「うまれて初めて、『発売日を指折りドキドキ待ちわびながら買った』」ゲームを、覚えていますか?
私はそれが「フェイバリットディア」でした。
これがまた、
伝説のクソゲー。
まずシステムがひどいんですよ。
ストーリーも、初期アンジェリークを若干丁寧にした程度。
しかし、この未熟な感じが、まさに絶妙、紙一重で○か×を分ける微妙すぎるゲームでした。
ちなみに私は「適度に手を抜いたストーリー展開」が、みごとに自らの脳内妄想を刺激、不思議な中毒性でハマってしまいました。でもぶっちゃけ人には勧められない。だって、クソゲーだもの。
しかし、これに出てくるとあるキャラが、私の心に深くつきささった杭のように、いつまで経ってもとれません。ある意味ちーたんをも凌駕する勢いです。なんだろうあのとつぜんのツンデレっぷり。
そのゲームの続編が出た時、私は狂気舞乱、発売前に少しでも情報を入手しようと雑誌を買いあさり、体験版を手に入れた・・・・・が・・・・
駄目だったシステムをさらに悪化させ、かろうじてあった長所をことごとく悪化、なんだか全部全力で駄目な方向に持って行っていたのを見て、購入を断念。
世論も私と大差なかったようで、「2」の次作は出ず、むしろ「1」の補強版みたいなソフトが販売されていました。まだ「1」のが、マシだった。
しかし、あれから10年以上が経ち、中古屋で安値(500円)でたたき売られているのを発見するに当たり、つい手を伸ばしてしまいました。
そしてこの数日、狂ったようにプレイしました・・・・が・・・
やっぱりすごいシステム駄目駄目だった・・・・!!
びっくりした・・・・!!
これなら「1」の方がまだ良かったよ!?
そしてあらゆる爆笑なイベントに「ヲイイイイイイ!!!」と突っ込みまくり、笑ったり脱力したりしながらふと気づく。
なんだかんだいって、楽しんでるよ私・・・・。
プレイヤーキャラ(天使)は、地上を混沌にみちびく堕天使と戦うため、人間の「勇者」に仕事を依頼し、やがて彼らと深い信頼を築く…という主旨。
前作では320ターンくらいでクリアなのに、今作はかるく450ターンは超える。
単調で不親切なシステムに付き合わされる苦痛ともいえるプレイ時間。
前作くらい制約があったほうが逆に面白かったんでは、と思いつつ。
(例:前作、プレイヤーが使える『力』は999がMAX、今作では少なくとも3999)
しかし、懐かしかった。圧倒的に。
現在3人のエンディング、恋愛、通常あわせて5種を見た。
とにかく、懐かしいゲームだ。
が、かなりのクソゲーだ!(いい笑顔)