久々に会った友人に「早く結婚しなよ!早く!!」とめっちゃ急かされた。
この人はまた・・・うちの親でも最近は遠慮して言ってこない台詞をズケズケと・・・!(愛)
たしかにこの人は昔から「春雨の結婚式に出るのが楽しみ」とナゾ発言をしているのだが、理由はどうやら振袖を着たいから、らしい。こんにゃろう!!(笑)大体おまえ結婚してるんだから振袖はダメだろ!!
よぉし、そんなに言うならあと10年くらい待ってもらおうか。40くらいになってから挙式するから、アンタその振袖(ピンク)着てきなさいよ!!いい?絶対だからね!と、念を押しておきました。
色々と話をしていて、「最近、悩みとかある?」と聞かれ、スパッと「ない!!」と断言できた。
断言できたことに一番自分がびっくりした。
友人は、ええ、絶対うそだ、悩みくらいあるでしょ、と言うのだが、考えれば考えるほど『悩み』などないものだ。
友:「じゃあ仕事は?順調?」
私:「全然。オツボネすげえし。毎日が生き地獄だよ」
友:「それって悩みじゃないの?」
私:「だって、そのことで悩んでないもん」
友:「なんで???」
私:「悩んでもしかたないから」
というやりとりをしていて、自分でも気づいたんですが、そもそも「悩み」というのは、何かをどうにかしたい、という欲求があって思いあぐねる状態を、初めて『悩んでいる』と定義づけできるのではなかろうか。
もっと痩せたい、とか。
病気を治したい、とか。
彼氏・彼女との仲がうまくいかない、だから関係を修復、もしくは清算したい、とか。
お金がないからお金がほしい、とか。
現状に、満足しているわけではないし、もっとこうしたい、ああしたいという欲求は、私にももちろん、ある。
ならば実践すればいいだけで、どうしよう、どうしたらいいんだろう、という類のタネはないのである。
再三にわたって言うが、オツボネに関しては、もはや何をどうしよう、とか、どうしたい、なんて微塵も思っていない。
問題が、ないわけではない。
でもそれについて、悩んでいないだけのことだ。
友人いわく、「そういえば、春雨がへこんでるのって見たことない・・・想像つかない。いつも元気だもんね」。
考えてみれば、私も彼女が悩んで落ち込んでいる姿を見たことがない。
お互いに人間だ、落ち込んだり悲しんでいたり、しないはずがないのだが、互いにその姿を見せたことがない。
もしかして、私たちは友達じゃないのかもしれないね・・・
あらやだ、いい友達でなくてごめんなさいね・・・・・
という結論に達したが、達した瞬間、二人で爆笑してしまった。
そういうことじゃなくて。うまく言えないが。
分かってるからこその大爆笑だった。
「それよりも○ちゃんがテンション高いところ見たことないんだけど!!」「うそ!あの子はテンションの上下、超わかりやすいよ!!」「ええ見たことない、いつもローテンションじゃん!」「春雨のテンションからしてみたら皆テンション低いよ!!」
そんなことを言いつつ、夜のアンミラで「店員のあの制服、スカート短すぎてヒヤヒヤする」とオバさん臭いことを言いながら笑い転げていました。
あと、懲りもせずにまた苔玉を買った。
こんどこそ、枯れませんように・・・!
自室の壁際にひっそりと。
ピノッチアについてですが、何人かご存知だったみたいで、びっくりしました。
おお、よかった、思ったよりも同志がいっぱいた・・・!
攻略プチ情報を教えてくださったり、攻略サイトさんありますよ情報をいただいたり、数年ぶりに遅れてラブレターが届いたみたいな、ちょっとした幸せにひたりました。
あと、魂の弟がガンパレのSランクが見られたらしく、今日も世界に希望のタネがまかれた!と、大変に幸せ気分です。
タブロウ・ゲートの4巻が出た!!まってました!!
今日もいい日だった。
明日もきっといい日だ!!
ということで、「ピノッチアのみる夢」(byタカラ)について、ちょっとお時間を下さい。
これはPS用の古いゲームで、プレイするのも苦痛、システム最悪で救いようもないゲームで、エンディングはたっぷりあるものの、管理人が一度もGOOD・EDを見たことがない、というゲームです。
本当にプレイしてるとダルさがいっそ苦痛なほどなのですが、解釈のしようによっては、本当に厳かな感動をよびさます、侮れないゲームなので、マイナーとは知りつつもご紹介します。
国からその技術を評価された人形師だけが、魂を込めた「ピノッチア」という人形をつくることができる世界。
ピノッチアは人間の言葉を話し、人間のように動くことができます。
けれど人形なので、永遠にそのままの姿。
成長はしない、高価な高価なお人形。
主人公(プレイヤー)は、長年理想としていたピノッチアをつくるため、命を削って作業をするうちに、クリスマスイブに倒れてしまいました。
体力の限界を知り、神に祈りつつピノッチアの誕生を願ったとき、奇跡が起きました。
作りかけていた人形に命が吹き込まれ、一体の「ピノッチア」が生まれたのです。
ピノッチアは人形なので、人間と違って成長などしないはず。
けれど、人形師が育てていくうちに成長し、やがて個性豊かなピノッチアに育っていく・・・!
システムは、ピノッチアに家庭教師をつけたり、しつけたりするうちにパラメーター判定で男女6種いずれかのピノッチアに成長します。
とまどいつつもピノッチアを慈しむ人形師。
赤子のように、なんでも純粋に受け入れるピノッチアは、時には人形師の言うことを聞かなかったり、トラブルはたえない。
ある日、外で近所の人間の子供達に袋叩きにあっているピノッチアを見つけます。
慌てて駆け寄ると、ピノッチアは泥だらけの体でこう言います。
「わたし、怪我しても、血がでないのがおもしろいんだって。ねえ、これっておもしろいの?」
「・・・・・・!」
そんなピノッチアに、あなたならどう接しますか。
人形師は神様だ、とピノッチアは言う。
私に命を吹き込んでくれた、だから神様なんだ、と。
それゆえに、また人間の子供にからかわれ、馬鹿にされ、「うそつき!」といじめられるピノッチア。
人形師は、ピノッチアに「嘘をつくことは、いけないこと」と、きつく諭します。自分は決して、神などではない、と。
そんなピノッチアが大きくなり、あるとき、村のエイプリルフールのイベントで、「大きな声で嘘をつこう」というものに出席することになった。
けれど人形師に、けして嘘はつかないと約束したため、ピノッチアは、代わりに自分の夢を大きな声で言います、と宣言。
そして言うのです。
「私は、人間になる!!」
ピノッチアが人間になる、という、たかが人形の戯言に、会場中が大爆笑。
最高の嘘だと、皆が転げまわって笑います。
でもピノッチアは、不安げに人形師を振り返るのです。
「私、何か、おかしいこと言った?」
冬には雪にはしゃぐピノッチア。
微笑ましく見守る人形師が「寒いでしょう、はやくこちらにいらっしゃい」と声をかけると、ピノッチアはとまどったようにつぶやきます。
「そうか・・・・雪って、冷たいんだ?・・・・知らなかった・・・・」
どれほど人間に近づいても、人間と同じように愛情をそそいでも、しょせん人形は人形。
その現実に打ちのめされたある日、あの、運命の日―クリスマスイブ―が近づいてきました。
「あなたは去年のクリスマスイブに、生まれたのよ」
そう語る人形師に、ピノッチアは応えます。
「うん、知ってるよ。命さえも捧げて、懸命に祈っている声が聞こえたの。だから、自分はここにやってきたんだよ」
「・・・・そう、あの祈りが届いていたのね・・・・」
ここから先は、パラ等によって、エンディングが何種類にも分かれるのですが。
私が一番心に残っているのは、ほかでもない「BAD・ED」。
人形師に、ピノッチアは語りかけます。
「あなたが呼んでくれたから、望んでくれたから、私はここにいる。ねえ、だから約束して。この先も絶対に私をひとりぼっちにしないでね」
「ええ、約束ね・・・」
画面転じて、葬式のシーン。
「ねえママぁ」
あどけない子供が、しゃべります。
「ねえ、おばちゃまの人形、泣いてるよ」
「シーッ、静かになさい。いま、そのおばちゃまのお葬式の途中でしょ」
「でもママ、本当だよ、お人形が泣いてたんだよ」
画面切りかわり、イスの上にポツンと置かれている粗末な人形。
服も着せられず、丸裸でいるその人形は、たしかにピノッチアと同じ髪型をしているが、以前の姿のおもかげもなく、ただ窓辺のイスに置かれている。
ピノッチアの震える声が流れます。
「ひとりに、しないで・・・・」
The End。
このラストシーンについては、10年経ってもいまだに答えが出ない。
推理すると、2種に解釈できるのである。
1)ピノッチアと死ぬまで一緒に末永く暮らした人形師は老いて死に、ピノッチアが取り残された。
2)『成長するピノッチア』は、実は死ぬ間際に人形師が見た幸せな夢。人形師は最初のクリスマスイブの日に、本当は息絶えていた。
多分、2)だと思うんですよ。
話の流れやスチルから邪推すると。
1)だと何てこともないお話なんですが・・・・2)だとしたら、ものすごくやるせない。
いまだに心に引っかかって、取れないトゲのような存在のこの「ピノッチアのみる夢」。
意外と攻略が難しく、わたしは何度チャレンジしてもBAD・EDもしくはノーマルEDで、一度たりともハッピーエンドを見ていない。
しかしマイナーすぎてちゃんとした攻略サイトも存在しない。
システムはダルいし、本当にプレイしていると苦痛でしかない。
それでも忘れられない1作として、いまでも私の記憶にとどまっているソフトである。
ペーパードライバーなのに金ですよ!あらまぁ。
「嘘ではないけれど、真実ではない」
免許の「優良」の文字を見つめながら、世の中の真理を垣間見ました。
薄桜鬼駆け足でレポいきます。
ネタバレ全開なので、楽しみをとっておきたい方は避難してください!
「このゲームはCEROはCっていっても別に大したことないんだよ。だけど、ただ一人だけ・・・ただ一人の男のためにC指定だから」
そう、念を押されてプレイしてみたのですが・・・
わかったよ!!!
こいつだね!!
こいつが戦犯なんだね!?
ということで原田シナリオです。
原田の夢は、好いた女と平穏に暮らすことだと知った主人公は「私がそばに居たら、原田さんのささやかな夢をダメにする」と純度100%のお節介を発揮します。だめだ、この主人公と相容れない!(感想)
鬼の自分がいるから、風間たちは襲ってくる、足手まといの自分がいるから新選組はだめになる、この世の全てが私のせいだ、ポストが赤いのも私のせいだ、とでも言いだしかねない速度で自己嫌悪に陥っていく主人公。いるよね、思春期にこういう子。放っておくと、そのうち人間の原罪までも己のせいと言い出しかねない。
そんな主人公を避ける素ぶりをみせる原田。ほらやっぱり原田さんも私を疎んじてる・・・もうここにはいられない・・・!真剣に悩んでいたわりには決意が遅いが、ある日、主人公は尾崎魂全開で夜中に新選組をあとにします。多分目の前にバイクがあったら盗んでるね。幕末にバイクがなくてよかったね。もうここにいられない、帰らない、と夜中に脱走を試みるも、お約束で原田に見つかる。
私がいると皆が不幸になる・・・!私さえいなければ・・・!と駄々をこねる主人公。本当にその自信はどっから来るんだ。
そして、落ち着け!とばかりに、いきなり主人公に接吻をかます原田。
お前こそ落ち着け。
「泣いてる女を黙らせる方法は、これしか知らない・・・」とのことですが、あっさり脱走をあきらめて、残ることにする主人公。
お前の決意はそんなに軽いんか。あんだけウダウダしてたのは何だったんだ。時間の無駄じゃねえか。
今回の助演男優賞は、鬼の不知火さんに決定です。
もうホンマおまえくどいくらい絡んでくるけど、友達いないんか!?
と思っていたら、本当に友達いなかった(注:親友が死んだらしい。しかも言葉の端々から察するに、死んだ親友ってのはどうも高杉晋作らしい。不知火がどうこうというよりも、高杉に「お前友だちは選べよ」とつっこみたい)。最後までおいしいところ丸かじりでひっぱりました。
途中、大親友の永倉とともに戦うか、主人公をとるかという選択肢になるのだが、物語上、ヒロインを選ぶ原田にがっかりだ。あげく、永倉はすっかり原田と行動をともにできると信じて疑わず、浮かれて飲んで酔っ払ってぶっ倒れているのに、その一つ屋根の下では主人公と原田が CERO・C の限界に挑戦していました。
ひどいよ!!
お前らの血は何色だ!!
努力の甲斐あってか、エンディングでは男の子を授かっていました。
原田だけは羅刹になりませんでした。
待ってましたの斎藤シナリオ。
寡黙な斎藤の反則的かっこよさは他シナリオでも光っていました。
なので、羅刹となった彼が主人公の血を飲むときに、耳たぶを指定したのにはちょっとギョッとしました。おおおお。しかも血が止まっているのになおも執拗に口をつける斎藤に、ムッツリさんめ!!とコントローラーぶん投げる勢いで不意打ちに萌えました(そして5秒後に己の変態ぶりにテンション下がった・・・。こんなことではしゃいでどうする自分・・・)。
寡黙なので甘い台詞も甘いシーンも特筆するほどにはないのですが、斎藤というキャラだけで魅力十分でした。
でも全てのシナリオに共通なのは、羅刹と化したキャラに「自分の血をのませる/薬をのませる/我慢させる」という選択肢があり、我慢させるってアンタ、そもそも我慢できるんだったら何の問題もないだろ、なんだそりゃ、と心にしこりが残ります。まあ、もんどりうって倒れてもがいていた人を「突き放す」という選択肢を出したルビーパーティーほどではないが。(ネオアンジェリーク:ニクスシナリオ)
助演男優賞は、斎藤のためには風間すら裏切りかねないほどのナゾぶりを発揮した、本来は敵方である、鬼の天霧。どうも鬼勢力の主従関係がよくわからない・・・。何がしたいんだあの鬼トリオは・・・。
ここで気付いたのですが、てっきり永倉のシナリオがあると思っていたら・・・
ないんですね;
どうりで一度も新八の好感度があがらないと・・・。覚書に彼の名前がないと・・・。
そして土方シナリオ。
・・・・長い。長すぎる。
一番のメインなので仕方がないのですが、長い・・・。
そして長いシナリオのすえにおいしいところを風間がかさらっていったあの屈辱。
「お前に名を授けよう。薄桜鬼、と・・・」(by風間)
ということで、このゲームは土方さんの名を冠していたわけです。
というか風間、なんなんだお前・・・。
しかもその命名にさしたる興味も覚えないのか、後々みんな割りとスルー。
えー・・・・・もっとドラマティックに行こうよー・・・・
土方さんは、ビジュアルも声も生き様もあまりにもカッコよすぎ、完璧すぎる男はむしろ、過ぎたるは及ばざるが如しというか・・・。カッコよすぎるのも問題だと思った。
でもこのシナリオで一番萌えたのは大鳥だった、という時点で、私はひどく間違っていることは自覚しています。
そしていままで一番危惧をしていた、マッドサイエンティスト属性の父様と山南さんがついにこのシナリオでタッグを組んだ件。(多分これが唯一でしたよね・・・?あれ、違ったかな・・・?)
病気に病気の足し算はむしろ掛け算でした。
いつかこの二人が組むんじゃないかと思っていたが・・・ほら案の定!!
そして待ちに待った風間シナリオ。
あんだけ子供を産ませると、くどい程主張していた彼ですが、ぶっちゃけあれだけ一緒に行動しても、エンディングでやっとチューしたくらいです。ねえ大丈夫??それじゃ子供できないって知ってる??鬼の性教育事情にいささかの疑問が生じます。風間さん、おぼっちゃんの家柄らしいからなぁ・・・。それとも、鬼はチューで子供ができるのか。それならば、以前山南さんが千姫にチューしているのを見て超ブチ切れてた理由がわかりますが。(注:というか、鬼の姫に口移しで羅刹になる薬を飲ませていたことに切れた)。
風間さんは、主人公が貴重な女鬼だから(現在鬼の一族さんは、絶滅の危機に瀕しています。レッドブックに記載が必要とされる要保護生物です)、興味があってちょっかい出したが、むしろ主人公よりも新選組のやつらの方に興味がうつった、と、後に告白しています。これほどに女のプライドをズタズタにする激白を乙女ゲーで聞いたことがない。
最後の最後で「お前が気に入った」と言ってくれますが、その後はしばらく放置プレイの模様です。
でも、主人公のために船を手配してくれたり新選組の足跡をたどってくれたりと、いい人すぎる。こいう実は純でいい奴に限って、自己防衛本能からグレた素振りをみせるんだ。
しかし、一番感動したのはノーマルエンドでした。
やぶれた「誠」の旗を主人公がかき抱き、
浅黄色のダンダラを風にはためかせて並ぶ、新選組の隊員たちの後姿。
胸が熱くなるスチルでした。
薄桜鬼のプレイ感想を人に聞くと、賛否両論でわかれるんですが、なんだか分かった気がします。
うん・・・なんつうか、悪くはない、悪くはないんだけれど・・・ゲームとしては、まぁまぁできている方なんだけど・・・でもそれって(たとえば私だと)「エーデルブルーメ(同社作品)に比べたら」とかいうレベルだからなぁ。
いつも申しておりますが、ゲームはクソだと思う人にはクソ、良いと思う人には良い、という、個人の価値観主観で判断するものなので、断言は出来ません。評価は人それぞれだし。どの評価も間違ってはいないだろうし。
とにかくキャラのビジュアルは反則的にかっこいいし、乙女ゲーとしての甘さは期待しなければ、そこそこ行けると思います。
ただ、色んな人が「・・・びみょー・・・なところなんだよね、嫌いじゃないんだけどね・・・」といっていた意味がわかりました。
人様のご厚意でやらせていただいたのになんたる暴言・・・。(本当にすみません;)
私はそのうち地獄に落ちる気がする。
私は酔うと、どうも人にベタベタ触りまくるようで(しかも女の人ばかりを狙うので、「春雨は本当に女の子が好きだねぇ」と言われた)先輩たちに手をつないでもらってランランと帰路についたものの、今日は二日酔いでぐったりしていました。赤ワインはやっぱり体質にあわない。自重しよう。
さてはて、以下に「薄桜鬼」のレポいきます。
ネタバレ嫌いな人&薄桜鬼を魂の信仰にしている方は読まないで下さい!逃げて!
いつも口悪くてすみません。つっこみ体質だからどうしても・・・・こう・・・。
人様のご厚意でやらせていただいたこの薄桜鬼。
その方いわく「一番人気は原田」とのことでしたが・・・
やってみて納得。
ほへー・・・・こりゃあうっとりですがなー・・・
わかるわかる・・・・。
このゲームは新選組を題材にしたもので、主人公は行方不明になった父を探し、用心のため男装、京にのぼり、いきなり街角でグロい殺戮現場を目撃ドキュン★。
危ういところを新選組に助けられるも、見てはならないものを見た、という理由から彼らに拉致監禁されていくうちに愛がめばえるゲームである(乱暴すぎる説明)。
新選組には秘密があり、飲めば人並み以上の力と、ケガをまたたく間に治癒できる不思議な薬をつかった実験がなされており、そうした超人的な力を得たものを「羅刹」と呼んだ。しかし羅刹は血に酔うと、餓えた獣のように理性なく人を襲う危険な存在で、その現場を主人公が目撃してしまったので、拉致られました。
そしてよくよく話を聞いてみると、その怪しい薬を作ったの、俺の父ちゃんじゃん!ということになり、主人公は新選組に監視されつつも一緒に父ちゃんを探すのである。
ところで、主人公は生まれつき、異様に傷の治りが早いんだよね・・・という、いろいろとダダ漏れな伏線が張られるわけだが、実は彼女は鬼とよばれる人外の末裔であり、しかも純血に近い。鬼の存続のため、彼女に自分の子を産ませようと狙ってくる鬼の男―風間―に、たびたび狙われる。
どこの蒼の封印だYO・・・!(心のつっこみ)
ところでこの鬼、すこぶる美形なのである。
申し訳ないが、こちらとしては、是非、その方向で・・・・!と、鬼のもとへ走ろうと、色々に画策したのですが、そうは問屋がおろさず、主人公の暴挙のせいで土方がありえない死に方をした(BAD★END)。
深く反省したので、大人しく新選組の面々をおとすことにした。
最初は沖田。声優は森久保祥太郎。
絶対にちがう、って分かっているのに、脳内では「ちーたんだ・・・・!!」とドーパミンの分泌量が跳ね上がる。だって、森久保さんって、いつも『声』自体はそんなに変わらないじゃないですか・・・!でもこの沖田役では、いつもよりも柔らかい声音で演技をしているので、脳内で理想のちーたんの声にジャストミートなのである。(理想のちーたんの声ってなんだよ)
主人公のお約束として、「常に足手まとい」なものだが、このルートの主人公ほど足手まといな役どころもない。こいつのせいで沖田が羅刹に落ちるわけである。もう本当に要らないよこの主人公、と、ゲームの存在を根本から否定しかねないウザさですが、それでも恋に生きるんだから、女ってしたたかだ・・・。
どうも私の選択肢がことごとくハズレだったらしく、あまり沖田と心の交流のないまま物語が進んだため、沖田が何をしたいのか、主人公もどうしたいのか、ふたりそろって混迷の明日に乗り込む始末である。
ふつう、ところどころお互いに気持ちを確認する作業とか、あるでしょ!しかし沖田は主人公に(気を使わせまいとの配慮なのか)わざと突き放すような態度、ジャマだ迷惑だとくり返すのだが、ときどき本気でウザがってねぇ?という素振りも見せるので侮れない。心の中で「沖田、千鶴(主人公)嫌いでしょ?」と何度も尋ねた。
このルートの特筆すべきところは、沖田と千鶴、というよりも千鶴の双子の兄の存在である。
こいつこそ、心底何がしたかったのかわからない。
この兄の存在で、沖田は完全に添え物扱い、時々「で、何で沖田はここにいるんだ?」みたいになる。完全にアウェイである。アカデミー賞でいうなら、双子の兄、完全に助演男優賞である。主人公たちそっちのけで物語を支配している。
沖田は終始、主人公にやさしくしたいのか、冷たくしたいのか、離れたいのか離したくないのか、中途半端全開でしたがエンディングは見られました。スチルはほとんど埋まっていなかったので、これは完全に私の選択肢ミスだったと思う。ちゃんとストーリーをなぞっていれば、もうちょっと萌えたんだろうなぁ。心残りである。
そして最後まで消えない死亡グラフにどぎまぎしっぱなしだったのも、このルートでした。
次には藤堂平助。声優さんは吉野裕行。こ・・・こんなにダミ声の声優さんだったのか・・・;
平助のルートは可愛くて、嫌いじゃないわこういうの。今度は選択肢がうまくいったのか、平助がちゃんと「そばに居てくれ」と言ってくれたり、好意をストレートに示してくれるので、ふんふん、と納得しながら進めました。
そしてまたもや主役を食う勢いででしゃばる、アカデミー助演男優賞のものがいた。
その名も山南敬助・・・というか、私の心の中では暗黒リュミエールと呼称している(声優:飛田さん)。
基本的に悪役のマッドサイエンティストのようなメガネキャラで、あまりの暗黒ぶりに、実は彼の隠しルート(ジャンルはもちろんヤンデレ)があったら、どうしよう・・・!と本気で不安になるほど、キャラガ濃いのだがこのシナリオでは光っていた。
鬼の中でも格式が高い姫がおり、山南は風間をさしおいてこの姫にチューなんぞしちゃうものだから、風間はおかんむりである。主人公を狙っていたのをそっちのけでブチ切れ、平助も主人公もアウェイな空気での風間VS山南の攻防戦がはじまった。あげくに暗黒リュミエールは「羅刹の国を作る・・・!」とパラノイア丸出しな宣言をし、鬼の姫を拉致監禁、ドラマティックな展開で、平助も主人公も完全に添え物あつかいである。
あのー・・・すみません、帰っていいっすか?
そんな空気でしたが、無事エンディングに到達。
やはり個人的には、鬼の嫁になりたい。
いいなー、あっち、いいなー・・・などと心の中では余所見をしつつプレイしていましたが、原田左之助(声優:遊佐浩二)のシナリオでは、おっと!こっちもいいぜ!!余所見運転はあぶねえなっ!と、意識が新選組に戻ってきました。
まだまだ攻略途中なので、どうかこのままいい感じのテンションでエンディングに行かせて・・・!と、祈っている。
そして常に斎藤一(声優:鳥海さん)が気になって仕方がない。
だってどこを切り取っても好みだ。
あれはずるいと思う。
そして土方役の三木さん、最高の輝きぶりだ。
どこかお上品な役どころしか見てこなかったけれど、この土臭い演技の三木さんは、珍しくてとてもよい。
今日は満員電車のなかで、嶽本のばらの「デウスの棄て児」を読んでいたら、血なまぐさくてちょっと気分が悪くなりました。
しょせん、内容は薄っぺらいなぁ、と思いつつ、馬鹿にできないのはなぜだろう。
信仰って、結局はそうなんだろうなぁ。と思った。
神を信じるか云々じゃなくて、自分に恥じないか、どうか。
神に復讐するために生きた酷薄な美少年「天草四郎」が、最後に神に勝利したのは「愛」という。
きっと、人間ってこうなんだろうなぁ、と納得がいった本だった。
ちょっと本屋をのぞかないでいたうちに、「聖おにいさん」の3巻は(とっくに)出てるわ、レディ・ガンナーの最新刊は出てるわ、アラロスの小説版も最新刊が出てるわで、大慌てで購入。
そして、小林よしのりの「ゴーマニズム宣言/天皇論」を買った。
ちょと感激した。
知らなかったことが世の中には多すぎる。
英語の先生と篤姫について熱くトークして一日が終わった。
こういう日も悪くない。
「薄桜鬼」ですが・・・
どうにかして鬼の嫁になれないものか、攻略知識ゼロで頑張っています。
アクラムについていきたがった神子たちの気持ちがよくわかる!