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今日も生き恥さらします。 明日も生き恥さらします。 真の武士 ―オタク― になるために・・・。
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何年も、辛い思いをして働いていて、「ああ、良かったな」って思うことは正直少ない。

その少ないうちの一つ。

「昔、お世話になった上司の愚痴を聞いてあげられるようになった自分」。


誰かれ構わず愚痴を言う弱い上司もいる、甘ったれな奴もいる、でも、そうじゃない人に「一人前と認めてもらって」愚痴を言ってもらえるのって。

それを酒の肴に聞ける自分って。


ああ、けっこう長く社会人をやってて良かったなぁと思った。
ちょっとオトナになった気分だった。
辛くても頑張ってきて良かったなぁ、と思った。




そして久々に会ったそんな上司に「結婚するか、職掌転換して出世するか、どちらか選べ」と言われた。
出世するなら「出張、転勤の頻度が笑えるくらいなのでまず結婚、子育ては永久に無理」な職掌に転換、さもなくば1秒でも早く結婚しろ、と。


お前はミハエル(cv緑川光)か!!

真ん中を突っ切らせてくれ!!
気分はクリムゾン・エンパイア。

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メルアド変わりました、の連絡で、嫁ぎ先の姓を名乗られてると一瞬パニックになる。

ケーコ!?ケーコって、どこのケーコ!?




思いだした。そういえば、昔ここの日記でも書いたかもしれませんが、非常にうっとうしい友人K(っていうかケーコ)と、輪をかけてうっとうしいその彼氏が、めでたく結婚しました。女同士のケンカに口突っ込んでくる馬鹿男と、「○ちゃん、変わったよね・・・!」とか三文芝居的なセリフを真顔で言った女で構成される伝説のバカップル。
根は純粋でいい子たちなんです。
ただ、若干うっとうしくて空気読まなくて思いやりが足りないだけで。

プロポーズにもたもたしている彼氏に業を煮やした彼女に「私と結婚する気があるのか、あなたから(私の彼氏に)聞いて!」と言われた時は、この子、末期だ、と脱力したのですが、まあめでたい感じでまとまったならよし。

悪しざまに書いてますが、悪しざまに言っても許されるくらいあのバカップルに振りまわされた身としては、もっと言ってやりたい。

でも一番言いたいことは。


振りまわされた私が一番馬鹿だ、ということだ。

「どうせだったら、命日じゃなくて誕生日だけを覚えていてあげようね」と約束したのですが、
どうしても故人の命日は忘れ難く。
忘れたふりはできても、忘れてるって言わないだろそれ、な訳である。
自分が生きていること、すなわち、故人の生きていた証な訳なので、毎日精一杯、生きてます。




9日、人様の送別会にお邪魔してきました。
まさかの1時間遅刻。
人生でたぶんベスト3に入るくらいの遅刻ぶり・・・!
血が引きました・・・。

そこであった楽しいこと、しょっぱいこと、嬉しいこと、悲しいこと、ごちゃ混ぜな一日は楽しい程に短く、瞬間瞬間が忘れ難い。


そのうち、一番印象的だったものを一つ。

数年ぶりにお会いした方がいたので、空白のその年月、いかがお過ごしで?と聞いてみた。
すると、「(私と最後に会った時から)すぐに妊娠して、出産して、育児してた」との答え。
ちょこっと会わないうちに・・・!
ほんの少しの時間で、人間はかくも無限大の営みを見せる。超すげえ。
それに比べ、私は何一つ成しえないまま、無為に生きていた気がして、脱力するしかなかった。
「私なんて・・・・食べて寝て食って、でしたよ・・・」(食う率高)と言うと、その方は笑って「私だってそうだよ」と答えた。

別に、慰めてるのではなく。
もちろん、馬鹿にしてるんでもなく。
それはあたりまえなんだよ、と、誇るでもなく純然たる事実として、自然に言ってくれた。
その言葉を聴いた瞬間、そうだ、私、この人のことが大好きだった、と、改めて思い出した。
何年も会ってなかったけど、私、この人のこういうところが好きだった、昔から、と思い知った。

そのほか、そう言えば、サイト消えちゃったけど、引っ越したの?と声をかけてもらった。
サーバーの都合で抹消されたんですよう(;へ;)と言うと、どうすればまた見られる?と聞いて下さった方がいて。
そこでも思い出した。
そう、こうやって、昔からいつも、ちゃんと見守って下さってた、あの時もそうだった・・・と、昔を思い出してめっちゃ泣きそうになった。
そう、私、この方に何度もそうやって助けてもらったことがあった、本当に救われてた、と思いだした。
なんで忘れてたかな。

久しぶりに会った人たちは、どれだけ会っていなくても、魂の核みたいなものは変わりようもなく、たとえ立場や微妙な何かが変わってても「変わらない」。
良くも悪くも「変われない」。
だからこそ、そこが愛しいんだと改めて思った。



なんでこんなに大事な気持ちを忘れてたんだろう。

人づてで聞いた、誰かの優しい言葉とか。
遠くから見守っていた、その人の痛みとか。
この日会った人全員、私、昔、宝物みたいな人達だと思ってた。
この日、自分を除いて8名。
8名とも、「あの時ありがとうございました」って言いたい人たちだった。
ひとりひとり、「ありがとう」の内訳が違うくらい、一人も漏れずに感謝している人たちだった。

大事だったのに、大事だって、ちゃんと伝えきれないまま、怠惰に生きてきてしまった。

歳をとると、こういうことをおろそかにしてしまっていけない。
伝わるだろう、言っても仕方ないだろう、と、スルーすることが増えたら、魂が磨滅してる。
年輪の重ねではなく、魂の磨耗が「老い」だと思う。

私の魂は、確実に老いた。

昔はもっと、ちゃんと、感謝していた。

いい気になっていたのかな。
帰り道、反省しながら帰りました。

これは昨年の暮れに行った草津温泉の写真です。

なぜ今あえて出す。
ケータイのメモリがイッパイイッパイだからだ!(自問自答)



やる気ゼロ。
いまだかつてこんな気味の悪い雪だるまは見たことがない。



さすが日本有数の温泉名所。
いたるところからゴッポゴッポと湯がわきあがる。
地球は生きている。



そして観光とまったく関係なく猫を追ってさまようハンターと化す私。



猫にとって、

陽だまり>>>>>超えられない壁>>>>>>私

見向きもしてもらえなかった。




とにかく、これでもかと温泉。
またもやと温泉。
とどめをいつ刺すんだと言わんばかりに温泉。








草津の温泉街は、とても小さく、2~3時間もあれば十分すぎるほど回れる。
めぼしい観光地は見つくしたし、何もないなーと思って、ガイドブックに載っていた有名らしき公園に行ってみた。


着いてみると、公園というにはあまりにお粗末な、申し訳程度の遊具のある、どうでもいい感じの公園。

これって、ガイドブックに、地図に載せる必要あるの?

しかもショベルカーまで放置されてて、何これ??





・…と思って、公園の片隅にあった石碑を見て、まさかの号泣。

すごい。

私にはできない。

ここまで『無私』に生きることができる人間が、しかも女性がいるなんて。
今みたいに情報もなく、保証もないあの時代。
すべてを捨てて、何もかも捨てて、日本にやってきた一人の女性がいました。
彼女の功績をたたえ、その魂に救われた人々の涙が、この公園になりました。


頌徳公園。


正直、草津で一番、衝撃的でした。
詳しくはググってください。
そして「自分だったら出来るか?」ちょっと真剣に考えてみてください。

漫画『すごいよ!!マサルさん』作中、マサル父の、

「現実あっての夢だ!!
それが分からん奴はただのアホだー!!」

というセリフを、世界で一番リスペクトしている。

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