皆さま、本当にありがとうございます。
常務は3回も手術をなさっているので、やはりここは体力をつけるべきだろうと、ご助言で一番多かった「バナナ」を強くプッシュしてみました(笑)ガンうんぬんじゃなくて、体そのものに根本から元気になるために。
春雨:「やはり体力をつけるには、消化がよくてエネルギーになる栄養価満点のバナナですよ!」
常務:「なに、バナナか」
春雨:「毎朝バナナを召しあがって、ゆっくりお散歩なさって、たくさん笑って、ゆっくりお風呂に入る、これです」
常務:「そうか。やってみよう」
常務は摘出手術のあと、人口肛門といって、私たちのおへそあたりに「そういうもの」をつけて、消化したご飯を捨てている生活なので、消化にいい栄養価の高い食べ物は効果的だと思うんですよ。
たくさんのご助言、本当に本当にありがとうございます。
全部試してみます。
しょうがの取りすぎもかえって良くないような気がしてたので、それとなく別の方法を進言してみようと思います。
さすがに毎日丸々1個分はね・・・刺激の強い食べ物だからちょっと過剰に摂るのはどうかと思うし。
ところで、今日、大切な人の結婚式でした。
もちろん大切な人のお式しか呼ばれないし、行かないけれど。
私は宝物をたくさん持っています。
どれ一つだって取り上げられたら「私」じゃなくなります。
全部の宝物が「私」を作り上げてきました。
それでも、正直に言うと。
誰にも、触られたくない宝物も、あります。
基本的に他に見せびらかしたい性質なんですが、そんな私でも、他人に絶対に触られたくない宝物が、あります。
本人にすら。
今日は、そんな、触らせたくない、見せたくない宝物―人―の、お式でした。
私にとって彼女は、いつだって、私の心をそっとあっためる灯火みたいな存在でした。
いてくれるだけで、私は、心がありがとうでいっぱいになる。
私に手紙を書いてくれたあの文字で、彼女は今日、結婚誓約書にサインしていました。
この前、部屋のお掃除してたら、あの子が書いてくれた手紙が出てきて、大切にしまいなおしたよ。
彼女に関しては、人生規模で一生忘れないことがあって。
本人にも、一生これは伝えないけれど。
それが、どれだけ私にふんばる力をくれたことか。
そんなアンチクショウが、「新婦のお色直しのエスコート」に、私を指名しやがったんですよ!
あんたどうせ気を使ってもののついでに頼んだんでしょうけど!!
私がどれだけ嬉しかったかわかるか!?
ああいうのって、普通、新婦のお母さんとか、親族がやるくらい大切なことなんだよ。
なに物のついでに指名してくれちゃってんだよ!!
今までたくさんの大切な人を祝福してきたけれど。
もちろんすべて大切で大事でどれ一つ欠かせないけれど。
今日のお式は、私の中で新しい宝物になりました。
あいつが幸せになること見届けなきゃ、絶対に私は死んでも死にきれないって思ってた。
本当だよ。
同じことで悩んで、同じことで、多分、泣いた。
私に、純粋な気持ちを教えてくれた子。
あなたがいてくれなかったら、私は私じゃなかったくらい、感謝してるよ。
あなたとの思い出は、誰にも触らせたくないくらい、私にとって大切すぎる思い出です。
辛い時、いつもあの時の素朴な言葉を思い出す。
賢しらぐちをたたく私を、まっすぐに見返してきた子。
あの子の目に、いつまでも変わらない「私」で映るためなら、血反吐を吐いたって努力する。
がんばる元気を、人をそのまま信じる勇気を、くれた子。
神様、彼女をありがとう。
そしてこれからも、彼女があの一番大切な心を持ったまま、幸せをゆっくりたくさん増やしていきますように。
彼女を愛してきた大勢の人を代表して。