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今日も生き恥さらします。 明日も生き恥さらします。 真の武士 ―オタク― になるために・・・。
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ただいま!!

そして聞いてください、京都がいかにチラリズムだったかを!!



いやー、混んでるだろうなとは思っておりました。
でもどこか油断していたことをここに告白いたします。
混んでるって言ったって、通勤ラッシュまっさかりの朝のJRほどじゃないだろうと。
山手線、中央線、埼京線・・・あれらの混雑に比べれば、3連休の帝都もたわいなかろうと。
思っていたその愚かさをここで懺悔したい。

なにあれ!?

全国から、私のような田舎者が、、冥途のみやげに一目秋の京都を・・・!なんて思ったがためにあの大惨事ですよ。
媚でも自嘲でもなんでもなく、純然たる感想として申し上げますが、あれ、地元の人、超迷惑じゃね??
車ひとつも出せやしない大騒ぎですよ。ハンパない混雑、混んでいるというよりも人が道の端から端までビッチリ、正気の沙汰じゃない。

・・・それでも行く価値のあった秋の京都!


しかし、京都のチラリズムぶりは私の涙を誘った!

まずは悔恨のチラリズム、行ってみよう!





★チラリズムその1 「大原」

京都入り初日、大原から始まりました。
正直、今回ものすごく楽しみにしていたのが寂光院。
言わずと知れた、健礼門院の終焉の地。
平家最後の生き残りの后。
一族が海に消え、自分も後を追ったのに源氏のやつらめ空気読まないから熊手なんかで引き上げくさりやがってくっそう、的な。
そんな女性が、我が子も失い、もはや一族の菩提を弔うしか生きる糧のない毎日を過ごした寂光院。
当時のままであるというその庭だけでも一目、と思ったのだが。
京都への道はすさまじい混雑で、大原にたどり着いたときには、お寺の閉山の30分前。
三千院か、寂光院か、どちらかしか選べませんでした。
正直、寂光院の方が心引かれる。
けれど、ここで三千院に行かないなんてもったいない!!
苦悩のすえ、三千院に。
近くまでは行けたのに、見ることがかなわなかった寂光院。
悔しい。ものすごく悔しい。
そうか、これはある意味チラリズムだ!
そんなことを思いつつ、三千院を堪能。



綺麗でした。

一生のうち、こんなに「美しいもの」を見られる機会なんて、そうそうない。



まるで、そこだけ明かりが灯ったように、夕日に照る紅葉の彩りは、目に焼きつきました。
写真ではとても切り取れない。
あの空気の中で、不意に見上げた空にある朱。ただ、美しい。
正直、途中にある三体の仏像、中央の仏様をじっと見つめていたら、涙が出てきました。
なぜか判らない。



そして日が暮れ、山の稜線が不思議な暗さをたたえる藍色にそまり、空気も冷え冷えとした大原で、ふと思うのです。
三千院ですら、こんなにも寂しい夜が訪れるのならば。
寂光院は、ましてや当時は、いかばかりか、と。
これよりも底冷えのする静寂、真っ暗闇、そこで、最後の生き残りの姫は何を思ったのだろうかと。
海に沈んだ我が子を、なでた指に絡まったであろう髪の毛の感触を、思い返しただろうかと。
しわの深くなった母の口元を、どこか寂しく、誇らしく思い返しただろうか、と。
そしてやはり後を追いたいと、狂わんばかりに胸をかきむしった夜は一度もなかったのだろうか、と。
それはもちろん、今の感覚と当時の感覚はチガウだろうけれど。
それでもこんなに寂しく肌に厳しい晩秋を、一人で経て、何も感じない人間がいるのだろうか。
感じなかったとしたら・・・・それは何故なのか。
仏への信心だけで、人はそんなにも明鏡止水のごとき心に至れるものか?

寂光院、いつか絶対に訪れたい場所です。
できれば、夕暮れ。
夕闇の迫るその直前。
この目で、肌で、空気を感じ取りたい。


★チラリズムその2 「清水寺」


混んでる、なんてもんじゃなかった!!
ムスカじゃないけれど、人々がゴミのようだったよ!!
清水寺の参道の坂、そこをみっちりと人垣!夜の9時に!!
「こちら清水寺です!夜間特別参拝、入場は9時半までです!まだの方はお急ぎください!」そんな放送が入る。無茶だ!この人員がそれまでに入場を済ませられるとはとうてい思えない!
人の事はいえないがクレイジーだ!!
正気の沙汰じゃない混みよう!!




なんか強そう!!!



世界遺産がライトセーバー背負ってるよ!!

清水の舞台が落っこちないのが不思議だった。
押し合いへし合い、人じゃなくて肉の塊の一斉おしくらまんじゅう。

せっかくのご開帳、ところがハンパのないこみように断念。
遠くから、足元だけ、その秘仏といわれた国宝の姿を拝見しました。


まじチラリズム!!


しかし、正気の沙汰じゃない、
いや、まじで。

こうして京都入り、一日目はチラリズム尽くしで終わりました。

全部見られそうで見られない。

京都はまさしく日本文化の最骨頂だ!!
そっちの意味でも!

世界的に珍しい漫画ミュージアムまであるしね!
そこで限定の「風と木の詩」のグッズとかいつか買ってやる!
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