父方の田舎への帰省を終えて、帰ってきました。
痴呆が始まったおばあちゃんに「お前が今度うちに来る嫁か!」と勘違いされ、いろいろと迫害されました。
バーチャルな嫁いびりを、独身のうちに体験できるとは、まことに得難い夏でした。
ひどすぎる。
親戚の家に顔を出すたびに「ヨメじゃ」と不機嫌に紹介されるので「違います、ハルオ(仮・父の名)の娘です・・・」と訂正して回るはめに。
ドロボウ猫と紹介されなかったことに感謝すればいいの?
春雨家のお墓は、一人一個支給という無駄きわまりない作りなので、全部のお墓参りをしようとしたらとんだトライアルレースでした。
くわえて、親せき回りの間も、私一人が家系図を理解していないので「え?今の人は結局だれ?」と質問攻めにし、辟易したらしき伯父に「あとで図に書いて説明しちゃる」とぶっきらぼうに突き放されました。
事前におしえてくれ。インサイダー取引要請。
むかし、酪農をやっていたころの名残。
幼少のころ、ここにずらりと並ぶ牛の群れにおびえ、糞をかけられては泣きまどった覚えが。
私の「牛乳嫌い」はここから派生します。
いまはもう、廃墟。
父がぽつりと、「わしの学費を稼いでくれていたところじゃ」とつぶやいていました。
・・・で、このトラクターで365日、その酪農農場に犬を連れていっていたため、犬はトラックの助手席からはなれなくなり、もう二度と行くことはないのにこの助手席から下りようとしません。
家に入れても庭につないでも吠えて暴れて嫌がるので、ここが彼女の家になりました。
それからも分かるように、ものすごいガンコでガンコの塊の犬なので、私のような「知らない人」が近寄ると吠えてファイティングポーズを取ります。
超かわいくねー。
たまにこの実家に帰省する私の従姉も、いまだに覚えてもらえず吠えられるそうです。
っていうか田舎の神社ってときどきひどい扱いうけてるよね。
注連縄がぼろぼろで、首の皮一枚・・・ならぬ、ヒモ一本でつながってます。
直そうよ。
広島のお盆では、こういう「紙灯篭」をお墓のわきに差します。
コンビニにもガンガン置いてあり、カルチャーショック。
お墓のわきにキラキラと輝くこれらにびびり、「何これ!?」と父に質問したところ「え?これって広島だけなのか?新潟にもあるだろ?」と。いや、知らないけど…少なくとも私は生れて初めて見た。
父いわく、「新潟のローソクの方がびっくりした」。
たしかに新潟のローソクは時々常識をうたがいたくなるほどデッカイのがある。
凶器に見える。
(下手すると大人ひとり分に匹敵する巨大ローソクとかある。盆というかお祭り用だけど)
そして・・・約15年ぶりに再会した従兄が、立派なアイドルオタクになっていました。血は争えねーーー!!
テレビで秋葉ダンスをするオタクの群れを見ながらぽつり。
「わしのほうが(ダンスの)切れがええ」
とんだ発言に腰を抜かし、「え?まじで?兄ちゃんそっち系なの??」と質問攻めにしました。
AKBやモー娘。ではないらしい・・・何のおっかけなのかは明かしてくれないので、「『べりーこーぼー』(棒読み)とか?」と尋ねたところ、「『ベリーズ工房』じゃけえね」と優しく訂正してくれたあと、でもそれも違う、とのこと。
結局なんだかわからないままである。
「やだーーー!!!親戚からヌルオタが出るのなんてやだーー!」
「ヌルオタ言われた!なんでじゃ!春雨もコスプレしよるって叔父さん(私の父)が言うとったで」
親父ーーー!!(怒)
「だけん、『わしの従妹どんだけじゃ!』って思ってた」
「してないしてない!!(学生のころしか!)」
「2次元には興味ないけぇ」
「どうせアイドル路線だったらアイマスとかで『トカチ』に転んでよーー!」
「なんでじゃ!!」
そのあと「2次元と3次元萌えの格差」について、夜中の1時くらいまで酒片手に語り合いました。
15年ぶりの従兄との会話がこれって・・・。
誰も我らの話についてこれず、伯母がこまったように首をかしげていました。
毛利の城跡とか見てくれば?と広島観光をすすめてくれながらも。「でも毛利っつっても緑の恰好で丸い輪っかは持ってないからな」と釘を刺されました。
分かっとるわーーー!(怒)
最後の方はケンカっぽくなりましたが、さすがに向こうは8つも年上なので手加減してくれました。
こどものころは年が離れすぎてぜんぜん遊んでくれなかったのに、大人になってまさかこんなに盛り上がれるとは。
オタクって万国共通の文化ですね(間違ってる)。
次は宮島編。
「微妙なゲームってもしかして△◆ですか?」と多数お問い合わせが来ましたが
みなさん正解。
一人も間違ってなかった。
どんだけぇぇぇぇぇぇ!!
そう・・・あの手、凄かったですよね・・・なんつうかミッキーマウスかお前、みたいな。
個人的には石田彰の無駄づかいにもほどがあると思った。
なん・・・・ですか・・・・真夏にあの格好・・・。
今夜は花の金曜日だろうが問答無用で帰宅、サマーウォーズを観るために・・・!
なんというか、ガンパレのSランクを観た気持ちを思い出しました。
いっけええええ!!!!!!!みたいな。
今週はずっとパンシロンをひたすら摂取する生き物と化していましたが(ストレス性胃炎で、脂汗が出るほど胃が痛かった・・・)なんとか生きてます、死ねません、なぜならオタクだから。
明日は集団で無意味に山に登ってきます!
ってか先々週も登ったんだけど!
山に登ると、いろいろな取りとめもないことを考えます。
「自分」にあれほど集中できる時間ってそうそうない。
でもまあ、無意味に決起集会ばりに人数が集まったので、私もまさか十人以上で山を登るはめになるとは。なんだみんな。どんだけ山に登るんだこのクソ暑い中。
むしろ山登りというよりも山占拠、みたいな。
よっしゃあ、野郎ども、行くぜーーーー!!
ということで、明日みょうにテンションの高い十数人のいい大人が、山道を登っていたら、私たちかもしれません。
結果・・・
微妙・・・・
「人に勧めるには微妙すぎる」と誰もが言っていた意味が良くわかりましたですよ・・・。
これは微妙だ・・・。
微妙すぎるという点では他の追随を許さない・・・
これよりも面白いゲームは腐るほどある、その中であえてこれを人に勧める気にはなれん・・・
しかしかといって駄作ではない・・・
でも良作ではない・・・
嫌いじゃないけど好きじゃないけど嫌いじゃない・・・
嗚呼・・・
じゃあ、つまらないのかというとそれも微妙
つまらないと言うよりもすべてが微妙・・・
ここまで微妙なのも珍しいくらい微妙・・・
しかし当時それほど乙女ゲーが普及していなかった(約10年前?)当時、これをプレイして思い出深いという方も少なくはないらしい。
ちなみにネットサーフィンしていたら、このゲームをやって泣いた!という人がいたので、もう絶対にこのゲームの実名は出せないな、と思った。
どのくらいの威力の妄想でカバーしたんだそれ。
感受性高いにもほどがある!
何万枚フィルターかけたら泣ける話に見えるんだ?
そのフィルター欲しいよ!!
分かる人には分かる、この最も微妙な乙女ゲー
特徴
★声優陣が無駄に豪華。
超大御所から、当時は売れていなかった新人を起用、いまでは世のアニメ・ゲームの6割はこの人たちだけでカバーできる。
★キャラデザすげえ
何がすごいって一人も美形がいないんだ。
美形っていうか・・・なんかもうひどいパーツとひどいパーツを福笑い的に総合した産物。
★シナリオがわりと良い
設定等、いまでは使い古された感があるも、当時は斬新だったろう。
★主人公の年齢が設定できる
無駄に芸が細かい。シナリオには影響がないのだが、脳内で補完するとかなりいい感じになる。
★背景が綺麗
いや、当時でこの映像は綺麗だ。ちゃちすぎる効果は爆笑だが、湖の美しさはいまでも定評がある。
★某有名人がOP/ED担当
この人すごい有名らしいです・・・っていっても私は知らなかったが。
★乙女ゲーなのにBLなスチルばっか
ヒロインよりも男に対してスキンシップの激しい男たちに、情熱の行き場がない。
美形ではないので当然萌えない。
★無駄に裏ルートがある
攻略本なしにこの裏ルート見つけた人は凄すぎる。しかも裏ルートの入り方が
ヒロイン、幼なじみを振る→失恋した幼なじみ、絶望のあまり異世界へ→BL天国
何がしたかったんだ。
ええと、とりあえず半日もあればフルコンプできるんですが、達成感は微塵もないです。
大人しくテニスの王子様カードハンターの続きでもやってれば良かった・・・。
でもずっと気になってたので、しかも100円だったから運が良かったです。
「なまじなBLよりよほどBL」の意味が激痛なくらい分かりました。
微塵も嬉しくねええええええええええ。