社会人一年目の時。
真っ先にした仕事が「損害保険」の仕事でした。
その時にほんっとーーーーにお世話になった取引先のお兄さん(2人の子持ち)の誕生日を、毎年必ずお祝いしていたのですが・・・・ことしはスコンと忘れてしまった。
まるっと1週間がたち、夜中に思い出し、あわててメールした。
しばらくして返信が来た。
社会人になってから、仕事がらみで知り合いになった人=利害関係のみで、会社を辞めたら二度と関わらない程度の付き合い みたいな気持ちだったのですが。
お互い、本当にまったくかかわりがなくなった今でも、なんというか、そういうことじゃなくて、人としての関係が築けたことが、嬉しい。
そして、約2年くらい、絶縁状態だったひとと、今日、仲直りをした。
大人になってから仲直りとか、ありえないシチュエーション。
しかし、頭を下げられ、「今までの失態はなかったことにしてください!本当にすみませんでした!」と言われ、右手を差し出された。
とにかくコイツが嫌いだった。
傷つけられて、二度とコイツと口をききたくないと泣きながら誓ったこともあった。
けれど、こうして、ずっと相手の心のどこかに引っかかってるのも可哀相だったし、その重さを知っているから、黙ってこちらも右手を差し出した。
握手したとたん、相手が「あーーーこれで、心のつかえが取れた!!もう、今日はとにかく楽しい一日だ!!」と言っていた。
うまくいえないが、誰かの心に引っかかったままでいるのは、何となく嫌だったから、これでいいと思った。
まだダイキライだけど。
貴重な体験だったかもしれない。
正直、好きな人となら仲直りがしたいが、嫌いな奴とは喧嘩したら一生そのままでもいいと、思っていた。
でも、そうすると、相手の心にずっとわだかまりが残るんだなと。
それは嫌だなと。
うまくいえないけれど。
相手を嫌う私の心情と、先に傷つけられたからって、相手を傷つけていい理由にはならないなと。それは別だと。
傷ついたのは、つきつめれば私側の問題で、相手にそれを告げるのはエゴだったな、と。
今日は随分貴重な体験をした一日だった。
記録記録。