、「あの時も日光に来たなぁ」と思い出す「あの時」は、絶対に今回の旅だと確信があります。
一生忘れない。
本当に幸せな旅行でした。
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