ウェブ拍手でお客さまに「ドラリオンデビューおめでとうございます!」と書かれていて、まだブログに書いていないのに何故知っている・・・!と本気で戦慄しました。
謎は解けたんですが。びっくりしたー;
日曜日は関東地方、近年まれに見る積雪でした。
おりしもその日は、拙が企画して友人らと遊ぶ予定だったのですが、身重の友人も含まれていたため、慣れていない妊婦を雪の中練り歩かせるわけにはいかず、また本人からもやんわりと「こんな雪でも行くの?」と聞かれたので、関係者一同に「すみません、雪をなめていました」という謝罪文からはじまる中止メールを送信し、もうよりによってなぜピンポイントに!年に一回しかない私主催の集まりだというのに!拙はオタクの神以外には嫌われているよ!とすねていた矢先。
捨てる神あれば拾う神あり。
まさにオタクの神が微笑みかけた・・・!
友人から電話にて、ドラリオンのお誘いを受けました。
ましてや、その回はハロプロ所属団体のアイドルグループのコンサートもついているので、多分その筋の人たちで会場は埋めつくされているよ、という友人の言葉に、遠慮とか逡巡とか瑣末なことは粉雪のごとく消し飛びました。
行からいでか!!
友人とそのご家族、ご親戚と同席させていただきつつ、会場にはせ参じました。
ついた瞬間、何かの勝負は始まっていた。
明らかに何かが違う殿方が、雪の降る中徒党を組んでいる。
「タッチ会」と冠された謎のプラカード。
入り口には一列に並ぶ、やたらキラキラした可愛い美少女の群れ。
ドラリオン公式サポーターのアイドルグループ「Berryz工房」さんたちです。
生涯こんなに可愛い少女らに触れることも二度とあるまい、どれご利益にあやかろうかのう、という内心の思いとは裏腹に、はにかむような感じで少女らとハイタッチをかましてきました。
席に着くと、明らかにその筋の殿方たちが会場の八割を占拠し、「ももこぉぉ!!」(仮)などと、アイドルの名を腹の底から絶叫。
中には、アイドルのタペストリーを背負うものあり。
タペストリー=壁に飾るもの、という我々の概念を吹き飛ばし、彼らはそれを背負って立っていた・・・
アイドルのコスプレをして。(注:スカートはいていたが明らかに男)
友人がここで解説。
「今日はBerryz工房っていうグループがコンサートやるけど、来週以降のコンサートはモーニング娘。なんだよ」
それってつまり、コミケの3日目に男性向け創作がもって来られてるのと同じ原理なんだね・・・
興奮した客が何かをやらかし、途中で中止になっても痛手が少ない日程に回されているのである。
正直、私は今日までBerryz工房という存在を知らなかった。
それでもこれだけの猛者が、命がけで集っているのである。
モー娘。が来た日には、推して知るべし、である。
さて、ドラリオン。
その素晴らしさとエンターテイメント性の高さ、これは友人のブログを読めば眼前に浮かぶように素晴らしい解説がなされているので、そちらを読んでください。
いや、本当にもう素直に感動した。すごかった。
天上から垂れ下がる布だけを持ち、華麗に宙を舞う空中バレエには、息を詰めて見入ったほどです。
しかし私が伝えるのはむしろここから。
ドラリオンのあと、
あの美少女達がかの名曲「UFO」の時のピンクレディと同じ衣装でステージに現れた。
その瞬間である。
うをおおおおおおおおおおおおおお!!!!
眠っていた野生が目を覚ましたのか、男たちは吠えた!!
どこに隠し持っていたのか、ペンライトやちょうちんやら、光を放つものが暗闇を駆逐する!
あまりの異世界ぶりに、ここで多くの客がリタイヤしていったが、私も友人もむしろここからが!と握りこぶしを固めながらその場に踏みとどまった。
申し訳ないのは、保護者役にならざるを得なかった彼女のお父上である。
あまりの異界ぶりに、紳士な笑みを浮かべるしかなすすべの無いそのお姿をみて、その昔、友人に「もっとお父さんを大切にしなよ」と説教されたとき「私のお父さんがあんたのお父さんだったら私も大事にしてたよ」と返した日を思い出す。お父上、本当に紳士の中の紳士、父親の中の父親。男の鑑でした。(最後まで付き添いで、いてくださった)。
掛け声の種類、アイドルの名を呼ぶ順番、振り、全て男たちは知り尽くしていた。
やばい!!ま・・・・混ざりたい!!
しかし我らは彼らの不文律を知りえることはできず、曲にあわせて歌って踊って叫ぶ彼らを羨望のまなざしで見るしかできなかった。
2曲歌い終わり、アイドルたちは「今度の曲は3月12日発売!今回が初お披露目です!」と言ったので、よし、これならいくらファンとはいえ振りも掛け声もまだわかっておらず、我々もついていけるだろう・・・と思いきや甘かった。男たちは決められた掛け声などで彼女らを応援していたのではない。魂からほとばしる何かを叫んでいたらたまたまファンが一体化していただけだった、ということを証明して見せた。
惨敗である。
あれを一体化といわずして、何を一体化と呼ぶのだ。
ユートピアはこんなところにあった!
そしてその曲にあわせて、すぐ目の前に立っていた殿方が、クルクルっと華麗にターンをして見せた瞬間、友人が叫んだ!
「あっ!あれ、有名なアキバ踊りだよ!!」
あれがか!;
瞬間に、察した。
彼らは得体の知れないアイドル親衛隊なんかではない。
同胞だ・・・!!
興奮冷めやらぬ会場、問答無用の一体感、揺れるテント、響く空気。
正直、シルク・ドゥ・ソレイユの人たちに失礼なんじゃないかというくらい、本編のドラリオンよりもコンサートの方が客のテンション段違いであったが、何かもう、誰も微塵も悪くないところがすごいと思った。
うまく言い表せないのですが、本当に人生規模で楽しかった・・・。
こんなに平和な文化を有する国は、世界広しといえどここだけじゃなかろうか。
あんなにひたすら楽しくて笑えるのって、なかなかないです。
泣くほど笑った。楽しくて。
ともあれ、この友人といると、人生楽しいことしか起こらない。
家に帰って、母に「どうだった!?普通のサーカスみたいにライオンとか出たの?」とわくわく聞かれた時、何と説明していいものやら言葉に詰まったりしました。
謎は解けたんですが。びっくりしたー;
日曜日は関東地方、近年まれに見る積雪でした。
おりしもその日は、拙が企画して友人らと遊ぶ予定だったのですが、身重の友人も含まれていたため、慣れていない妊婦を雪の中練り歩かせるわけにはいかず、また本人からもやんわりと「こんな雪でも行くの?」と聞かれたので、関係者一同に「すみません、雪をなめていました」という謝罪文からはじまる中止メールを送信し、もうよりによってなぜピンポイントに!年に一回しかない私主催の集まりだというのに!拙はオタクの神以外には嫌われているよ!とすねていた矢先。
捨てる神あれば拾う神あり。
まさにオタクの神が微笑みかけた・・・!
友人から電話にて、ドラリオンのお誘いを受けました。
ましてや、その回はハロプロ所属団体のアイドルグループのコンサートもついているので、多分その筋の人たちで会場は埋めつくされているよ、という友人の言葉に、遠慮とか逡巡とか瑣末なことは粉雪のごとく消し飛びました。
行からいでか!!
友人とそのご家族、ご親戚と同席させていただきつつ、会場にはせ参じました。
ついた瞬間、何かの勝負は始まっていた。
明らかに何かが違う殿方が、雪の降る中徒党を組んでいる。
「タッチ会」と冠された謎のプラカード。
入り口には一列に並ぶ、やたらキラキラした可愛い美少女の群れ。
ドラリオン公式サポーターのアイドルグループ「Berryz工房」さんたちです。
生涯こんなに可愛い少女らに触れることも二度とあるまい、どれご利益にあやかろうかのう、という内心の思いとは裏腹に、はにかむような感じで少女らとハイタッチをかましてきました。
席に着くと、明らかにその筋の殿方たちが会場の八割を占拠し、「ももこぉぉ!!」(仮)などと、アイドルの名を腹の底から絶叫。
中には、アイドルのタペストリーを背負うものあり。
タペストリー=壁に飾るもの、という我々の概念を吹き飛ばし、彼らはそれを背負って立っていた・・・
アイドルのコスプレをして。(注:スカートはいていたが明らかに男)
友人がここで解説。
「今日はBerryz工房っていうグループがコンサートやるけど、来週以降のコンサートはモーニング娘。なんだよ」
それってつまり、コミケの3日目に男性向け創作がもって来られてるのと同じ原理なんだね・・・
興奮した客が何かをやらかし、途中で中止になっても痛手が少ない日程に回されているのである。
正直、私は今日までBerryz工房という存在を知らなかった。
それでもこれだけの猛者が、命がけで集っているのである。
モー娘。が来た日には、推して知るべし、である。
さて、ドラリオン。
その素晴らしさとエンターテイメント性の高さ、これは友人のブログを読めば眼前に浮かぶように素晴らしい解説がなされているので、そちらを読んでください。
いや、本当にもう素直に感動した。すごかった。
天上から垂れ下がる布だけを持ち、華麗に宙を舞う空中バレエには、息を詰めて見入ったほどです。
しかし私が伝えるのはむしろここから。
ドラリオンのあと、
あの美少女達がかの名曲「UFO」の時のピンクレディと同じ衣装でステージに現れた。
その瞬間である。
うをおおおおおおおおおおおおおお!!!!
眠っていた野生が目を覚ましたのか、男たちは吠えた!!
どこに隠し持っていたのか、ペンライトやちょうちんやら、光を放つものが暗闇を駆逐する!
あまりの異世界ぶりに、ここで多くの客がリタイヤしていったが、私も友人もむしろここからが!と握りこぶしを固めながらその場に踏みとどまった。
申し訳ないのは、保護者役にならざるを得なかった彼女のお父上である。
あまりの異界ぶりに、紳士な笑みを浮かべるしかなすすべの無いそのお姿をみて、その昔、友人に「もっとお父さんを大切にしなよ」と説教されたとき「私のお父さんがあんたのお父さんだったら私も大事にしてたよ」と返した日を思い出す。お父上、本当に紳士の中の紳士、父親の中の父親。男の鑑でした。(最後まで付き添いで、いてくださった)。
掛け声の種類、アイドルの名を呼ぶ順番、振り、全て男たちは知り尽くしていた。
やばい!!ま・・・・混ざりたい!!
しかし我らは彼らの不文律を知りえることはできず、曲にあわせて歌って踊って叫ぶ彼らを羨望のまなざしで見るしかできなかった。
2曲歌い終わり、アイドルたちは「今度の曲は3月12日発売!今回が初お披露目です!」と言ったので、よし、これならいくらファンとはいえ振りも掛け声もまだわかっておらず、我々もついていけるだろう・・・と思いきや甘かった。男たちは決められた掛け声などで彼女らを応援していたのではない。魂からほとばしる何かを叫んでいたらたまたまファンが一体化していただけだった、ということを証明して見せた。
惨敗である。
あれを一体化といわずして、何を一体化と呼ぶのだ。
ユートピアはこんなところにあった!
そしてその曲にあわせて、すぐ目の前に立っていた殿方が、クルクルっと華麗にターンをして見せた瞬間、友人が叫んだ!
「あっ!あれ、有名なアキバ踊りだよ!!」
あれがか!;
瞬間に、察した。
彼らは得体の知れないアイドル親衛隊なんかではない。
同胞だ・・・!!
興奮冷めやらぬ会場、問答無用の一体感、揺れるテント、響く空気。
正直、シルク・ドゥ・ソレイユの人たちに失礼なんじゃないかというくらい、本編のドラリオンよりもコンサートの方が客のテンション段違いであったが、何かもう、誰も微塵も悪くないところがすごいと思った。
うまく言い表せないのですが、本当に人生規模で楽しかった・・・。
こんなに平和な文化を有する国は、世界広しといえどここだけじゃなかろうか。
あんなにひたすら楽しくて笑えるのって、なかなかないです。
泣くほど笑った。楽しくて。
ともあれ、この友人といると、人生楽しいことしか起こらない。
家に帰って、母に「どうだった!?普通のサーカスみたいにライオンとか出たの?」とわくわく聞かれた時、何と説明していいものやら言葉に詰まったりしました。
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